こんにちは。
2021年4月に家族でタイ移住したなぽり@naho.thailandです♪
この記事では、我が家がタイ移住生活で初めて借りた賃貸物件や賃貸契約内容をご紹介します。
私は2021年のコロナど真ん中での移住だったので視察に行くことができず、日本にいながらオンライン内見のみで予約(仮契約)しました。
日本にいながらタイの物件を仮契約した流れはこちらに記録していますので、該当する方はこちらをご覧ください。
また、移住2年目にバンコク内で引っ越した際の物件選びに関してはこちらの記事でまとめています。
我が家が借りた賃貸物件をすぐに見たい方はこちらへジャンプ。
バンコクの賃貸は実は安くない!!?
まず最初にバンコクの賃貸の相場についてを少しお話しします。
タイのことをド田舎だと勘違いされている方が多いですが、首都バンコクに限っては東南アジアではシンガポールに次ぐ大都会です。
ですから、日本の地方よりも余裕で家賃が高いです。
YouTubeやネット上では
「月3万でプール付きの家に住める!」
などタイの家賃の安さをアピールされているのを見ますが、確かにそんな物件もあ流かもしれません。
しかし、決して都心ではないと思うし、部屋の広さも疑問です。
東京でも港区と足立区では家賃が何倍も違うように、バンコクも都心から離れるほど家賃が下がりますから、自分が住みたいエリア(都心度)や築年数の家賃相場をチェックしてから移住を検討してください。
ひと言で言うと、タイ安いアピールに騙されないでくださいね…笑
都会だからこそのメリットとして、バンコクは今急激にBTS(電車)の駅が広範囲に増えていますから、都心(アソークやサイアム)と郊外を結ぶ電車はどんどん便利になっています。
郊外は開発されて新しいコンドミニアムがニョキッと建っていますから、都心にこだわらないのであれば(電車で何十分かかかるかもしれませんが)数万円でプール付きの家に住める事実もあるにはあると思います。
もしくは、都心でも古めのアパートならプール付きで2.3万も夢ではないかもしれません。
その辺りの前提条件をすっぽ抜かして家賃を紹介している人が多いので、バンコク生活の現状との差にちょっと心配になります。
我が家の家選びの条件
我が家は子ども含む4人家族で、家選びの条件としては
- 都心(アソークかプロンポンかサイアムから徒歩圏内)
- 築10年以内
- 高層コンドミニアム
- 古臭さがない
- ファシリティが充実している
- なるべく安い物件
このあたりを条件に家を決めました。
タイの賃貸の種類
タイの賃貸は大きく分けて5種類の物件タイプがあります。
タイの不動産賃貸の基礎知識はこちらの記事にまとめてありますので、種類や違いを理解したい方はまずこちらをお読みください。
バンコクで家を借りる前にチェックすべきポイント
タイに住んでわかった、家を借りる前にチェックすべきポイントをご紹介します。
- 家の前の道が洪水(冠水)になるかどうか
- 近隣の道の塀が黒くなっている部分まで冠水するのでチェック
- 渋滞するかどうか
- 羽根ありが飛んでくる。エリアかどうか
- 排水溝の臭いがしないか
- 水道の水が臭くないか
- 窓を開けて道のうるささ、外気のにおい
- エレベーターの速さ、混み具合
- 日本語のテレビ、Wi-Fi、水光熱費がサービスで含まれているかどうか(含まれていいない家も多いが、家賃会社負担の場合含まれている家を選ぶと持ち出しが減る)
- 新築は不具合が多いので誰かが済んだ後の方が手入れされていて良い
- テレビ、冷蔵庫、家電などは交渉すると新調してくれたりもするので言えるものは行ってみる
- オーナーが対応が早い人かどうか?退去時に口うるさい人かどうか?不動産屋さんに聞いてみる
日本で家を借りる際の注意点に加えて、この辺りを確認しておきましょう。
我が家が住んでいたお家をご紹介
ではここから、我が家が移住一年目で住んでいたお部屋と共用施設のご紹介をします。
物件タイプはコンドミニアムです。
リビング・キッチン・ダイニング
部屋に入るとすぐにキッチンとリビングダイニングが広がります。
キッチンは広めでカウンターがあるのが気に入りました。
同じ位の広さの他の物件と比べるとリビングダイニングが比較的広いことも決め手。
入ってすぐに半畳くらいの物置があって靴をしまえるのもよかったです。
キッチンコンロは4口の電気コンロ。
コンドミニアムは防災の点からガス火ではない場合が多いようです。
初めて電気コンロの家に住みましたが、加熱後の鉄板がなかなか冷めなくてヤケドに注意しないといけない点を除けば、慣れてしまえば案外使いやすいです。
個人的にはガス火が理想ですが、私は煮込み料理をよく作るので長い間余熱が持つ電気コンロをうまく使っています。
オール電化ですから、ガス代の請求はありません
トイレとバス
この物件にはバストイレが2つありました。
タイの物件のお風呂は、
- シャワーのみ
- ホテルのようにシャワーブースとバスタブが分かれている
- この家のように洗い場とシャワーと湯船が一緒になっている
の3パターンかと思います。
メインのバスは、バスタブとシャワーが一緒になっている日本のようなお風呂の造りです。
もう一つのバストイレは↓「トイレ+シャワー」のみのバスバスルーム。
たった80平ほどの狭い家ですからお風呂は2つも必要ないので、シャワーのみの狭いバスルームは物置部屋として使っていました。
スクーター、ローラスケート、スーツケース、キャンプグッズなど大きなものを買ったのでバスルームを物置部屋にしてよかったと思います。
個室(ベッドルーム)
2bed roomなので個室は2つありました。(日本で言う2LDK)
- 個室の中にバストイレがあるマスターベッドルーム(キングベッド)
- 普通のベッドルーム(シングルベッド)
の2つです。
マスターベッドルームはこんな感じでキングサイズのベッドがドーンと置かれています。
私が日本で自分で使っていたものよりも良いブランドマットレスを置いてくれているので寝心地最高♪笑
コンドミニアムでは家具の品質もオーナーさんによりけりですから、実際に内見して家具の品質などもチェックしてから契約したいものです。
家具やベッドシーツなども全てオーナーさんのセンスですから、私はシーツやクッションカバーなどを買い足して自分好みの部屋にしました。
海外ではよくある造りで、マスターベッドルームには専用のお風呂とトイレもあります。(↓写真の左がお風呂へのドア)
こちらがもう一つのベッドルームです。(これもオーナーのセンスなのでシーツを買い足しました)
こちらの個室はお風呂やトイレはありません。
ではここから共用施設の紹介です。
レセプション・会議室
コンドミニアムの入り口にあるレセプションでは24時間体制でスタッフが常駐しているので、宅配物や食事のデリバリーの受け取りはお任せできます。
届いた荷物は自分で下まで取りに行く必要がありますが、しっかりと保管してくれているので安心です。
エントランスの奥に時間借りできる会議室がありますが使ったことはありません。
来客があればエントランスのソファで対応しています。
宅配物置き場は住民のものでいっぱい
プール
25メートルの大人用と小さなベビープールがあり、プールサイドにはリクライニングベンチが用意されています。
子どもと一緒にプールに入ることもありますし、プールサイドでのんびりしながら見守ることもできるのでちょっとした家での遊びタイムがすごく良い時間になります。
キッズルーム
プールと同じフロアにキッズルームがあります。
プールで遊んでいる時に友達がキッズルームに遊びにきたのが見えると、娘はすぐさま服に着替えて友達と合流して遊んでいます。
プールとキッズルームがあるので、約束をしなくても共用フロアに行けば誰かしらと遊べるというナイスな環境です。
プレイグラウンド
外には赤ちゃんから小学生低学年向けの遊具があります。
ちょっとした芝生もあるので、簡易ネットを広げてバドミントンをする親子やサッカーする子、コンドのお友達の誕生日会はこの場所でやるのが定例になっています。
ジム
ジムはマシン、ランニングマシン、スタジオがあり、自由に使えます。
ライブラリ・シアタールーム
ライブラリという勉強スペースとシアタールームがあります。
貸し切りしなければここも無料で自由に使えますので、外が暑い日はここに集まってDVDを見たりします。
スカイラウンジ
あまり使うことがないですが、ハローウィンパーティなど大人数の集まりに使います。
貸切でなければ無料で使えるので昼間はここで仕事をしている人も見かけます。
自動販売機
大きめのコンドミニアムにはセブンイレブンの自動販売機やドリンクの自販機が設置されています。
セブンの自販機はセブンの商品が売っているので、たまにすごく助かります。
駐車場
ほとんどのコンドミニアムがそうであるように、我が家も1ユニットにつき1台の駐車場が無料で使えます。
値段と賃貸契約内容
この物件の値段と我が家の場合の賃貸契約内容をメモします。
家賃
ご紹介した我が家が借りていた部屋の家賃は、
- 2ベッドルーム(2LDK・トイレシャワー2つ)
- 80平米
- 築10年
- MRTペッチャブリ駅から徒歩2分
- アソークまで徒歩20分
この条件で43,500バーツ(161,000円)です。
※1バーツ=3.7円の場合(2022年現在)
ギリギリスクンビットエリアでレストランのデリバリーも圏内で、アソークまで徒歩圏内の中ではかなり破格だと思います。
賃貸契約
賃貸契約内容はこのような感じです。
- デポジット(敷金)2ヶ月分
- 解約時に修理箇所があればデポジットから天引き
- 残りの敷金は返金される
- 1年ごとの契約更新
- 契約更新時に更新料なし
- 途中解約するとデポジットの返金なし(違約金=デポジット)
- 契約時、契約更新時にこちらからのリクエスト可能(〇〇を買って欲しい・カーテンのクリーニングをして欲しいなど。承諾されるかはオーナー次第)
- 日常の不具合・修理はこちらの落ち度がなければ修理費はオーナー負担。
- 解約希望の1ヶ月前に解約の旨を伝える
- 日系仲介業者を使ったので、全てのやりとりは日本語で可
- ウォシュレットを無料で設置(仲介業者のサービス)
タイでは、オーナーが仲介業者に礼金を払いますので、借主はデポジット(敷金)のみでOKす。
保証人や収入証明などは必要ありませんでしたので、我が家のような個人のフリーランスワーカーも借りやすいです。
ビザがなくても借りられるようなので、移住の下見旅行の段階で家を借りると言う人も多いです。
退去・解約について
退去・解約についての流れ、修繕(子どもがソファに落書きした弁償費用含む)などについてはこちらの記事をご覧ください。
バンコクでどんな家に住んでる?タイ移住して初めて借りた賃貸物件をご紹介まとめ
バンコクは東南アジアではシンガポールに次ぐ大都会ですから、日本の地方よりも家賃が高いです。
ユーチューブやネット上では「月3万でプール付きの家に住める!」と安さをアピールされているのを見ますが、確かにそんな物件もありますが決して都心ではないと思います。
東京でも港区と足立区では家賃が全く違うように、バンコクも都心から離れるほど家賃が下がりますから、自分が住みたいエリア(都心度)や築年数の家賃相場をチェックしてから移住を検討されると良いと思います。
では、ご質問などありましたらお気軽にどうぞ♪