
こんにちは。
家族でタイに移住したなぽり(@naho.thailand)です。
バンコクのメイン空港であるスワンナプーム空港は、バンコクの玄関口として世界中の旅行者が行き交う巨大な空港。
初めてこの空港に訪れる人でも迷わないように、
- 飛行機到着後〜入国までの流れ
- 空港内のフロア構成
- よく使う施設
について、タイ旅行が始まるの際の目線で詳しく解説します。
飛行機を降りてからタクシーを呼ぶまでの流れ
早速、飛行機の着陸後からタクシーに乗り込むまでの一般的な流れを解説します。
事前に流れを理解しておくだけで安心感があると思います。
1. 飛行機を降りて入国審査(パスポートコントロール)へ向かう
飛行機を降りたら入国審査に向かいます。
同じ飛行機から降りた人たちが向かう流れがあるのでそれに従えば大丈夫。
進む方向が心配な方は看板にある、
- Arrivals(到着)
- Immigration(入国審査)
- Baggage Claim(荷物受取)
- Exit(出口)
などのサインを確認しながら進んでください。
廊下の隅に荷物を乗せられるカートがあるので利用すると楽です。
両替やSIMについて
後ほど両替について解説しますが、入国審査(パスポートコントロール)までの通りにも両替所やSIMカードのお店もあります。
SIMはどこで買っても同じ会社の同じプランなら値段は一緒かと思います。
8日のプランが499バーツ(2,000円)前後からのスタートくらいの相場です。
ちなみに今主流のeSIMは7日間のギガ無制限で1,500円ほどからあるので、購入手続きや設定を自分でできる方はこちらが安いです。
空港の各フロアに両替所がありますが、エリア(フロア)によってレートが違います。
レートを気にしない方は入国審査までの通路にあるお店で両替するのもOKですが結構レートが悪いです。
空港内で最もレートが良いのが、地下のエアポートリンク近くにある両替所です。
ただ、大荷物を持ったまま地下まで行くのは大変ですから、そんなにレートにこだわらないなら到着ロビー近辺で両替するのが良いかなと思います。

空港の地下と街の両替所を比較してみるとほぼほぼレートが変わらなかったので(2.228と2.2265の差)空港の地下の両替所のレートは悪くないと思います。
新ターミナルに到着した場合
2024年に完成した新ターミナルからはシャトル電車での移動が必要です。
流れに沿っていけばシャトルの乗り場はわかります。
新ターミナルのトイレはムエタイモチーフでした。
シャトル電車に乗ってメインターミナルへ移動し、その後は「入国審査」へ向かいます。

このエリアから、空港の無料Wi-Fiも使えると思うので接続すると安心。
3. 入国審査へ向かう
入国審査エリアは写真禁止なので写真がないのですが…
飛行機から看板に沿って移動すると「入国審査」の場所があります。
向かって左側が通常の列、右側の一番端が小さな子ども連れの家族やお年寄り向けのプライオリティー(優先)レーンです。
正式には2歳までの子どもが優先レーンを使わせてもらえると書いていますが、うちの5歳の娘を連れている時も職員の方がそちらのレーンに誘導してくれました。
赤ちゃんや小さいお子さん連れはもちろんですが、幼稚園生や小学生でも子どもの人数が多かったり母子だけだったりして大変な方は一番右のレーンに進んでOKだと思います。

職員の目につくと案内してくれるはず…!
子どもが大きすぎるなどの理由でもし止められた場合は、素直に通常のレーンに並びましょう。
4. 入国手続き
このエリアも写真禁止なので写真はありません。
入国手続きではパスポートを用意しておきましょう。
家族全員で進んでもいいし、お父さん+子ども、お母さん+子どもの二手に分かれても大丈夫です。
大人は眼鏡や帽子を外して顔写真の撮影と指紋の登録、子どもは写真撮影のみ行います。
タイ在住の方はこの時に押されるビザスタンプの日時が間違っていないかを確認しましょう。
5. 預け荷物を受け取る
入国審査でパスポートを受け取ったら(急がないのできちっとカバンに閉まってから)預け荷物を受け取るレーンに向かいましょう。
大体の場合、荷物の方が遅いので急がなくて大丈夫です。
便名が一覧になった電子ボードがあるので自分の便を探し、該当番号のレーンで待ちます。
このエリアにもトイレ、両替、SIM屋さんがあるので、荷物を待つ間に諸々を済ませるのもアリです。
この荷物のエリアを過ぎて到着ゲートに出てからも買うことができるので急いでここで買う必要はありませんが、外に出ると出迎えの人で溢れかえっていることも多いのでここで買うの方スムーズかなと思います。
両替レートは地下にある両替所がお得なので、損をしたくない方は荷物を受け取ってゲートを出てから地下に向かいましょう。
6. 両替
何度も言いますが、両替のレートは
- バンコクの街の両替
- スワンナプーム空港地下の両替
- スワンナプームそれ以外の両替
- 日本の銀行
上から順にお得です。
なので個人的におすすめなのは、
空港では最低限のタクシー代+SIM代くらいのお金を両替し、本格的に使う分は街で(ホテルの近くで)両替する
というものです。
空港内では地下階のエアポートリンク近くにある両替屋さんのレートが良いので、身軽な方は到着ロビーから2フロア下の地下1階に行き両替をしましょう。
しかし、子連れや荷物が多い方やそこまでレートにこだわらない方は、荷物受取エリアか出国したそのフロアで両替するのが楽でスムーズです。

10,000円を替えておけばバンコク中心地へのタクシー料金+SIMカードくらいは足りるかと思います。(家族の人数応じて余裕を持たせてください)
7. SIMを購入
eSIMを利用する方は日本にいる時点でこちらを購入・設定が料金的にお得なのでおすすめです。
ただしこちらは自分で設定する必要があるので、のが苦手な方は空港にあるSIMのお店で購入・設定をしてもらうのが簡単です。
SIMの購入には現金とパスポートが必要です。
スワンナプームにあるのは以下の通信会社。
- AIS
- True
- Dtec
どれも大手企業で、日本でいうドコモやソフトバンクのような主な携帯回線の会社なのでどれも安心だし、特に差はないと思います。
私はタイの携帯はAISで契約していますし、お友達は海外から来たに人はDtecがおすすめと言っていましたのでどこでもOKです。(AISが最大手なので良いかなと思います)
どこを使っても料金や通信速度はそんなに違いがないと思うので、1円でも安くしたいみたいなこだわりがないなら、目についたお店でいいと思います。

SIMの入れ替えも店員さんがしてくれるのでお願いしましょう。
くれぐれも抜いた日本のSIMを無くさないように!
8. 関税を抜けて到着ロビーへ出る
荷物を受け取ったら、最後は関税を抜けます。
数百万円を超える大金や税金のかかるものを持ち込む際にはこちらで申告が必要です。
抜き打ちチェックに止められない限り、特に何もしなくていいです。
ここを抜ければ、到着ロビー(2階)にでて、無事タイに入国できました!!
たくさんの人が迎えに来ていて人が多いフロアです。
9. コンビニや飲み物を買う
到着ロビー
到着ロビー(2階)にはローソンやチャトラムー(甘いタイティーのお店)、その他いくつかの食べ物屋さんがあります。
送迎車を頼んでいる方やツアー会社と落ち合う必要がある方はこのフロアでスタッフを見つけます。
空港からホテルへの移動が40分〜、そしてホテルにチェックインして部屋に入るまでにはさらに時間がかかるのでお水や食べ物が必要な方はここで調達するのが良いと思います。
2階4番ゲート近くにあるローソン
3階、1階、地下にもレストランや飲食店、フードコートがあるのでフロアの移動が大変じゃない方は階を移動してホテルへの移動前に腹ごしらえをするのも◎
スワンナプーム空港のフロアガイドはこちら。
エレベーターは混みますが、エスカレーターでは簡単に移動ができます。
送迎の方は迎えのドライバーに会う前に食べ物を買っておく方が良いかと思います。
10. タクシーを呼ぶ・送迎ドライバーと会う・駅に向かう
このような案内板もあります
ここからは、移動の交通手段によって向かう階が違います。
- Grabでアプリを使ってタクシーを呼ぶ場合は1階へ
- その他のアプリでタクシーを呼ぶなら4階へ(ドライバーに確認)
- 普通のタクシーなら1階へ
- 電車(エアポートリンク)を利用するなら地下1階へ
- AOTやKlookの送迎なら2階でドライバーを探す
と、利用する移動手段ごとに行き先を確認しておきましょう。
こちらの記事で、空港から市内ホテルまでの移動方法を解説しています。
スワンナプーム空港のフロアマップ
ではここからスワンナプーム空港の各フロアのお店をご紹介します。
地下1階:エアポートリンク(電車)とフードコート
バンコク市内への移動に便利なエアポートリンク(電車)の駅があるのが地下1階。
電車で街まで移動される方は地下1階へ向かいましょう。
①エアポートリンク
この奥にエアポートリンクの乗り場です。
切符は現金のみなので、現金への両替が必要です。
パヤタイ駅までの運賃は45バーツ
②両替屋さん
エアポートリンクの入り口近くに両替やさんが並びます。(全て同じレートでした)
スワンナプーム空港内で1番レートが良いのがこの地下一階フロアにある両替屋さんです。
③AIS(SIMカードのショップ)
このフロアにもAISのショップがあります。
④セブンイレブン
エアポートリンク乗り場の手前にセブンイレブンがあります。
軽食(ホットサンドやムーピンおにぎりが人気)やお菓子、コーヒーなどお手頃価格で購入できます。
セブンイレブンはクレジットカードを利用できるのが200バーツ以上なので、それ以下の場合は現金が必要です。
ムーピンと餅米のおにぎり
⑤食べ物系のショップ
他にも食べ物系の小さなショップが並びます。
こちらはロイヤルプロジェクトというお店。
王室主導で展開されるブランドで、ドライマンゴーやハチミツなどを始めとしたタイの農産物を使った商品が展開されています。
品質が担保されているので在住日本人にも人気。
こちらはお土産として利用することが多いので帰りに寄ることが多いかなと思います。
こちらはコーヒーやさん。
マンゴーデザートやさん
タイ料理のお店もあります。
⑥マッサージ
地下一階の端にはマッサージ屋さんがあります。
1時間700バーツです。
1階:フードコート・タクシー乗り場・Grab乗り場・ATM
タクシー乗り場とGrabの乗り場があるフロアです。
①Grab乗り場
Grab専用の乗り場が1階にあります。
Grabアプリで行き先を入力して配車し、車が来るのを待ちます。
が、最近はすごく混んでいて自分の車の順番がまわってくるまでに長い時間がかかります。
Grabを利用する方は気長に待つしかないかなと思います。
アプリに慣れている方は「Bolt」や「InDrive」というアプリを使うとあまり待たずに4階から乗ることができるので慣れている方はGrab以外のアプリを利用しましょう。
②タクシー乗り場
タクシーに乗るにはチケットを取ります。
タクシーは空港使用料(これは絶対必要)や荷物を運ぶ料金などが加算されたこともあるので(これは人によるのでよくわからない…)基本的には配車アプリを利用することをお勧めします。
③ATM
1階の屋外にATMがあります。
注意したいのが、全部の銀行のATMがあるわけではないということ。
私はクルンシーを利用しているのですが、クルンシーのATMはスワンナプーム空港にはないと言われました。(本当かな?)
④フードコート
24時間営業のリーズナブルな価格で食事が楽しめる「Magic Food Point」というフードコートが1階にあります。
3階のレストラン街よりも安いので、でこちらで食事をするという方も多いようです。
タイのローカルフードを空港で食べたい方はここへGO。
2階:到着ロビー・AOT・送迎・レンタカー
国際線・国内線ともに到着ロビーがあるのがこのフロアです。
AOTを利用される方、送迎を申し込んだ方、レンタカーを借りる方はこのフロアです。
①送迎ドライバーと落ち合う場所
到着ロビーに出るとツアーや送迎のドライバーがたくさん並んでいるのでその中から自分の名前の紙を持っている人を探しましょう。
予約の時点で目印の場所を指定されるはずです。
②AOT
空港から最も安心して快適に移動できるのが、AOTと呼ばれるエアポートリムジンです。
到着フロアすぐにカウンターがあり、そこから荷物の運搬も手伝ってくれます。
③SIM
こちらのフロアにもSIMのカウンターがあります。
④カフェ・レストラン・コンビニ
カフェ、レストラン、コンビニもこの階にもあります。
3階:レストラン街
3階はレストラン街。
ハンバーガー、タイ料理、和食などのレストランが並びます。
空港価格なので割高です。
①マクドナルドなどの外資系チェーン店
- マクドナルド
- バーガーキング
- ケンタッキー
- スタバ
などがこのフロアにあります。
空港価格で割高です。
②タイ料理レストラン
タイ料理のレストランです。
私のおすすめは、ジンジャーファームキッチン
ボートヌードル(Charm Boat Noodle)のレストランもあります。
4階:出発ロビー・チェックインカウンター・免税手続き・コンビニ・SIM
4階は出発ロビーです。
国内線、国際線両方のチェックインカウンターが並ぶフロアです。
このフロアには
- セブンイレブン
- ローソン
- ディーン&デルーカ
があるので買い忘れのお土産を買うチャンスです。
また、出国審査を済ませた後の制限エリア内にも多数のショップやレストランがあり、そちらでも出発前に最後の買い物を楽しむことができます。
スワンナプーム空港を快適に利用するポイント
スワンナプーム空港を買い的に利用するために知っておきたいポイント。
時間に余裕を持って行動する
空港は非常に広く、チェックインや出国審査に時間がかかることがあります。
特にピーク時間帯は混雑するので、フライトの3時間前には到着するのがおすすめ。

LCCを利用する際は特に!
エアポートレールリンクを活用する
渋滞の多いバンコクでは、エアポートレールリンクを使えば市内までスムーズに移動できます。
荷物が多い方や子連れならタクシーが良いですが、身軽な大人だけの旅行なら電車で移動するのも楽しいと思います。
レストランやマッサージを上手に活用
早めに空港に到着したら、出発前に食事を楽しんだり、マッサージでリラックスするのも良い方法です。
旅行のスタートや締めくくりを、快適に過ごしてください。