タイ生活の病院代について。通院費・医療保険はどうしてる?【バンコク移住の病院事情】

バンコク生活

 

こんにちは。家族でタイバンコクに移住したなぽりです。

Instagramではタイでの日常をリアルタイムで投稿しています。

 

今回の記事は、我が家のタイ移住生活での病院の通院費や医療保険に関してを記録します。

海外移住に憧れ、いざリアルに生活のことを考えると気になるのが病院代や医療保険。

タイ移住を検討している方からよく質問をもらいます。

この記事では、タイ生活での病院代(通院・治療費)についてを記録します。

 

我が家の人たちが、実際に病院で支払いをした医療費一覧はこちら

 

タイ入国の条件であるコロナ保険についてはこちらの記事をご覧ください。

※コロナが終わりタイ入国に関して保険加入の義務は無くなりました。タイ移住される方の医療保険は任意です。

 

 

タイに住む人は病院代をどうしてるの?

タイは日本のような国民皆保険制度はありません。

タイ人でも国の保険に加入できるのは納税者のみで、働いていない妻と子の病院代は全て自己負担だというからびっくり!

我々移住者を含む、タイの会社で働かない人の病院代は、

全額自費か民間の保険ってカバーするかの2択。

まず、タイに住む人たちの病院代にどんなパターンがあるか、それぞれを細かく説明します。

タイで働く給与所得者(駐在員含む)

タイ人の中でも、働いて給料をもらっている人(ワークパミットがある外国人含む)は強制的に社会保険に加入しているので治療費が無料だそうです。

※タイ語しか通じない小さな病院しか適応じゃないなどの諸条件あるので、日本人駐在員は会社で日本の大手海外旅行保険に加入している場合がほとんどのようです。

タイの会社に勤めていない奥さんや子ども

旦那さんがタイの会社で働いて国の社会保険に入っていても、妻や子どもは社会保険に加入できません。

タイ人の妻子は民間の保険に加入していない人も多くいるそうで、毎回全額自費で通院するようです。

子どもの医療費も全て自費で、生まれてから受ける基本的なワクチンも全て有料だと友人のタイ人ママが言っていました。

民間の医療保険に入っているタイ人妻子もいるとは思いますが、タイではちょっとのことでは病院に通わずに薬局の薬で治す人が多いと聞きます。

タイに移住した外国人(我が家はこれに該当)

では我々のようにタイの企業に勤めない形でタイに住む外国人はどうかというと、

  • 治療費全額を自腹で払うか
  • 民間の医療保険に入り保険でカバーするか
  • 日本のクレジットカードの付帯の海外旅行保険でカバーするか

の3択です。

医療保険は、

  • 日本の大手企業の海外旅行保険(東京海上など)
  • タイ企業の医療保険(アリアンツなど)
  • グローバル企業の医療保険(ネット保険含む)

の3種類があるそう。

調べたところ値段だけをみるとグローバル企業のネットで入れる医療保険が一番安いそうですが、どんな会社があるかは調べきれていません。

英語での検索になるかもしれませんが、調べてみてください。

タイ在住のほとんどの人は、日本かタイの民間の保険に入っています。

また、日本との行き来が頻繁な方はクレジットカード付帯の医療保険のみでカバーしている方もいます。

利用付帯のクレジットカード4枚を駆使することで1年間日本に帰らなくてもクレカ保険でカバーできるそう。

ただ、こちらはあくまで「旅行」という観点での海外旅行保険なので海外在住者とみなされてしまうと保険がおりないこともあるのでここではご紹介しません。

我が家の場合

我が家はタイ企業の医療保険に入っています。

そんなに通院することが無いので、2年目からは入院した場合のみ保険が適応される内容に変えました。

なので、普段の通院費(外来)は全額負担です。

 

なぽり
なぽり

全額負担でもそんなに通院費がかからないのでこの選択にしました。

どのくらいの治療費がかかるのかは次項でご紹介します。

 

 

タイ生活で実際にかかった治療費

バンコクには、日本語の通訳付きでホテルのように高級感あふれるサービス満点な私立の国際病院がいくつかあり、医療レベルや言語に関しては何の問題もありません。

しかし日本語が通じる国際病院はローカルの病院よりも治療費が高額です。

ちょっと都心から外れたローカル病院と比べると、日本人が行くような病院はなんと100倍の値段だそうです。

こう聞くと治療費が心配になるかと思うので、参考までに我が家がタイでかかった病院の治療費をお伝えします。

以下が実際の治療費です。

内容 治療費 病院
夜間急患 破傷風ワクチン・ケガの消毒(爪が剥がれたケガ) 4,700B(16,920円) バンコク病院
外科 ケガの消毒(同上) 2,400B(8,600円) バンコク病院
皮膚科 アレルギー(血液検査・投薬) 5,100B(18,360円) サミティべート
婦人科 某婦人科疾患の診察及び検査 11,000B(39,600円) サミティベート
婦人科 投薬(生理不順の薬) 400B(1,400円) サミティベート
婦人科 某婦人科疾患の手術及び入院 87,700B(315,720円) サミティベート
眼科 子どものメガネ作成のための検査 2,200B(7,900円) メドパーク
小児科 風邪(診察・薬) 1,750B(7,200円) セントルイス病院
耳鼻科 喉の検査(内視鏡・薬) 8,600B(34,440円) バムルンラード
人間ドッグ ※1 15,000B(54,000円) バンコク病院
歯科 虫歯治療(1面〜5面)※1 900B〜3,500B(1面3,600円〜) SDクリニック
眼科 視力・遠視の検査(子ども) 1,150B(4,600円) サミティベート
小児科 子どもの健康診断(身体測定・採血・検尿・検便・視力・歯科) 2,500B(10,000円) サミティベート
歯科 子どもの歯科定期検診 600B(2,400円) 近所のローカル歯科
夜間緊急 胃腸炎(吐き止めの注射と薬) 1,440B(6,000円) セントルイス病院
小児科 風邪からの中耳炎(薬) 4,500B(18,000円) バムルンラード
内科 免許取得のための健康検診 400B(1,600円) DYMクリニック

※1 検診や歯科治療、持病は保険に加入していても適応外の場合がほとんどです

 

想像よりは意外と高くないかも。

ネットで調べたところ、日本人が通うような病院では

・風邪やケガの通院で一回2,500B(1万円弱)
・血液検査をして5,000-7,000B(2万円前後)

くらいが妥当な金額だそうで、私も相場通りだったということです。

※上記の表を見て分かるようにバムルンラードとサミティべは比較的高額です。

治療や検査の内容が明確であれば治療費の相場を教えてくれる場合もあるので、私は手術の前にいくつかの病院に電話で問い合わせて治療費を比較してから病院を決めました。

日本語通訳がいるバンコクの国際病院

ラマ9病院 02-2029-999 (比較的良心的価格の病院)
スクンビット病院(比較的良心的価格の病院)
カミリアン病院 02-185-1444(比較的良心的価格の病院)
メドパーク病院(比較的良心的価格の病院)
サミティベート病院 02-022-2122 (日本人御用達の高級病院)
バンコク病院 02-310-3257 (高級病院)
バムルンラード病院 02-667-1501 (最高級病院)
BNH病院(高級病院)

 

婦人科の手術・入院、歯科矯正などに関しては、別記事でレポしようと思っています。

子どもの眼鏡のための眼科記事はこちら

 

 

民間の医療保険の相場

ここからはタイで医療保険に加入する際の相場をまとめます。

①タイの民間の医療保険

我が家がタイ移住の初年度に加入した医療保険プランはこんな感じです。

通院と入院の補償・家族4人の1年間の保険料が60万円ほどでした。(歯科は適応外)

※追記:2年目は入院補償のみ・家族4人で40万円ほど/年にプランを変更しました

子どもが5歳以下の場合、保険料は倍ほどになるなど、条件により保険料は変わりますから見積もりを出してもらってください。

PACIFIC CROSS(パシフィック・クロス)

担当者はこの方です

Insurance110 Thailand 伊奈さん
WFC (BKK) Co.,Ltd.
15, MTower 15/1,  Soi Sukhumvit Soi35, Sukhumvit Rd.,
Klongton-nua, Wattana, Bangkok 10110
-TEL(Thai)- +66 (0)2-662-0800
-Mobile(Thai)-+66(0)88-623-6978
-Email represent@insurance110thai.com

 

なぽり
なぽり

車の保険のように、前年に保険を使ってしまうと翌年の保険料が上がっていく仕組みなので他の保険会社に乗り換えることも検討しています。

 

他の会社にもいくつか大きな保険会社があり日本人担当の方がいるそうなので連絡してみてください。
(下記のリンク先は私がざっと調べただけなので内容の判断はご自身でお願いします)

②日本の民間の海外旅行保険

東京海上日動などの大手保険会社の海外旅行保険というのに入るのも一つの手です。

補償内容によりますが、タイの保険会社よりも高額な場合が多いです。

 

なぽり
なぽり

年齢や既往歴によりますが、40歳だと年間で40万円くらいかかる会社もあるとか。

 

③クレジットカード付帯の海外旅行保険

頻繁に日本との行き来ができるならば、クレジットカード付帯の海外旅行保険で病院代を賄い続けることもできます。

クレカの海外旅行保険の条件は、

・日本出国から90日以内
・利用付帯の場合、クレジットカードを利用して旅費をしはらっているか
・急激かつ偶然であること
・慢性疾患でないこと
・妊娠出産でないこと

などです。

どのカードもかなり充実した補償内容なので安心ですし、保険料も不要です。

利用付帯と言って、旅行先(タイでの生活含む)で利用した瞬間に保険が有効になるクレジットカードもあり、それを数枚持つことで1年間の保険料金を賄っているという方もいます。

ただ、こちらは正確には旅行者のみ適応ですから、個人の状況やカード会社の条件によります。

▼年会費無料の普通のエポスカードで200万円までの治療費補償

タイ移住の通院費&医療費まとめ

以上、タイで生活での病院代(通院費用)と医療保険についての情報を、実体験をもとにまとめてみました。

病院によって金額が変わってきますが大まかなイメージはこんな感じだと思います。

実際のところは個人で調べてください。

参考になれば嬉しいです。