
こんにちは。タイのバンコクに移住し8歳と4歳の娘を育てるなぽりです♪
今回の記事では、
- タイ旅行を決める前にベストシーズンを知りたい方
- 予約したはいいけど雨季だと後から知って不安な方
- タイ移住生活の年間の気候を知りたい方
に向けて、バンコクの年間の気候とタイの3つのシーズンごとの楽しみ方ついてを解説します!

タイも広いので、今回はバンコクをメインにお伝えします。
ざっくりとした季節の移り変わりはプーケットやチェンマイも同じです。
バンコクには3つの気候+魔の1ヶ月がある!
バンコクの気候は大きく3つに分かれます。
- 乾季(ベストシーズン)
- 暑季
- 雨季
と、ガイドブックに載っていると思います。
それぞれの気候については次章で詳しく解説しますが、先に補足したいのは、あまり情報がないバンコクの魔の1ヶ月のこと。
それは、3月〜4月の大気汚染の時期。
日本でも黄砂や花粉がひどくなる時期と同じくらいの時期に、タイでは
- 雨が降らずPM2.5が空気中に舞い続ける
- ラオスやミャンマーからの焼畑の煙
が原因の、公害レベルの酷い大気汚染があります。
年によって酷さが違いますが、2023年はインドのデリーに次いで世界で2番目に空気が汚かったようです。
外に出られなくはないですが、息をするのも戸惑うくらいに目に見えて空がガスっていて、空気が化学の匂いがするので、在住者はほとんど窓を閉め切って家から出ない様に気をつけてます。

大気汚染の数値をチェックするアプリもあります
この期間も観光客は普通に来ますが、個人的には呼吸器系が弱い方は3-4月の大気汚染の時期を外すことをオススメします。
では、ここからはタイ(バンコク)の3つの季節+魔の1ヶ月をそれぞれ詳しく解説します。
①乾季【11月~2月】:ベストシーズン
【注意点】カラッと涼しく外の観光にぴったりな時期・プールは寒くて入れない
【服装】日本の夏の服装+薄手の羽織は必須・タイ人はセーターを着て冬服を楽しむ季節
【目的】街歩き、屋外の観光、キャンプやトレッキングなどアウトドアが気持ち良い
湿度も気温も低く、快適に過ごせる最高の季節です。
屋外の観光やアウトドアはこの時期がぴったりです。
12月の朝晩は日本の10月上旬を思い出すくらいに肌寒い日もありますから、この時期は基本的にプールに入りません。
太陽が出ていれば子どもたちがちょこっと入る時はありますが、温水プールでもない限り15分が限界。
ずっとプールで遊び続けるのは厳しい気温です。
街歩きには最適な時期なので、歩きやすい靴で街を歩いて移動すると楽しいです。
②暑季【3月下旬~5月中旬】:気温も日差しも暑いタイの夏
【注意点】大気汚染に注意・40℃近くなる日もあるので街歩きは熱中症に注意
【服装】夏の格好+太陽が強すぎるので日傘や帽子やUVパーカーがあると楽
【目的】プールや海が目的ならバッチリな季節
子どもが公園で遊ぶのを嫌がるほどの、一年で一番暑い時期。
蒸し暑さもありますが、日差しの強さが過酷です。
ほとんど雨が降らないですが、むしろ降ってほしい!曇って欲しい!と願うほど厳しい太陽光線です。
クーラーが苦手な私もこの2ヶ月間だけはクーラーなしでは寝られない熱帯夜の毎日。
↑日傘・帽子・長袖で日除けしている人がほとんど(5月)
王宮などの日陰が少ない屋外の観光は、小まめにお店に入ってクーラーに当たらないと命の危機を感じるほど。
特に高齢な方にとっては外を歩き続けるは大変なので、
- 車をチャーターして移動を快適にしたり
- クルーズディナーやレストランバスツアーを利用して外に出ずに観光できる工夫をしたり
- ナイトマーケットなど夜に活動してみたり
- 日中、外を歩く際には小まめにお店に入って涼んだり
などで暑気を快適に観光する工夫してみてください。
過酷なほどに暑いので、プールやマリンアクティビティには適しており、子ども連れの旅行には良いです。
GWくらいまではギリギリ乾季なので、バンコクからプーケットに足を伸ばして海を楽しむのも良いです。
【3月〜4月】大気汚染がひどい魔の1ヶ月
↑晴れているのにガスで曇りの様な空(4月20日)
冒頭でもお伝えした様に、暑季の前半(3-4月)は
- ずっと雨が降らないのでPM2.5が空気中に舞い続ける
- ラオスやミャンマーからの焼畑の煙の影響
で大気汚染が酷い1ヶ月間です。
チェンマイなどタイ北部はラオスに近いのでさらに空気が汚く、チェンマイからバンコクに避難するタイ人もいるほどです。
学校では屋外での体育の授業を中止するほど空気に不安がある時期なので、気管支が弱い方やアレルギーのはこの1ヶ月を避けることをおすすめします。
我が家の次女も3週間ほど空咳が止まらず、病院に行くと大気汚染が原因だろうと言われました。
この時期はタイの中でも大気汚染がないプーケットなどタイの南部に行くのが良いです。
↑晴れていてもモヤッとしていて遠くまで見渡せない
写真の様に、雨は降らないが空はずっとガスで曇ったままなので、青空にお目にかかれない日も多いです。
しっかりと青い空は、意外に雨季の晴れ間の方が見ることができるかもしれません。
③雨季【6月~10月】:昼は晴れ間も見えるが毎日豪雨も来る
【注意点】豪雨と冠水に注意・9月10月は洪水注意
【服装】日本の夏の様な格好・お店の中は寒いので羽織を持ち歩く人も・子どもの着替えがあると急な雨に濡れても安心
【目的】プール◎、予めスコールを念頭において余裕を持ったスケジュールを
5月末からはだんだんとスコールが降る日が増え、6月くらいからは毎日スコールがあります
6月に入ると気温が落ち着き、窓を開けて夜風で寝るのが気持ち良い季節になります。
タイの雨季は日本の雨と違い、1日に2回ほど、深夜と夕方にそれぞれ1時間程度の大雨(ゲリラ豪雨)が降ります。
大体決まって、
- 深夜〜早朝にスコールが来て
- 朝起きると地面が濡れている&空は曇り
- 午前には青空が見えて昼過ぎまではピーカン照りの快晴になり
- 夕方(早いと3時前〜遅いと7時頃)に風が強くなり雲が覆い空が暗くなり豪雨がやってきて
- それが過ぎれば夜のお出かけ時は雨の心配なし
こんな感じで1日の中でコロコロ天気が変わるので、一日中雨が降り止まないという事はありません。
慣れてくると風の強さや空の色で「そろそろだな〜」と感じることができるので、
- 雨が降る前に帰るか
- 雨をやり過ごしてから帰るか(スコールが来たらカフェやショッピングモールで休憩するつもりで覚悟しておくと良い)
こういう感じで最初から覚悟しておくと、意外に雨季も不便ではないです。
ただ問題なのがスコールの後の冠水。
特に雨季の後半、8月〜9月下旬の雨季の終わりには大雨が続き毎日のように冠水し、それに伴い大渋滞が起きますから、ホテルの立地は重要。
なるべく駅近や駅直結を選び、電車で確実に帰れる立地に宿を取ると快適に過ごせます。
雨具は無意味な豪雨(日本のゲリラ豪雨並み)なので、雨具を持っていくどうこうよりも、スコールが始まったらお茶をしながら雨が止むのを待つくらいの気長な気持ちでいることがタイの雨季を快適に過ごすコツです。
【写真で解説】雨季のバンコク、実際の空模様
雨季のバンコクを心配されている方には、写真を見てもらうともっとわかりやすいかも。
これは7月ある日のお昼12時。暑すぎるほどの快晴です。
そして同じ日の18:30、家の外で遊んでいるとスコールが来たのでびしょ濡れになって遊ぶ娘。(タイの子どもはスコールでも外で遊ぶので娘も一緒に遊びます)
これも7月のある日、12時頃は快晴。
この後、公園で遊んでいたら16:30頃に空が暗くなったのですぐにカフェに避難。
わかりづらいですが、カフェで大雨をやり過ごしている時の写真です。
これは8月の昼間。
この後、七五三の写真撮影に行ったのですが、夕方4時頃に大雨が降ってお店のブレーカーが落ち、
「今日は電力の復旧が無理だからまた改めて来週来て」
と言われました。笑
こんな感じでほとんど毎日がこのリズムです。
スコールの時間帯は夕方16時〜18時頃なので、午後は臨機応変に対応する覚悟をしていれば大丈夫。
もちろん例外もあって、お昼にスコールが来る日もあるし、雨が数時間降り続けて
「今日は日本の雨の日みたいだったね」
みたいな話題になる日も年に数回はあります。
タイの中でもサムイ島は季節がズレている
どうしても雨が嫌!でも夏休みにタイに行きたい!という方は、サムイ島がオススメ。
サムイ島はバンコクやプーケットとは季節がずれているので、バンコクやプーケットの雨季にはサムイ島は乾季です。
サムイ島の雨季は10月〜1月で、特に10月〜11月に豪雨になる日が多いそう。
なのでバンコクの雨季(5〜10月)にタイ旅行をする場合、プーケットではなくサムイを選んでみると良いかもしれません。
サムイ島の季節
- 乾季【2〜9月】:特に3〜5月がベストシーズン
- 雨季【10月〜1月】
【結論】タイ(バンコク)の雨季の旅行は楽しめるのか?
私のところにもよくもらう質問が、

雨季でもタイ旅行は楽しめますか?
という質問。
結論、ポイントを押さえれば雨季のバンコクも十分に楽しめます。
一日中雨が降り続ける事は滅多にないので、基本的には日中は観光ができます。
「スコールが来たら雨宿り」というのを心がけておいて、
- スコールの間に気になるカフェに寄る
- ショッピングモールでお土産を買う時間に充てる
- レストランバスツアーなど雨に影響されない観光方法を選ぶ
- 早めにホテルに帰ってゆっくり過ごす
- あえて雨の中をプールで遊ぶ(うちの娘たちはこれ)
- 予約時間が決まっているなら確実に到着できるように電車での移動を心がける
- 冠水と渋滞を見越して駅直結のホテルを選ぶ
など、余裕のスケージュールと工夫でスコールの時間もゆっくり有意義に過ごしましょう。

スコールは30分〜1時間ほどで過ぎちゃいますから!
とはいえ、確かにスコールが来ることで1時間ほど移動や観光がストップするので(雨が降ると渋滞でタクシーもつかまりづらい)、1日中フルで予定を入れまくってガツガツと移動して観光したい方にとっては、雨季を避ける方が良いかもしれません。
【タイ旅行】ベストシーズンはいつ?タイの雨季ってどんな?気候についてまとめますまとめ
バンコクの年間の季節感と、雨季でも楽しめるポイントをまとめました。
- 雨季でも毎日晴れ間が見えるので日中は観光もできること
- スコールが来たら移動は諦めて1時間ほど雨宿りをすると良いこと
- 午後の雨を想定しておけば雨季もそこまで苦じゃないこと
- 雨や日差しに左右されないレストランバスツアーなどを利用するのもアリなこと
- スコールよりも降り終わった後の浸水と交通渋滞が厄介なこと
- バンコクの雨季はサムイ島は乾季なので候補に入れてみると良いこと
- 暑季は雨の心配はないが熱中症レベルで暑いのでお寺巡りは命がけなこと
- 3-4月の大気汚染にも注意なこと
- 乾季は過ごしやすいがプールに入るには寒すぎること
などを知って、参考にしてもらえたらと思います。
ではでは、楽しいバンコク旅行を♡