【タイ移住】オンライン内見のみで!日本にいながらタイのコンドミニアムを賃貸したよ

バンコク生活【住】

 

 

こんにちは。

2021年4月のタイ移住に向け絶賛準備中のなぽりたんです。

 

 

今回の記事は私がタイ移住の準備をする中で一番最初に正式に契約した

バンコクで住む家の賃貸のこと

についてをまとめて記録したいと思います。

 

日本にいながらタイの賃貸物件を借りたい方に参考にしてもらえる内容です。

 

コロナ禍のタイ移住ならではの決断

理想としては事前に家の賃貸契約と学校の見学をするためだけに一度バンコクに訪れることを想定していました。

が、いかんせんコロナ禍のタイ移住で、タイに行くには14日間自費でのホテル隔離がマスト。

ビザなしの渡航はできない上に観光ビザの発給もされていない状況なので、気軽に現地に下見に行けない状況です。

仕方ないので、我が家のタイ移住の1年目に住む家はオンラインでの内見だけで契約することを決めました。

この記事は日本にいながらオンライン内見でバンコクでの物件を契約した記録をお伝えしますが、内見時のポイントやオーナーさんへの要望など、オンラインではない契約でも参考になる部分があると思うので、なにかお役に立てたら嬉しいです。

コロナ禍ならではの話

コロナ禍でなければ関係のない話ですが、渡航前に賃貸の契約をしておいて良かったことはタイ国内の住所があることで下記の申請がスムーズだったことです。

  • 教育ビザ/保護者ビザの申請
  • コロナ対応の医療保険
  • インターナショナルスクールの入学手続き
  • COE(入国許可証)

さまざまな申請や契約が必要なコロナ禍でのタイ移住において、タイの住所を持っていることはある程度の信用になったかなと思います。

※2022年からは隔離や保険への加入義務がなくなったので、タイ移住の際はあらかじめタイに渡航し、家と学校の下見をすることをオススメします。

オンライン内見→契約の流れ

日本に居ながらタイ移住後の家を契約するまでの流れを紹介します。

  1. ネットで物件を検索
  2. 賃貸仲介業者にメールで連絡する
  3. 気になるコンドミニアムの空き部屋一覧をラインで送ってもらう
  4. オンライン内見・当日の流れ
  5. 気になる部屋のオーナーさんに交渉
  6. 部屋の予約(仮契約)
  7. 予約(仮契約)完了

1. ネットで物件を検索

まず最初の取っ掛かりとして「バンコク 賃貸」「コンド名 for rent」などのワードでネット検索をしました。

日系の賃貸仲介屋さんだけでも10社以上あるのでいくらでも日本語で物件を見ることができます。

HipflatDDpropatyどタイの不動産サイトは掲載数が多かったり家賃が安かったりしますが、現地のエージェントは住んでからのサポートが手薄いとの口コミもあります。

Hipflatからタイのエージェントに連絡して何度かラインでやりとりしましたが、途中で返事が来なくなりました。

日系の会社はアフターサポートが充実しているのが売りです。

今回は初めてな上に日本からの遠隔での契約だったので確実さを買うつもりで日系の仲介屋を選びました。

2. 賃貸仲介業者にメールで連絡する

ネットで気になった物件を見つけそれを紹介している会社に連絡するのも方法ですが、私は仲介してもらいたいと思う業者があったのでピンポイントでメールしてみました。

すぐに担当者から連絡が来て

 

LINEでお電話できますか

 

とのことでした。

翌日には直接電話でお話しして

  • バンコクの住宅事情
  • 一般的な日本人がどういうものを選ぶか
  • 賃貸契約の流れ
  • ビザに必要な居住の書類の件
  • バンコクのそれぞれの街の雰囲気や利便性
  • 物件を選ぶ時に注意すべき点
  • 気になっていたコンドミニアムの綺麗さやイメージ

など色々と質問させてもらいました。

最初はオンライン内見だけでの契約に躊躇していましたが、話しを聞いてみると渡航前に住所を決めておくメリットの方が多いと思い、担当さんのことも信用できそうなだったので決心がつきました。

その電話でオンライン内見の日程を決めました。

3. 気になるコンドミニアムの空き部屋一覧をラインで送ってもらう

担当さんとの電話内容を元に、内見する部屋をピックアップしてもらいました。

  • 雨季に道が水没しないか
  • 家の前の道が混むか混まないか
  • 低層の場合の車の騒音もチェック

翌日には条件に当てはまる5コンド(10部屋)を一覧データで送ってくれたので、その中から内見したいコンドを私の場合は2つに厳選し連絡。

あとはオンライン内見当日のビデオ電話を待つだけです。

5. オンライン内見・当日の流れ

約束の時間にラインのビデオ電話がかかってきました。

軽く挨拶をして早速部屋の様子をビデオ電話で見せてもらいます。

画質は悪いけど間取りや雰囲気は十分伝わりました。

部屋を一通り見て、もう一度詳しく見たい部分を見せてもらう

外廊下やエレベーターを通りがてら見せてもらう

同じコンド内に他の部屋があれば同じように見る

ファシリティフロア(共用スペース)を見せてもらう

最後にレセプションのコンシェルジュさんにファシリティに関する質問(共有スペースのwifiについてやオープン時間など)を聞いてもらう

という流れ。

一つのコンドが終わると担当さんは次のコンドに移動してくれますのでその間20-30分間待ち、到着次第また内見スタートという感じでした。

水回りの匂いや虫の有無、部屋の明るさ清潔さ、最後に全ての部屋を比較して「どの部屋が一番イケてましたか?」と担当さんの主観も含めて確認してもらいました。

 

仲介業者さん曰く、内見に行った時に虫が死んでいる部屋も多いそうでそういう部屋は日常的に虫が出ると分かるそうです。

 

私は内見するコンドミニアムを2つに絞りましたが、何軒でも快く承ってくれるので遠慮なくガッツリお願いできそうです。

ただ、1つのコンドあたり1時間弱かかるので自分も疲れます…笑

条件に合う魅力的な物件がたくさんあれば全ての部屋を見るのがもちろん良いですが、ある程度の条件で絞って基準以下の部屋は却下しておくのもありだと思います。

6. 気になる部屋のオーナーさんに交渉

オンライン内見が終わると次は部屋を決め、交渉に移ります。

こちらの要望として、

  • 家賃を5000バーツ値下げ
  • 洗濯機を乾燥機付きに買い替え
  • 冷蔵庫を大きなものに買い替え
  • シーツを買い替え

をお願いしました。

オーナーさんの返事は

  • 家賃を1500バーツ値下げ
  • 家電は全て使えるものなので買い替えできない
  • もしくは家賃の値下げをなしで、乾燥機付き洗濯機を購入

とのお返事をくれました。

最後にダメ元で電気ケトルの購入をお願いするとOKしてくれましたよ!

 

仲介業者の担当者さんがうまく伝えてくれるので、ダメ元で厚かましいくらいの要望を言っておくべきですね!笑

 

私の場合はネット検索の時点から気になっていた部屋を見て気に入ったのですぐに交渉に移りましたが、全ての部屋が気に入らなければまた部屋探しから始めるのだと思います。

7. 部屋の予約(仮契約)

家賃の交渉が終わり契約の条件が決まれば次は予約(仮契約)の手続きです

  • 契約者のパスポートを写真で送る
  • 家賃1ヶ月分を予約代として前払いし、明細を写真で送る
  • 契約者の会社名と業務内容

を伝える必要があります。

担当さんは何かあれば即座に電話でご連絡をくれるので早くて丁寧で安心なのですが、条件を文章で残しておきたかったのでこんな感じで確認をしてから入金しました。

こちらが入金した予約金を仲介業者さんがオーナーさんに振り込んでもらえたと言うスリップ(明細)が送られてきました。

これで予約のための手続きは完了です。

8. 予約(仮契約)完了

予約(仮契約)のための入金をした9日後に、契約書雛形と言うものがデータで送られてきました。

部屋番号を含む正式な住所やオーナーさんの情報も載っているので、ビザ申請や保険の契約に住所を記入することができます。

本契約はタイ入国後の部屋の引き渡しの際に契約手続きをするそうです。

予約のために支払った家賃1ヶ月分は、そのまま正式な契約をすれば入居の際に必要な前家賃+デポジットの一部として換算されますが、予約キャンセルになった場合は返却なしだそうなので注意です。

在大阪タイ総領事館で保護者ビザを申請する方は

ここまでの賃貸契約は在東京タイ大使館でビザ申請する場合のお話です。

日本に5つのタイ大使館/領事館がありますが、各所でビザ申請のための必要書類が大きく違っていますので注意すべき場合もあります。

例えば、タイ王国大阪領事館への保護者ビザ申請の場合

⚫︎タイでの居住を証明する書類(賃貸借契約書等)
-家主の直筆署名入りの身分証明証のコピーが必要

とあります。

仲介の担当さんに尋ねたところ、上記で説明した予約(仮契約)の段階では正式な賃貸借契約書は発行できないので、家賃3ヶ月分のデポジットを支払い正式な契約をする必要があるそうです。

タイ王国大阪領事館に電話して

 

タイに行ってから家を決めたいから、居住に関する住所はホテルの住所やエアビーの住所ではダメか?

 

と聞いたところ、

「正式な契約を証明できる居住住所での申請以外で保護者ビザが降りたことは過去にはないし、原則不可です。」

との返事でしたので、大阪で保護者ビザ申請をする場合はその旨をタイの賃貸仲介業者に伝えて然るべき書類を用意してもらった方が良いと思います。

在大阪領事館で保護者ビザを申請する場合に必要な書類はこちらの公式ページで確認してください。

 

ちなみに教育ビザや駐在員の家族ビザには居住の証明は不要です。

 

リタイアメント、ロングステイは同じように居住の証明が必要なので各自のビザの種類・提出先に応じた必要書類をしっかり確認することをお勧めします。

 

タイ移住で選んだ賃貸仲介業者さん

お願いしたのはすずき不動産という日系の賃貸仲介屋さんです。

ネットで調べてみると分かりますが、バンコクは日本人が多いので日系の賃貸仲介業者もすごくたくさんあります。

私はネット上のバンコクの物件情報や賃貸仲介業者のHPをかなり読み込んで、その中ですずき不動産の辛口のコメントや写真の多さに信用を感じ、さらにアフターケア、ウオシュレットの貸し出し、会社の規模など総合的に判断し決めました。

すずき不動産の物件ページの「アドバイザーより」とコーナーはかなり辛口な意見なので参考になりますよ。

 

「泳げないプールがあります」とか「場所は申し分なく悪く」とか書いてあるので笑えますw

 

私が選んだすずき不動産以外にも仲介屋さんがあるので気に入った会社を選べば良いですが、日本との違いとしては、タイでは借りる側は仲介業者に礼金を払う必要がないことは覚えておくと良いでしょう。

礼金はオーナーさんが払うものなので、こちらにも礼金を取ってくるような業者は確実に悪質です。

タイ移住でのコンドミニアム賃貸事情まとめ

今回は、コロナ禍でのタイ移住後に住むコンドミニアムの賃貸についてを紹介しました。

通常時と大きく違うのは、

簡単に渡航できないので実際には物件を見ず、オンラインでの内見のみで日本にいながら遠隔で仮契約をする

と言うところです。

賃貸を予約するために何十万かの単位で前金を払う必要があるので、日系といえども仲介業者を信用して良いものかと迷いましたが結果とても良い取り引きでした。

後日、タイ入国後に本契約をして入居したら追ってレポートしたいと思います!