海外移住先を決めるための10のチェックリスト!あなたが譲れない理想の条件は?【家族でタイ移住】

タイ移住のこと

 

こんにちは。
2021年4月に家族でタイのバンコクに移住し7歳と4歳の娘を育てるなぽり@naho.thailandです♪

 

タイ移住を実現するためのロードマップ、今回の記事は2つ目のステップです。

私が実際に家族でタイ・バンコクに移住をしてみて思ったことは、

どんな移住生活を送りたいかをしっかりと考えてから動き始めることが大事だな

という点です。

ネットがこれだけ発達し、翻訳アプリもあるこの時代。

海外移住することは全然難しいことではありません。

独身者や夫婦だけならば

「とりあえず行ってみるわ!」

で移住してみて、もし理想と違ったなら即座に帰ってきてしまえばOKだと思います。

しかし、小学生以上の子どもがいる家族がそのノリだけで行動するのはどうでしょう?

理想と違ったからと日本に戻ったり他の国に移ったりもできますが、子どものスクールや友達作りのことがありますし、費用も×家族の人数分ですから、修正するのも一苦労です。

なので、家族で海外移住を成功させるには、国選びの時点であなたと家族の理想をしっかり思い描いてから行動に移すことが大切だと痛感しました。

ということで、この記事では、海外移住先の地を決めるための10のチェック項目をご紹介します。

今回は「ハード面」(環境)についてをピックアップしました。

メンタルや国民性、人間関係などには触れていないことを先にお伝えしておきます。

実際にタイ移住した私が移住前にしっかり考えておけば良かったと思う現実的な内容なので、ご自身の理想を考えながら読んでみてください。

 

間に挟む写真は私のバンコクでの生活の様子です。

バンコク移住を考えている方にはイメージを膨らませる材料にしてもらえるかも♪

 

理想の海外移住を叶えるために考えたい10個のポイント

  1.  自然が多い田舎か、ビルや人が多い都会か
  2. 日本人が多いか、少ないか
  3. プールやジムがある高層コンドミニアムか、庭がある一軒家か
  4. 子どもを遊ばせる場所は屋内か、屋外か
  5. 車生活か、公共交通機関で生活するか
  6. 英語圏か公用語が英語以外か
  7. 物価が安いか、高い国か
  8. 暑い国か、寒い国か
  9. 食事が合うか
  10.  税金のメリットを求めるなら
  11. その他

1. 自然が多い田舎か、ビルや人が多い都会か

まず考えるのは「都会or田舎」です。

あなたが今日本で住んでいる地域は都会ですか?田舎ですか?

今住んでいる街と比べて

  • 自然が多い田舎が良いのか
  • 人やエンタメが多い都会が良いのか

どっちを望むかを考えてみましょう。

都心は家賃が高いですが、レストランやエンタメやスクールの選択肢が多いです。

郊外に行くと広い家が借りられるしのんびり過ごせるけれど、選択肢が減るので刺激も減ります。

日系のお店はさらに少ないでしょう。

どちらも良し悪しがあるので、自分や家族が望む方を考えてみてください。

日本での今までの生活を振り返ってみるとわかるかもしれません。

 

我が家は日本でも渋谷のど真ん中に住んでいたくらい、都会一択

 

【都会感がある都市】

  • ニューヨーク
  • ロサンゼルス
  • ロンドン
  • バンコク
  • シンガポール
  • ドバイ
  • ジャカルタ
  • クアラルンプール

【田舎だけど自然が身近な国・都市】

  • パース
  • バリ島
  • クロアチア
  • ポルトガル
  • ジョージア
  • プーケット
  • セブ

都会のはアートやデザインや美食に触れる機会が多いのもメリット

でも海に近い街もいいよなぁ

2. 日本人が多いか、少ないか

「日本人がたくさんいる街orほとんどいない街」は、どちらが良いですか?

日本人が多い都市には日本人向けのスーパー、レストラン、病院、美容サロンが充実しているので日本のような暮らしがしやすいです。

出会う日本人の母数が多いと、本当に気が合う友人ができる確率も上がります。

特に、海外移住している者同士は考え方が似ていますから、人生の宝になる出会いがあるかもしれません。

しかし、気を抜くと日本人とばかりと会ってしまい海外生活の意味が薄れてしまうかも。

日本人がほとんどいない都市では、日本の調味料を手に入れるのも一苦労です。

そんな環境で育つこどもにとっては、日本がとても遠い存在になるかも。

どちらにもメリットデメリットがありますし、人によってメリットがデメリットにもなり得ますから、自分の基準で理想を考えておくと移住先を選びやすいと思います。

ちなみに外務省が発表している在留邦人のランキングはこちら。

私が住んでいるタイが上位にランクインしています。

都市別なら、ロスに次いでバンコクが世界位2位だそうです。

それをメリットと取るかデメリットと取るかは人によりますね。

【日本人が多いメリット】

  • 日本食・日系スーパーが多いので食事面のストレスが少ない
  • 日本の本が置いている図書館・古本屋、日本語の習い事など、子育てに必要な日本のものが手に入りやすい
  • 日本語で対応してくれる病院や銀行や企業が充実しているから重要なことを日本語で契約できて安心
  • 日本人の友達ができやすい

【日本人が多いデメリット】

  • 日本人ばかりと絡むとせっかく海外にいるのに日本と生活が変わらなくなる
  • インターに通っても学校に日本人が多いと英語が伸びない
  • 日本語で対応してくれる場所が多いので真剣に言葉を学ぼうとする気持ちが薄れる
  • 多いと言っても限られたコミュニティなので悪目立ちしないか心配
  • 海外でも日本人コミュニティでは同調圧力が生まれる

バンコクは日本人が多いがちょっと地区を外すと欧米人が多いコンドもたくさん(🇸🇬×🇩🇪のお友達と遊ぶ娘)

3. プールやジムがある高層コンドミニアムか、庭がある一軒家か

移住は日常生活ですから、移住したとしても住環境・生活環境が理想的でなければ本末転倒です。

子育て家庭にとって、どんな家に住むのかってかなり重要じゃないですか?

庭付きの一軒家で子育てしたい人が都心のコンドミニアムに住んでしまうとストレスが溜まるでしょう。

反対に、コンドの防犯や手入れが行き届いた環境に慣れていると、一軒家はセキュリティや虫が怖くて寝られないかも。

ヨーロッパのようにクラシカルな街並みが好きな人はドバイのピカピカの街は心動かされないどころか疲れるだろうし。

バンコクのように両方の選択肢がある都市もあれば、高層マンション自体が少ない都市もあります。

住環境は日時の充足感を左右する大切なものですから、自分の理想に合った賃貸物件が借りられる都市を選ぶことをおすすめします。

もう一つ住関係についてを補足すると、賃貸契約の決まりも国によって違います。

  • 保証人なしですぐに契約できる国
  • 一年分の家賃を先に一括払いしないといけない国

など違いがありますから、そこまでを確認してくださいね。

タイのコンドは家具家電付き。契約も簡単

プールに入るとなんでもない日が特別になる♪

4. 子どもを遊ばせる場所は屋内か、屋外か

自宅コンドのキッズルーム

子育ては住環境(自宅)も大切ですが、子どもをどんな場所で遊ばせたいかも大切です。

というのも、日本は

  • 空気が綺麗
  • 公園が整備されていて綺麗
  • 真夏以外は外遊びに適した気温
  • 地域の支援センターで室内遊びができる

など、他の国と比べて恵まれた遊びの環境が当たり前に感じますが、他の国も同じだと思うのは間違い。

ドバイや東南アジアは昼間暑すぎて外で遊べず

  • 暑いからショッピングモールで遊ばせる
  • 夜9時でもモールの公園で子どもが遊んでいる国もある
  • 空気汚染が酷くて外に連れて行けない/部活が禁止になる日もある
  • そもそも子どもが暑いのを嫌がって外に出てくれない
  • 室内遊び場があるけど有料で結構高い

ということも多々起きます。

独身時代にボストンに数ヶ月住んだことがありますが、11月の時点で毎日マイナスの気温だったので、寒い国での子育ても室内が多いのではないかと思います。

また、ロサンゼルスやオーストラリアやバリなど海がある街ではサーフィンなどの自然の外遊びが充実しています。

そういう環境があることを一番の条件にする人もいるでしょう。

なので、タイ国内だけで考えても、放課後に海に出かけたい人がバンコクに住んでは理想が叶いませんから、プーケットやパタヤに住むべきです。

しかし、読書をしたり、プログラミングを習ったり、知的好奇心を満たしてあげたいならばきっとバンコクの方が選択肢が多いでしょう。

公園が近くにある家や、都心に住み週末は郊外でキャンプに行くために車を買うという選択もありますね。

子どもがどんな場所でどんなことをして楽しんでいるのを想像すると、理想の海外移住生活のイメージが湧いてくるかもしれません。

放課後は自宅プールで遊ぶ

5. 車生活か、公共交通機関で生活するか

日本の都心部の生活と地方&郊外の生活の違いを想像するとわかりやすいと思いますが、子育て中の車の有無はQOLを左右するポイントです。

異国で運転する勇気があり、車を所有する経済的な余裕があれば、どの国でも車生活ができて遊びやお出かけの選択肢が広がります。

しかし絶対に運転したくない人ならば、交通機関が発達した都心に住まないことにはお出かけができません。

もしくは、運転手を格安で雇える人件費が安い国に住むという手もありますね。

ちなみにバンコクで運転手付きのレンタカーをマンスリーで頼むと12万円くらいからあるそうです。

  • 車への税金が異常に高い国
  • 渋滞緩和のために曜日によってナンバープレートの数字で交通規制される制度がある国
  • 渋滞が酷くて車移動が逆に不便な国

もありますから、前もって交通の情報も集めておくと住んでからの日常にギャップがないと思います。

6. 英語圏か公用語が英語以外か

子どもや自分の英語力を向上させたい人にとっては、英語圏か否かがとても重要なポイントです。

私が住んでいるタイは、他の国の植民地になったことがないという点が日本と同じで歴史的に他の言語が入ってきていないため基本は全てタイ語、日常の生活では英語の会話はありません。

タイ語が話せない外国人(私)に対しては皆さんが英語で話してくれますが、やっぱり英語を公用語・母国語として話さない者同士の英語です。

日本人より英語を話せる人が多くてすごいな〜と思いますが、それでも私にとっての英語の練習とまではいきません。

母国語が英語の国以外にも、シンガポール、マレーシア、フィリピンのように英語が公用語になっている国ではもっと英語を話す機会が多いのだと思います。

英語教育を一番の目的に移住を考える方はまず公用語が英語の国をピックアップしてみましょう。

ちなみにタイは英語が非母国語ですが、下の写真はコンドミニアムのお友達ですが、

  • カナダ×インドネシア
  • イギリス×タイ
  • ドイツ×トルコ
  • シンガポール×ドイツ

というようにmixの子やインター通いのお友達が多くてネイティブの英語に触れる時間が長かったので、思ったよりも娘の英語の上達が早かったです。

国によって英語を話す環境のベースは違いますが、どの国に住んでも自分次第なところも大きいかもしれません。

結局出会う人で全然違った移住生活になる

7. 物価が安いか、高い国か

こちらの記事でも触れましたが、日本はすでに物価が安い国ですから日本よりも生活費を下げることを望むならば国や都市が限られてきます。

 

 

日本よりも物価を安く感じられる国は、アジアやアフリカの発展途上国やヨーロッパの小国に限られてくるのではないでしょうか。

【日本より物価が安いと言われている国】

  • エジプト
  • ベトナム
  • バリ
  • ポーランドなどの東欧
  • 南米
  • 台湾
  • マレーシア

これらの国もコロナや戦争で激動の情勢の今、物価がどうなっているかわかりかねます。

また、物価が安い国では

  • 売っているものの品質が悪い
  • 日本並みの品質のものを買いたいなら逆に日本よりも高くなる

という現象も起き得ますので、物価が安いことを手放しに喜ぶ前に実情を調べてみて自分にとってのQOLが保たれるかを確認しましょう。

8. 暑い国か、寒い国か

私はタイの

  • 湿気
  • 気温

が大好きですし、家の外に出た瞬間寒いと感じることが一年中ないことに「あ〜幸せ〜」と噛みしめてしまうほど理想な気候です。

しかし、夫にとっては湿気と暑さが地獄のようで、タイの唯一のデメリットは暑いことだと言っています。

このように、気温や気候は人によって感じ方が全く違うので、なるべく現地に視察に行ってから決めたいものです。

ウィンタースポーツが好き、海のスポーツが好き、雨が嫌い、日焼けしたくない、汗かきだから暑いと楽しめないなど、気候に関連する日々の過ごし方を想像して理想を探してみてください。

9. 食事が合うか

何度も言いますが、移住生活はイベントではなく日常なので、食事がストレスになるととても辛いです。

個人的には、過去の旅行の経験からパンやバターが続くとしんどくなるのが分かっているのでヨーロッパやアメリカはどうしても住む気にはなれません。

 

たった2週間ほどのイタリアやフランス旅行でも小麦に耐えられずカツ丼屋さんや中華に駆け込んだ経験あり。そしてヨーロッパ旅行にはどん兵衛持参!笑←うどんも小麦やん✋

 

または、日系スーパーが充実している街を選んで自炊するのも一つの手ですね。

最近流行のジョージア移住やポルトガル移住の発信者を見させてもらうと、私は日本と縁が薄い街の食生活は私は耐えられそうにないな〜と思ってしまいます。

個人的には食事は優先順位が高めです。

10. 税金のメリットを求めるなら

自分で事業している人や株の売買利益で稼ぐ人にとっては、どの国でビジネスをするかによって払う税金が変わります。

例えばドバイの法人は現時点では法人税がゼロです。

キャピタルゲイン(土地や株式の資産の値上がりによる所得)に対する課税が0%の国はたくさんあります。

法人税 キャンピタルゲイン課税
日本 15%〜23% 20%
ドバイ 0% 0%
シンガポール 8%〜17% 0%
香港 8〜16.5% 0%
タイ 20% 0%
マレーシア 24% 0%(不動産を除く)

その他

その他にもこのようなことを考えておくと良いと思います。

【移住先を決める際の検討材料】

  • 治安
  • 大気汚染
  • 妊娠出産の産院の環境
  • 医療のレベル
  • 医療費・医療保険代
  • 日本との時差
  • 日本までの飛行時間
  • 国の教育方針のカラー(お勉強させるor個人の興味を伸ばすなど)
  • 身近な言語
  • どんな人と出会いたいか

理想がイメージできたら「絶対に譲れないポイント」をランキングにしてみよう

頭の中で理想的な海外移住生活の環境が出来上がりましたか?

夢に見た、憧れの海外生活。

でも…現実には全てを叶えるのは至難の技でしょう。

なぜなら予算という大きな壁がありますし、そもそも全てが揃った都市が存在するとも限りません。

ですので次にやるべき作業は、絶対に譲れないポイントから優先順に並べることです。

優先順位にランキングを作ることで自分の考えがより明確にまとまるはずです。

私の場合、

  • 気候
  • 食事

が譲れないポイントで、予算やビザの取り易さが決め手になりタイを選びました。

しかし今思うと、英語が公用語の国のことを調べれば良かったと思います。

今になって公用語が英語であるマレーシアの方が良かったかな?と思うことも多々あるので、これから移住する国を調べる方は今回の記事で紹介した10個のポイントをぜひ真剣に考えてみてください。

 

冒頭にも言いましたが、単身者なら勢いで何を選んでもOK。

でも家族で海外移住するときはあらかじめ吟味する方が後々スムーズだと思います。

 

マレーシアとタイの比較記事も作成中です。

あなたが譲れない条件は?移住する国を決めるために理想の海外移住生活を考えてみよう まとめ

今回は家族で海外移住を叶えるロードマップのステップ2にも当てはまる、理想の海外移住生活の条件についてを考えてみました。

この10個以外にも色々な選択肢を思いつくだけ捻り出して、自分や家族の理想、ひいては最高の人生を想像してみてください。

海外移住は全てものを引き払って心機一転できる機会です。

何のしがらみもない真っ白な所に、自分が選んだものを一から並べられます。

こんな機会はめったにないですので、思う存分自分の理想を連ねましょう。

家族で移住する場合は、必ず夫婦や家族で話し合いましょうね。

最後は予算の問題があるし、全ての理想が揃った都市が存在するとも限らないので100%の理想を叶えられるかはわかりません。

しかし、今日ご紹介した10個の理想をイメージしてから選ぶ国は、きっとあなたに合った国だと思います♪

 

移住先としておすすめな都市があればぜひ教えてください♪

こちらにメッセージをお待ちしています。

 

では海外移住が叶うことを祈っています♪

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