こんにちは。
家族でタイ移住したなぽり@naho.thailandです♪
今回は、他では見ることのできない象の水中ショーやナイトサファリもある
カオキアオ動物園(Khao Kheow Open Zoo)
の様子をレポします。
バンコクから車で1.5時間で行けるカオキアオ動物園の動物の様子や回り方を知りたい方は要チェックです!
ちなみにこの動物園では象乗りやトラとの写真はありません♪
カオキアオ動物園とは
カオキアオとは直訳すると「緑の山」というタイ語で、その名の通り広大な敷地を持つ自然豊かな動物園。
たくさんの動物に会うことができます。
2024年7月10日に可愛いコビトカバの赤ちゃんが誕生し、その愛らしさが日本でも話題になっていますね♪
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私が行ったときは生後2週間のほんのちびっこでした。
お母さんのそばをちょこちょこ歩く姿がとっても可愛い♡
カオキアオ動物園はバンコクから約1時間半ほどのチョンブリ県の山の中にあり、バンコクとパタヤを繋ぐ道を途中で山に入っていく形なのでパタヤの行き帰りに寄る方も多いです。
個人的な感覚ですが、日本の動物園よりも設備が整っているわけではないし所々老朽化しているので想像していたよりもローカル感を感じるかも。
象乗りもトラとの写真もできないことを考えると他の動物の施設を差し置いて行くというほどの魅力には欠けますが、
象には乗ったことがあるから違った形のショーを見たい!
という方には良いかなと思います。
ゾウさんが水の中を動き回る姿を見られるショーはとっても楽しめました♪
カオキアオ動物園への行き方
カオキアオ動物園への行き方を紹介します。
①車でのアクセス
バンコクから東のパタヤ方面へ向かう高速道路(7番線)を進み、途中で山に入る道で1.5時間ほどです。
山に向かう道ですが山道というほどではないので運転初心者でも大丈夫。
駐車場も広いし、自家用車があれば園内でのカートを借りる必要がないので家族連れには便利です。
後ほど説明しますが、園内の半分のエリアは自家用車の侵入が禁止なので歩くかトラムでの移動になります。
バンコクからの高速代は150バーツ前後だと思います。
②公共交通機関を利用
エカマイバスターミナルからシラチャー行きのバスに乗り、シラチャーでタクシーかソンテウ(ローカルの乗り合いバス)に乗り換える方法もあります。
リーズナブルですが時間がかかるので、のんびり旅行が好きな方向けです。
③車やタクシーをチャーターする
ヴァンやタクシーをチャーターする形で連れて行ってもらいましょう。
ヴァンやタクシーをチャーターする場合、
- 運転手は園内には入らずに待っていてもらう
- 自家用車として運転手も一緒に園内に入り自家用車がOKなエリアを運転してもらう
かどうかでチャーターの値段が変わるので予約の際に希望を伝えましょう。
どちらかというと運転手は外で待っておいてもらい、中ではゴルフカートを借りて自分たちで移動する方法が動きやすいと思います。
この後の解説で園内の回り方を解説するので、読んで検討してみて下さい。
④ツアーを利用
手間を省いて楽に楽しみたい方には、バンコク発の一日ツアーが楽でしょう。
Klook、KKday、Trip.comなどのツアーを利用しましょう。
Klookのツアーはこちら
この場合もおそらく園内ではゴルフカートをレンタルすることになります。
チケットはTrip.comでちょっとお安く
Trip.comでカオキアオ動物園のチケットを購入すると、現地で直接チケットを購入する場合に比べてお得になります。
現地での外国人のチケット料金
- 大人:350バーツ
- 子供:120バーツ
↓
Trip.comでの外国人チケット料金
- 大人:283バーツ
- 子供:119バーツ
カオキアオ動物園のまわり方
カオキアオは山の中にある広い動物園なので、すべてのエリアを徒歩で回るのは不可能です。
半分のエリア(Zone1)は徒歩でもまわれる普通の動物園の感じですが、もう半分のエリア(Zone2)は山全体に点々と動物がいるので絶対に歩いては辿り着けない道のりです。
カオキアオ動物園の全体像と、園内をまわる3つの移動手段を解説します。
2つのゾーンからなる
カオキアオ動物園の全体図はこんな感じ。
この地図の左半分、緑のゾーンは、トラムかカートかトライセクルか徒歩でまわることができます。
右半分のピンクのゾーンは、自家用車かカートでまわることができます。
二つのゾーンの境目エリアには
- セブンイレブン
- フードコート
- キレイなトイレ
- 遊具(プレイグラウンド)
があり、食事や遊ぶこともできます。
周り方①ゴルフカートを借りる(すべてのエリアをカートで移動できる)
一番楽に快適に回れるのがゴルフカートをレンタルする方法です。
すべてのゾーンに出入りできる乗り物はゴルフカートのみです。
特に自家用車で来ていない方はピンクのゾーン2を周るには必ずゴルフカートが必要なので、入り口でまずゴルフカートを借りましょう。
ゴルフカートの値段は以下の通りです。(オフィシャルサイトのカートのページはこちら)
- 4人乗りのカート2時間:500バーツ
- 6人乗りのカート2時間:700バーツ
ピンクゾーンの周り方②自家用車(ピンクのZone2のみ)
地図の右半分、ピンク(Zone2)は自家用車でもまわることができます。
自家用車での入場は自分たちの入場料とは別に30バーツを支払います。
自家用車は緑のゾーン1には入ることができないので、駐車場に停めてそこからは徒歩またはトラムかトライセクルを利用します。
(駐車場は動物のすぐ近くにあります)
ゾーン1は私たちは運動がてら徒歩で移動しましたが、小さなお子さんがいる場合はトラムを利用する方が楽に楽しめます。
※私たちはパーキング2に停めてペンギンを見学→車でパーキング3に移動し象のショー→そのまま車でピンクのゾーン2をまわる→再びパーキング2に停めて歩いて緑のゾーン1をまわるという流れでした。
続いて緑のゾーン1の回り方です。
自家用車を利用する方はピンクのゾーン2は自分の車で回れますが、緑のゾーン1はいくつかの移動方法があります。
- トラム
- トライセクル
- 徒歩
緑ゾーンの周り方①園内をまわるトラムを利用(緑のZone1のみ)
トラムの料金は以下の通り
- 大人35バーツ
- 子ども25バーツ
トラムのチケットを買うとつけて貰えるリストバンドを見せると乗り放題というシステムです。
トラムは緑のゾーンしか運行していないことに注意です。
緑のゾーンは徒歩でも回れますが、小さい子どもがいる家族は
緑のゾーンはトラム(またはトライセクル)+ピンクのゾーンは自家用車
という形で利用するとほとんど歩かずにすべてのエリアを回れると思います。
緑ゾーンのまわり方②トライセクル(緑のゾーン1のみ)
オフィシャルサイトには載っていませんが、10分単位でレンタルできるトライセクル(電気自動車)みたいなのもありました。
緑のゾーン1のみなので、トラムか徒歩の代わりに利用できる二人乗りの乗り物です。
緑ゾーンの回り方③徒歩
緑ゾーンは徒歩でも歩いて回れるくらいのエリアです。
緑ゾーンだけで天王寺動物園よりは広く、だいたい上野動物園くらいのイメージかと思います。
赤ちゃん連れだとすべてを徒歩で歩くのはできないことはないですが大変かなと思います。
トイレは中央入り口のキレイなところで
トイレはパーキング2のまわりに新しくてキレイめなのが2箇所程ありました。
その他のトイレは使っていないので分かりませんが、この2つのトイレは十分使いやすかったです。
カオキアオ動物園の見どころと動物を紹介
カオキアオ動物園で出会った動物で楽しかったものをピックアップしてご紹介します。
ペンギンの餌やり
ショーの時間の関係でまず向かったのは、餌(魚)を購入すると参加できるペンギンの餌やり体験ショー。
ショーというよりは餌を買った人が参加できる餌やりタイムという感じ。
入場の際にペンギンたちがヨチヨチと歩いて入場する姿が可愛いので人気があるみたい♪
子どももペンギン餌をあげられます。
餌やりに参加する人のみステージに上がることができ、ペンギンたちが愛らしく餌を求める姿を間近で楽しむことができます。
飼育員がペンギンの生態や特徴について説明してくれますがタイ語なので我々には分かりませんでした。
こちらの餌やりショーも決まった時間に行われるため事前にこちらでスケジュールを確認しておきましょう。
ショー会場の隣にはいつでもペンギンを観ることができるペンギン小屋も。
ちょっとにおいがきついです…
象の水中ショーと餌やり
続いて向かったのは、象のエリア。
※この日はペンギンとゾーのショーの時間が続けてすぐだったのでこのまわり方になりました
カオキアオ動物園での象の水中ショーは、ここに来たら見逃すことはできない一番の目玉ショーです。
象の施設はこの動物園で一番立派な風貌。
ショーが始まる5分ほど前にここを目指して訪れましょう。
早めに到着した人から座席に座ってショーを見ることができますが、この後人が溢れて前方の床に座って見る人もたくさんいました。
時間になり、ゾウさんが登場!
この時点で可愛い♪
象が大きなプールに入りダイナミックに水の中で遊んだり泳いだりする姿を観察できます。
ちなみに水中にいる象は上から投げられるバナナを求めて動き回っているだけなので、無理やり芸をさせられている感がないのも個人的には好きでした。
もぐったり浮かんだり、うんちをしたり!
プールを自由に動き回る象さんは飽きずにずっと見ていられました。
象の水中ショーは1日に数回行われているので、訪れる際には事前にショーのスケジュールを確認しておくとスムーズです。
こちらのオフィシャルサイトでショーの時間が確認できます。
(平日と土日ではショーのスケジュールが違うので注意)
水中ショーが終わったら建物の外で餌やりができます。
餌は30バーツ(120円)
象のことを学べるトークイベントもあるそうですが、タイ語オンリーとのこと。
足に鎖を繋がれていた子がいましたが、こんな看板がありました。
動物保護のクレームをいう人がいたのかな…?
爬虫類館
オーストラリアゾーン
続いて私たちが向かったのは自家用車で回れる「ピンクのゾーン2」エリア。
地図を見ながら山の車道を一周する中で、ところどころに動物が点在します。
※こちらのエリアは徒歩ではきっと無理な距離なので車かカートで移動しましょう。
まずはうちの長女がコアラが好きなので必ず訪れたいと思っていたオーストラリアゾーン。
近くに駐車場があります
この駐車場に停めると、「ワイルドライフ」と「オーストラリア」の2つのエリアを回ることができました。
この看板の矢印が間違っていて迷いましたがオーストラリアは右→方向です
ちょっと場所が分かりにくかったので駐車場の方に聞いてみてください。(右にある坂の下の方にあります)
こちらのエリアではカンガルーやコアラを見ることができます。
コアラを飼育するのは難しいのか、少し元気がない印象でした。
はるばるタイに来てくれてありがとう。
コアラ好きな娘はここに書いている豆知識を知っていたらしくいろいろ教えてくれました。
ワイルドライフ
続いてオーストラリアエリアから歩いてすぐの「ワイルドライフ」のエリアへ。
猿、カワウソ、アシカなどがいましたが、全体的にこのエリアは手入れが行き届いていない印象で可哀想になってしまいました…
車道沿いに点々と動物がいる
2つのエリアを見たら、再び車に乗って山道を進みます。
途中で車から見学できる形で点々と動物がいます。
トラやライオン
トラとライオンがたくさんいるエリアがありました。
トラはしっかりした柵はなく電気の柵があるだけだったので、電気が切れてトラがこっちにやってくるかもとドキドキ。
この距離感は緊張感がありました。
ライオンはしっかり壁がありました。
地図で見ると、ゾーン2のこの山道をぐるーっと車で回ってきたことになります。
ではここからは緑のエリアのゾーン1です。
このゾーンは自家用車が入られないのでトラムか徒歩でまわりましょう!
カバ
ゾーン1でぜひ見て欲しいのがカバ!
この赤ちゃんが、2024年の7月に生まれたばかりのムーデンちゃん(直訳すると豚肉団子ちゃん)という名前の赤ちゃんカバ。
SNSで大バズりし、日本でも話題になっています。
サバンナゾーン
サバンナゾーンは広々として、この動物園で一番動物たちがのびのびしているように見えました。
サバンナを中心に、アフリカの動物を見て回ることができます。
カオキアオ動物園への持ち物
- 現金(在住者はタイの銀行アプリでも可)
- 日焼け止め
- タオル
- ティッシュ(ティッシュがないトイレではティッシュペーパーが10バーツで売っています)
- ウェットティッシュ
- 食べ慣れた子ども用の軽食
※敷地内にセブンイレブン、カフェ、フードコートがあります
カオキアオ動物園の良かった点/悪かった点
私が感じた良かった点と悪かった点を個人的な感想として紹介するので参考にしてみてください。
良かった点👍
- 広い敷地なのでたっぷり時間を過ごせる
- 自家用車やカートで移動できる
- 動物とのふれあいができる
- 比較的入場料がリーズナブル
- カバの赤ちゃんで話題沸騰中
- セブンイレブンとキレイめのカフェが2軒あるので屋台が苦手な方も食べる物がある
悪かった点👎
- 全体的に古さを感じる
- ペンギンエリアなど水回りはにおう
- 雨が降ると楽しみ方が限られる
- 山の中にあるのでアクセスが不便
- 飲食施設は数ヶ所に限られる(フードコートを除くとカフェは2カ所のみ)
- 野生の猿が幅を利かせていてちょっと怖い
カオキアオ動物園まとめ
家族で一日中楽しめるカオキアオ動物園を詳しくご紹介ました。
ここでしか見ることができない象の水中ショーは、子どもたちにとっても思い出になること間違いなし!
バンコクにはいくつかの動物施設があるので、象乗りやトラとの写真を希望される方はここ以外の動物園を選ぶと良いと思いますが、カオキアオ動物園は300バーツで1日遊べる比較的お手頃な施設なので在住者や長期でタイに旅行される方はぜひ行ってみては♪