こんにちは。
2021年にタイのバンコクに移住し7歳と3歳の娘を育てるなぽり@naho.thailandです♪
たくさんの日本人が住むバンコクにはタイで亡くなった日本人が眠る日本人納骨堂があり、そのお寺の堂守として日本から来ている日本人のお坊さんがいらっしゃるのはご存知ですか?
日本人納骨堂の僧侶がされている、日本人タイ比丘による瞑想会があると聞いて迷うことなく参加してきたので記録します。
日本人タイ比丘による瞑想会とは
日本人タイ比丘による瞑想会は、日本人納骨堂の堂守として高野山金剛峯寺からタイに来ている内堀僧侶(@youkou_uchiobori)が、
せっかく仏教大国のタイにいるんだからタイ仏教に触れるきっかけになると嬉しい
との想いで始められた瞑想会。
内堀僧侶の想いに共鳴した小俣さん(@midori_komata)という方が運営を担う形で毎月開催されています。
元々は日本人納骨堂の小さなスペースで個人的に始められたそうですが、瞑想会に興味がある人が多くなり、今はワットスティワララームというお寺にある瞑想室で開催されています。
お寺はBTSサパンタクシン駅から徒歩10分の場所にあるとても立派なお寺。
他にも参加者がいるけど、あくまでも自分の興味を満たす自分の時間を持てるのがとてもよかったというのが率直な感想。
参加者で自己紹介しましょう!とか、今日はこれを学んでこうなりましょう!とかそういう類のもではなく、自分のペースで自分に向き合うきっかけと時間をいただける場所です。
内堀さんの想いからスタートし丁寧に丁寧に作られている会だということ、内堀僧侶と小俣さんの人柄が伝わる和やかな空気感が特徴的でした。
気張ることなく参加できる雰囲気です♪
日本人タイ比丘による瞑想会の様子
今まで私が参加した2回の瞑想会の様子を紹介します。
毎回違う企画を用意してくれる
もう10回以上も回を重ねているそうですが、毎回内堀さんと小俣さんが様々なアプローチで瞑想や仏教に関わる企画を考えてくださっています。
私が参加したのはまだ2回ですが、それぞれ歩行瞑想とヨガがテーマで、ヨガの先生が教えてくれる時間もありました。
もちろん難しい修行や勉強会ではないので、誰でも気軽に参加できる内容です。
前回の歩行瞑想
タイ人の僧侶のお話を聴けるかも
内堀さんによる瞑想
実際に内堀さんが修行で取り入れていらっしゃる瞑想を何パターンか一緒にやりました。
瞑想と言っても堅苦しいものではなく、座って呼吸に集中するだけの時間です。
面白かったのは声を出す瞑想。
サンスクリットの文字は「あ」から始まり「うん」で終わる、阿吽の呼吸のあうんはそれから来ているだとか、そんな小話聞くの好きすぎる。
日常でいかに頭が忙しく働き続けているかを実感します…
本堂へのお参り
瞑想室から本堂に移動し、タイ仏教のお参り方法を教えていただきながらお参りしました。
本堂が豪華絢爛。
たくさんお寺に行っていますが、オススメのお寺の一つです。
知らないことがたくさんあったので内堀僧侶に教えていただけて嬉しい!
タイに住んでいるとお寺に行く機会が多いと思うので、一度お参り方法は教わっておくとお寺巡りがより楽しくなりそうです。
差し入れのお食事をみんなでいただく
瞑想会はこれで終わり、お寺からカオマンガイを差し入れしていただき皆でいただきました。
お話聞きながら食べる♪
食事とお水ありがとうございます
内堀さんも一緒にお食事をしてくださったので、聞きたいことをたくさん質問させてもらいました。
- 内堀さんはなぜ僧侶になろうと思ったのか
- 仏教や修行的には食事を残すのは良いのか
- 普段の食事はどうしているのか
- 托鉢は「食への執着を捨てるため」→本来の托鉢の方法にびっくり
- 出家すると守らないといけない戒律が200個以上ある
- どの国の仏教にも共通する最重要な戒律は「女性と関わらない」「人を殺さない」など4つある(あと2つ忘れた)
- 面白いものでは「スキップしてはいけない」「使っていい布団の規格・羊毛の色や配合バランスが決まってる」「夜は托鉢してはいけない」など
- 僧侶の皆さんがどんな会話をするか
- タイの僧侶は結婚しない。結婚が堂々とOKされているのは日本の仏教だけ
- タイの僧侶は子どもを産まないから今いる僧侶は全て自分で志願して出家した人たち
- 簡単に出家できるし簡単に辞めることができる。ただし4つの最重要戒律を破った人は2度と出家できない。
- 今まで出会った中で一番悟りに近い僧侶はどんな人だったか
- タイと日本の修行の違い
- タイ寺とタイにある中国寺の違い
- 置いてあるものを食べるのは盗みなるから人からどうぞと渡されないと食べられない(カオマンガイも私がどうぞと僧侶の布に置きました)
などなど、色々聞けてすごく面白かった。
厚かましい質問も笑って快くお答えくださるので、次は日本人納骨堂にお邪魔してさらに質問やお話させてもらいたいな。
瞑想会に参加できなくともぜひ内堀僧侶を訪ねて日本人納骨堂のあるお寺に行ってみてほしいです。
個人的な感想を少しだけ
内堀僧侶によると、仏教の最終的な目的地(=幸せ)は
執着をなくす
ことだそうで、戒律や修行は全てその目的のためにあるとのことです。
私は元々ヨガや瞑想が好きで日常に取り入れてるのですが、この会に参加して思ったのは、瞑想もヨガも今までは
- 決まった型にはめようとしたり
- 上手くなりたいと思ったり
- 効果を求めてたり
してしまっていたということです。
例えば「瞑想して精神統一して仕事のパフォーマンスを上げたい!」とか、思っていました。
平均的な人よりも煩悩と欲が強いのを自覚しているので、意識してブッダの教えや禅思想を取り入れて良い人間になろうとしていますが、それ自体が欲だよなぁ…🙃
内堀僧侶の話を聞いていると、もっとありのままでいいというか「なにがなくても、やってみよう」くらいの気持ちで瞑想に臨む方が良いのかなと思いちょっと気が楽になりました。
バンコクで瞑想体験ができるその他のお寺
また、内堀僧侶のお話によるとバンコクの他のお寺でも瞑想体験が毎日開催されているお寺もあるようなので、ネットで調べてみました!
- ワットマハタート
- ワット・パトゥム・ワンナラーム
- サティラ・ダマサターン(尼寺)
実際に参加してみてレポできたらと思います♪
日本人タイ比丘による瞑想会に参加しましたまとめ
瞑想会の大まかな流れと、私の感想を少しだけ記録しました。
内堀僧侶がおっしゃるように、せっかくタイにいるのだからタイの文化の一つである「仏教」をもっと身近に感じるとタイ生活・タイ旅行がより有意義なものになると思います。
そんな機会の一つが内堀さんと小俣さんが開催してる「日本人タイ比丘による瞑想会」なので、必要な人に届けばと思い訪問記を描いてみました。
勉強会!みたいなものでは全然なく、楽しみながら&気張ることなく、タイ仏教に触れられる良い機会です。
ご自身で体験してもらいたいと思って詳しくは書かなかったので、ピンと来た方は小俣さん(@midorikomata)のインスタをフォローして開催情報を待ってもらえたらと思います。
ではでは、タイ生活・タイ旅行が楽しいものになることをお祈りしています♪
日本人タイ比丘による瞑想会
開催場所:Google Map で開く
開催日時:小俣さんのインスタグラムで告知あり
開催頻度:月に一回
定員:あり・子どもの参加OK
値段:無料(気持ちを包んでお渡しする方が多いです)
内堀僧侶のインスタグラム
内堀僧侶が常駐する日本人納骨堂(ワットラーチャプラナ内)