バンコクでチャイニーズニューイヤー(中華正月)を楽しもう!【2025年は1月29日!】

タイ旅行【観光地・街歩き】

 

こんにちは。

タイが好きで子連れでバンコクに移住したなぽり(@naho.thailand)です。

 

日本人にとってお正月といえば1月1日ですが、タイでは年に3回のお正月があります

大事にされている(盛大ににお祝いする)順番でいうと、

  1. ソンクラン(4月のタイ暦のお正月)
  2. チャイニーズニューイヤ(中国・旧陰暦のお正月)
  3. 1月1日(新暦のお正月)

という感じで、タイでは1月1日の新年の年越しよりも中華暦(旧陰暦)でチャイニーズニューイヤーを盛大に祝います。

今回の記事では、

  • バンコクでのチャイニーズニューイヤのお祝いとは
  • ヤワラートとリバーサイドで楽しめるイベントやスポット
  • バンコクのショッピングモールでのチャイニーズニューイヤーイベント

をご紹介します。

 

中華正月や旧正月、春節、ルナニューイヤーとも呼ばれます。

 

タイのチャイニーズニューイヤー(中華正月)について

タイと言えば東南アジアらしい方々を思い出しますが、実はタイを牛耳っているのは先祖が中国から移ってきた中華系タイ人の方々

タイの中華系移民の歴史は古く、1,350年頃のアユタヤ王朝の時代にすでに中国商人がタイに到来。

1,800年頃からはさらに中国移民が急増し、その後1,939年頃には移民に対してタイの名前に改名する動きがあり、その子孫たちはタイの名前を持つ中華系タイ人として今も中華の文化大切にしながらタイで生活されています。

そんな中華文化が色濃く浸透しているタイでは、チャイニーズニューイヤー(中華正月、春節)は盛大に祝われる重要な行事の一つです。

旧暦に基づいて日程が決まるので毎年日程が変わりますが、1月下旬から2月中旬の間に祝われます。

チャイニーズニューイヤーのイベントは、

  • 大掃除不運を取り除き幸運を呼び込む
  • 中国で縁起がいいとされ赤や金色の飾り付けで福を呼び込む
  • 祖先への感謝を込めて豚、鶏、魚、果物、菓子などが供え、先祖や神々への感謝と新年の繁栄を祈願
  • 家族が一堂に集まり豪華な食事で祝う
  • 子どもや未婚の若者には「アンパオ(紅包)」と呼ばれる赤い封筒に入ったお金が渡され幸運を分かち合い繁栄を願う
  • 龍や獅子舞のパフォーマンス、爆竹、花火で悪霊を追い払い福を招く

など、中華の伝統に沿った内容で祝われます。

 

なぽり
なぽり

タイでは、「八宝菜」や「魚(余裕を意味)」、「カノムチーン(米麺)」、「ムーグローブ(豚のカリカリ揚げ)」などが縁起が良い食べ物とされているそう

 

赤い服を来て祝います

タイの重要な行事の一つなのでこの時期にタイにいらっしゃる場合は、ぜひチャイナタウンなどに足を運び体験してみると楽しいと思います。

ではここからはバンコクでのチャイニーズニューイヤーを楽しめる場所やイベントをご紹介します。

バンコクでチャイニーズニューイヤーを楽しめる場所

チャイニーズニューイヤーを楽しめる場所をご紹介します。

①タイの中華街(ヤワラート)

バンコク中どこにってもお正月ムードですが、特にチャイナタウンは盛大。

チャイナタウンのショッピングモールはもちろんお正月の装飾。

春節の週はヤワラート沿いは例年歩行者天国になるのでいつにも増し人が集まり、ところどころで舞やダンスが見られることも。

路上にはお正月を祝うグッズ屋さん、飲食店が立ち並びます。

中華正月ムードのチャイナタウン

干支のグッズが大量!

ヤワラート通りを進むと、中華街門の付近ではステージでイベントが開催されたりえとのイルミネーションがあったりも。

②デパートのイベント

チャイナタウンだけでなくバンコクのあらゆるデパート・ショッピングモール・ホテルがチャイニーズニューイヤー仕様に飾られ、ディスプレイを見るだけでも楽しむことができます。

日本人がたくさん住むスクンビットエリアにあるエムクオーティエでも毎年新年を祝う催しが開催されます。

寅年のイベント

卯年の飾り

デパートで配られていたフォーチューンクッキー

可愛いお姉さんが配ってくれました♪※↓こちらの記事内に動画あり

ホテルでももちろん春節の飾り。

ペニンシュラホテルのボートにもドラゴンの装飾が!

ホテルの中華レストランではこの時期だけのスペシャルメニューが出ています。

③エキサイティングな獅子舞は必見!

チャイニーズニューイヤーのメインの一つが「ライオンダンス」と呼ばれる獅子舞のショー。

この時期にバンコク旅行に来た方はぜひどこかでこの獅子舞を見て欲しいなと思います♡

雑技団のような技と花火を使った派手さは、日本ではなかなか見られない!

アイコンサイアムは大規模なステージとショーが毎年の恒例。

 

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2022年に観たアソークのターミナル21の獅子舞ショーも盛大でした。
※毎年開催とは限らないのでSNSなどをチェックして下さい

④チャイナ服を着てお祝い

ニューイヤーの前後は街ゆく人たちも皆、赤い服を着ます。

タイの学校だけでなくインターナショナルスクールでもチャイナ服や髪飾りで着飾って登校するので、我が子たちも毎年、赤い服と髪飾りを調達に行きます。

スーパーでも売ってる

お時間がある方はサンペンレーンに足を運んでみると山のように赤いグッズが売っているのを楽しめると思います。

サンペンレーン

⑤スーパーマーケットも春節

スーパーマーケットの売り物も店員さんも春節!

みかんは縁起物だそで、贈答用の美しいミカンが売られていました。

こちらはお供物かな?

MR. DIYにも春節グッズがたくさん置いていました。

縁起物にトライしてみては♪

【実録!】2023年チャイニーズニューイヤーのチャイナタウン街歩きレポ

チャイニーズニューイヤーの期間はどこに行っても「春節」らしい雰囲気を楽しめますが、やっぱり本場のチャイナタウンに行ってみたい!

というわけで、参考までにバンコクの中華街(ヤワラート)の実際の街の様子をご紹介します。

チャオプラヤエクスプレス(公共ボート)やトゥクトゥクを利用しながら

リバーサイド〜ヤワラート〜アイコンサイアム

を移動して楽しんだ記録です。

① 関帝廟でお祈り

まずは関帝廟 (ศาลเจ้ากวนอู)という中国寺でお祈りを。

こちらはチャオプラヤ側の向こう側の川沿いにある中国寺で、タイのお寺とはまた違った中華な雰囲気を楽しめます。

爆竹が鳴り響く中、赤い服を着た人が次々にお参りに来ていました。

他にも、バンコクにある中華寺といえば

  • ヤワラートにあるワットマンコン
  • 旧市街にあるサーンジャオポースア

も中華の文化が色濃いのでおすすめです。

②マイグランドペアレンツハウスでランチ

関帝廟と同じ敷地内にあるマイグランドピアレンツハウスという古民家カフェで小休憩。

ニューイヤーとは関係ないですが、雰囲気が良いカフェなので立ち寄りました。

おばあちゃんの家に来たようなノスタルジーを感じながら川沿いの景色を楽しむことができるカフェです。

飲み物やデザートがメイン。

食事もありますが軽食程度です。

しっかりランチをしたいならこの近くにあるTsai Eateryというレストンが◎

③渡し船で川を渡りチャイナタウンへ

川を渡るために渡し船の乗り場に向かいました。

中国寺&マイグランドピアレンツハウスから10分ほど歩いた場所に、渡し船の乗り場(Tha Din Daeng Cross River Ferry Pier)があります。

こちらから船で渡れば、ヤワラート(中華街)があるラチャウォン船着場です。

渡し舟は(確か)5バーツ(20円)。

船着場までのお散歩も船で川を渡る感じも、ローカル感にワクワクすること間違いなし!

 

なぽり
なぽり

街歩きが好きな方にはローカル感じる渡し船が楽しめます。

 

歩かずにサクッと移動したい方はGrabを呼ぶと楽です。

 

④ソンワート通りをお散歩

渡し船でラチャウォン船着場に到着。

そこから歩いて2.3分で、近年人気のソンワート通りです。

おしゃれなカフェやローカルのお店が並ぶこの人気の通りを、いくつかのお店に立ち寄りながらお散歩しました。

落ち着くカフェArteasia Cafe

肉まん屋さんGu Long Bao

栗が乗ったココナッツアイスNuury Chestnut Ice Cream

アートギャラリーPLAY

こちらのウォールアートも人気です。

ただ、この通りはニューイヤー感はなく、お休みのお店も多く静かでした。

チャイニーズニューイヤーのイベントはヤワラート通りがメインですね。

⑥ヤワラート通りを歩く

ソンワット通りから北東に路地を進むと、中華街のメイン通り「ヤワラート通り」に出ます。

上の地図に徒歩経路を表示させていますが、この道じゃなくても方角を間違えなければどの路地を通ってもヤワラート通りのどこかには出るはず。

路地を進むのが冒険のようでワクワクするので、私はいつも地図を見ずに興味がそそられる方向へ歩きます。

ヤワラート通りを歩きながら街の雰囲気を楽しみつつ「中華街門」を目指しました。

⑦中華街門ではイベントが開催

中華街門近辺では舞台や屋台が設置され、大きなイベント会場の様になっていました。

周辺にはフォトスポットも盛りだくさん。

夜にかけてはライトアップやイルミネーションもあるのでこの辺りで夜まで過ごすのも楽しそう。

すぐ隣にはワット・トライミットがあるのでこちらでのお参りも良いと思います(私が好きなお寺の一つです)

⑧ 再び船に乗りアイコンサイアムへ

チャイナタウンからタラートノイへ移動し、チャオプラヤエクスプレス(船)でアイコンサイアムへ。

↓中華街門からタラートノイにある船着場(Marine Dept)までの経路。

このエリアも街歩きにぴったりなので歩くだけで楽しいエリアですが、ムーブミーやトゥクトゥクでさくっと移動しても◎

⑨アイコンサイアムのライオンダンスと噴水ショーを鑑賞

アイコンサイアムの屋外広場では、獅子舞やドラゴンのショーが華やかに行われます

2023年は卯年だったので獅子舞にも耳が生えていて可愛い♡

耳が生えた獅子舞がいるのわかるかな?♡

チャイニーズニューイヤー期間中はバンコク中でライオンダンス(獅子舞)が行われます。

場所によってショーの規模が違いますが、アイコンサイアムも見応えある内容でした。

何度見てもこのショーには圧倒されます。

こんな感じでリバーサイド&中華街(ヤワラート)のチャイニーズニューイヤーを楽しみました。

バンコクでチャイニーズニューイヤー(中華正月)を楽しもう!まとめ

バンコクでの中華正月のお祝いをご紹介しました♪

ショッピングモールのイベントは手軽&十分に雰囲気を味わえますが、やっぱり本格的にはチャイナタウンがオススメ!

この時期にバンコク観光に来ている方にもぜひ雰囲気を感じてもらいたい行事です。