
タイのお祭り(?)の中でも有名なものの一つが、
パンガン島のフルムーンパーティ
です!
島全体がクラブになるハチャメチャさが西洋人に大人気のフルムーンパーティに女子だけで行ってきたので、現地の様子や行き方をレポします!

子どもを2人産んでからフルムーンパーティーに行くことになるとは思ってもなかった!笑
もちろん子なしでの参加です。
フルムーンパーティーとは
フルムーンパーティーは、タイ・パンガン島で毎月満月の夜に開催される、世界的に有名なビーチパーティーです。
1980年代後半に始まった小さな集まりは、今では毎回数千人〜1万人以上が集まる巨大イベントに成長!
会場ではそれぞれのお店の前でDJが音楽を流し、観客はネオンペイントを身にまといながらビーチで朝まで踊り明かします。
お店ごとに爆音を流しているので島中どこを歩いても音楽が途絶えず、島全体がパーティー会場の様!
他にも、
- ファイヤーダンス
- バケツ型カクテル
- 蛍光塗料で描かれた体アート
など、フルムーンパーティーの定番とも言える刺激的な演出も見どころ。
参加者は世界中から訪れ、まさに「地球最大のビーチパーティー」といえる熱気でした。
サムイ島から簡単に行けたので、満月のタイミングと重なったらぜひ行ってみてほしい、非日常なイベントです。
今年の開催は以下の通り
手っ取り早く全体の雰囲気を見たい方はこちらのリールで!↓
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フルムーンパーティーへの基本情報・行き方
フルムーンパーティー当日のレポの前に、パンガン島への行き方の基本情報をいくつかお伝えします。
パンガン島に行くにはまずサムイ島へ行く
パンガン島は小さい離島なので飛行場はありません。
なのでパンガンに行くには、バンコクなどの大都市からまず国内線に乗って
サムイ島
という島へ行く必要があります。
バンコクからサムイ島は通常片道17,000円ほどですが、満月の前後は25,000円ほどに値上がりします。
私はいつも愛用しているTrip.comで予約しました。
この記事ではサムイ島への行き方は解説しませんが、別途サムイ旅行の記事を作成中なので完成したらリンクを貼ります♪
日本からの場合は、バンコクなどの都市乗り換えでサムイ行きのチケットを購入しましょう。
ホテル送迎込みのスピードボートを予約必須!
パンガン島にも宿泊施設があるようですが、多くの方はサムイ島のホテルに宿泊した上で、
サムイ島↔︎パンガン島までの行き帰りのスピードボート送迎(ホテル送迎込)
に申し込むのが一般的です。
ざっくりの流れは、
- 夜(18時〜22時)ボートでパンガン島に渡り
- 深夜(1時〜5時)にはまたサムイ島に戻ってホテルに帰る
というイメージです。

パンガン島にもホテルがあるので、パンガンのホテルに宿泊するのも可能です。
パンガン島へのスピードボートは複数の運営会社があり、参加を申し込むと、
- ホテルへのピックアップ
- 港までの送迎
- パンガン島までの往復ボート
- 帰りのホテル送迎
という、全てが含まれたパッケージが一般的。
参加する前は、

どうやってホテルから船まで辿り着くのか?

パンガンからの帰りの船には果たして乗れるのか?

帰りにホテルまで送ってくれなかったらどうしよう。
と不安が多かったですが、皆が利用する「スピードボート送迎」は多くの観光客が利用してきたお決まりの流れができているので、何の心配も不用。
初めてでも全く問題なく参加できました。
ただしホテルの送迎は対象エリアのみなので注意です。
サムイ島の送迎対象のエリアにホテルを予約し、ホテル↔︎港の往復の送迎も確実にお願いしましょう。
送迎対象エリアはこちら
行きの船の時刻は予約までに決めておこう
予約する前に考えとくべきことは行きのボートの時刻です。
フルムーンパーティーへ行く船は6便あります。
なので送迎を頼む時に1番大事なのは、
- どの便でパンガン島に行きたいか?
- その船に合わせたホテルピックアップは何時か?
という点です。
この擦り合わせができないと、ホテルからボート乗り場までの送迎に乗れなくなるので自分もツアー会社も困ってしまいます。
予約をすると催行会社から乗りたいボートの時刻を確認されるので、行きのボートの時刻は予約前に決めておきましょう!
行きのボート時刻表とそのボートに乗るためのホテルピックアップ時刻表はこちら↓
上記はKlookで申し込んだ際の業者の時刻表です。
サムイの街にある旅行店で申し込んだ際はもしかすると業者によってボートの出発時刻に多少の違いはあるかもしれないですが、大きく違うことはないかと思います。

なお、入島料(約200バーツ)はスピードボートの業者とは関係なく、パンガン島で現地払いです。
帰りの船の時刻
帰りのボートは深夜1時〜5時の1時間ごと。
自分の好きな便に合わせて港に向かえば先着順に乗ることができるため予約なしでOKです。
私たちがKlookを通して利用したのが「ゴールデンムーントラベル」というツアー会社。
その会社の当時の時刻表が上記のとおりです。
帰りの船でサムイ島の船乗り場に到着すると、順次トラックに乗せられホテルまで送ってくれます。
帰りのホテルへの送迎も含めたコミコミの送迎プランなので、安心安全でした↓
フルムーンパーティーへのスピードボート送迎の予約方法
スピードボート送迎の予約方法をご紹介します。
大きく分けて2つご紹介しますが、どちらで頼んでも内容は大きく変わらないため、自分が予約しやすい方法を選べばOKです。
1. オンラインで予約する(KLOOKなど)
フルムーンパーティーが開催されるパンガン島までの往復送迎は、Klook(クルック)やGetYourGuideなどの旅行予約サイトで簡単に購入できます。
私たちは、往復の送迎で一人1,080バーツ(4,500円ほど)でした。
「パンガン島までのスピードボート送迎・往復」を選べば、
- ホテルまでのピックアップ
- ボート乗り場までの送迎
- 往復ボート
- ホテルまでの送迎
が含まれています。
Klookなどの予約サイトは日本語表記なので英語のやりとりが最小限で済むことや、登録したクレカで支払えるのがメリットです。
私は、当日の朝でスマホでKlookアプリで予約を完結しました。
前日に繁華街の旅行店で聞いていた価格よりは120バーツ高かったですが、改めてホテルから繁華街へ予約しに行く手間と移動費用を考えるとオンラインで済ませるのが安いし簡単でした
繁華街のホテルに宿泊されている方は、次に紹介する街中の旅行業者で予約するのも良いと思います。
2. 街の旅行代理店で予約する
チャウエンビーチなどの繁華街には小さな旅行店が多数あり、そこでフルムーンパーティーのチケットが購入できます。
私調べではネットよりもこちらの方が値段は少し安めで(一人900バーツ)、交渉次第ではさらにディスカウントも可能かも。
ただし、お店の方と英語での会話が必要で、ホテル送迎の有無やボート出発時間などを実際に会話しながら確認する必要があります。
また、クレカNG(現金か在住者は使える銀行アプリのみ)のお店もあると思います。
安く抑えたい人や現地で交渉する雰囲気を楽しみたい人に向いています。
どちらの方法にもメリットがあるので、滞在エリア、言語の得意不得意、支払い方法に合わせて選びましょう。
フルムーンパーティー当日の流れ
では私が参加したフルムーンパーティの実際の様子をご紹介します。
1. 送迎予約は当日の朝、Klookで完了
予約は当日の朝にKlook(クルック)でボート往復送迎をオンライン予約しました。

夜の出発なので当日でもOKな場合も多いと思いますができたら念の為に前日までには予約しておくことをお勧めします。
予約を完了して1時間以内に予約時に記載した電話番号に業者からの電話がかかってきて、
- 行きのボートの時刻の確認
- それに合わせたホテル送迎の時刻のコンファーム(確定)
を話しました。
この時点ではどうやってボートまで辿り着くのかいまいちピンときていなかったですが、業者のホテルピックアップの時刻を擦り合わせた途端に安心できました。
ホテルのピックアップ時間が重要なので、連絡が取れる電話番号かメールアドレスを記載しておきましょう。
もし業者から連絡がない場合、Klookの申し込みページに催行会社の連絡先が載っているので自分から確認の連絡をしておくのも安心かと思います。
とはいえ、アプリ上で申し込みが完了していれば迎えが来ないことはないと思います。
2. ホテルでピックアップを待つ
予約時に指定された時刻に宿泊先のホテルロビーで送迎を待ちます。
ちょっと早めにトラックが到着。
タイの離島でよく使われているソンテウというトラックです。
元々乗っていた他のツアー客と一緒に乗り込み、さらに3−4軒のホテルでお客さんを拾ってから港へ向かいます。
外は暗い山道なのでちょっとドキドキでしたが、全く問題なく到着。
到着したのはビーチ沿いにあるボート業者の乗り場の待合用の建物でした。
3. ボート乗り場に到着
着いてすぐに名前を確認して受付。
このツアー会社のお客さんだという目印になるバッヂを受け取ります。
ボート乗り場では軽い待ち時間がありました。
ボート乗り場から音楽がかかっていること、ここでビールを買えることもあり、みんなノリノリな雰囲気。
トイレも済ませて準備万端!
4. ボートで島へ
ボートに乗り込む際に、ビーチから海に足をつける必要が合ったので、服装や靴に気をつけたい方は気をつけてください。
スピードボートで20〜30分程度で、あっという間にパンガン島へ到着…!
のはずが、途中でエンジントラブルで海のど真ん中でボートが停車😭
船の電気も消えて暗い中だったのでヒヤヒヤでした。

タイの離島に行くとエンジントラブルはたまにあること。
場合によっては船を乗り換えるパターンもあるので、心構えをしておくといいかも。
この時は10分ほどでエンジンが復活し、無事に島に到着。
酔いやすい方は大変かもと思いました。
エンジントラブルがなければ通常は酔い止めは必要ないとは思います。(お酒を飲む人も多いので薬は飲まない方がよさそうだし…)
5. 島の港で入島料を支払う
船を降りると、ここからは自由行動!
まず入島料として200バーツを支払います。
これが実質フルムーンパーティーへの参加費です。
6. 来たぞ〜!パンガン島!フルムーンパーティ!
到着すると別世界。
ネオンペイント、爆音の音楽、裸足で踊る人たち!!!
雰囲気はやっぱりこのリールが伝わる!
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島全体がパーティーと聞いていたのでどんな感じかなと思っていましたが、実際に行ってみるとすぐに理解できました。
街全体が歩行者天国かハロウィンの渋谷のよう!
通り沿いにお店が並び、各お店が音楽を流しているのでどの道を歩いてもドンチャンお祭りです。
そんな雰囲気の中、メイン会場があるビーチを目指します。
ビーチはこんな感じで人がいっぱい!
最も盛り上がるのがビーチ
ちなみに海に入っている人はほぼ誰もいないです。
疲れた人はカフェやバー、レストランでゆっくり過ごしていました。
どこを歩いても音楽が鳴り響いてパーティーモード。
みんなそれぞれ島の中の好き好きに勝手に散策し楽しんでいます。
私たちも自由に歩き回って雰囲気や音楽、お酒を楽しみました。
バケツカクテルはパンガン名物!
一通り島を回り、最後はレストランで休憩。
帰りはボート待ち→ホテル送迎
帰りは乗りたいボートの時刻に合わせて港のボート乗り場に戻り、並んで順番にボートへ。
自分が利用したツアー会社の名前さえ覚えていれば(札をもらっていますからそちらをなくさずに)案内があるので迷うことはありません。
サムイ島に戻ってからは再びバンに乗り、順番にホテルまで送ってもらい、無事にホテル到着です。
トイレは?
トイレは、お店で飲食した際に借りるか有料トイレを借ります。
私はレストランで軽食を食べた際にトイレも利用させてもらいました。
全体的にゆるい雰囲気なので、いざとなればお店の方にトイレを使わせてとお願いすると使わせてもらえそうです。

チップを20〜50でも渡すと気持ちよく使わせてもらえるかも?!
注意事項やよくある質問
注意事項と質問です。
パンガン島の物価は?
100%観光客向けのイベントなので島内で売られるものは超物価が上がっているかと思っていましたが、全然!
普通にセブンイレブンで水が買えるし(タイのセブンは200バーツ以下は現金のみなので注意)、レストランも一品150バーツ前後の通常の料金。
パーティーっぽい屋台が出ていますがそちらも
- バケツカクテル400バーツ
- フェイスペイント200バーツ
など、高すぎるという印象はありませんでした。
服装は?
来てる人が世界中のパリピばかりなので、ほぼ水着のような格好の方が多いです♪
でもどんな服装でも大丈夫☺️
船に乗る際に海水に足をつけることがあったので、濡れても良い靴か脱ぎ着しやすい靴の方が良いかと思いました。
スマホや貴重品は持って行って大丈夫?
持っていけますが最小限にしてほぼ手ぶらくらいの方が気楽かと。
ビーチ沿いでのパーティなので、砂で壊すかもしれないほど酔っ払う予定の方は一応防水ポーチに入れておくのも一つの手かなと思います。
でも、普通にバッグに入れておくだけでも全然OK。
荷物はどこに置けばいいですか?
ロッカーがあったかどうかはチェックしていないのでわかりませんが、基本的に大きな荷物は持っていかずにほぼ手ぶらの状態が良いと思います。
身につけられる程度の貴重品だけで行くのが理想かと思います。
パンガンに宿泊する方もいるので、ボート送迎のチケットに
「大きな荷物一人につき1つ無料」
が含まれています。
危ないことは?
私が実際に見たトラブルは、露天の「お釣りを誤魔化す」人と西洋人の女性の喧嘩。
夜の街ではたまにあると言われる「お釣り誤魔化し」というのは、例えば1,000バーツ札を渡したのに
「もらったのは500バーツ札だった」
とお店の人に言い切られてお釣りを少なめにしかもらえないトラブル。
おばちゃんが詐欺なのか西洋女性の勘違いなのかはわかりませんが、タイでは大きな札を渡すときは「はい、1,000バーツね!」と言う感じでこちらはどの札かを認識してるとあえて伝えるのが安心です。
他には救急車を2回見たくらいです。
マリファナの香りは当たり前、笑気ガスという?気持ちよくなるガスを吸っている人たちもいるので、基本的に身を守るために泥酔せずにいた方が良いです。
現金が必要
島内にたくさん出ている屋台やお店ではフードやドリンクはキャッシュオンが基本。
タイ在住者で銀行アプリがある方はそちらでもOK。
200バーツの入島料は現金で持っておきましょう。
女性だけでも参加できますか?
できます!
私たちも女だけで参加しました。
ただし酔っぱらいも多いので、2人以上で行動するのが安心です。
子連れはありですか?
西洋人の子連れの方は2組ほど見かけましたが、ほぼいません。
個人的な感想ですが…
行く前に想像していたのはもっと危ない怖い雰囲気だと想像していて子連れなどあるまじきと思っていましたが、想像よりも断然楽しい雰囲気だったので子連れでも絶対反対とまでは思わなくなりました。
しかし、爆音・人混み・泥酔者・夜の遅さから、当然子どもを連れて行く場所ではないと思いました。
が、雰囲気だけに注目すると危なさよりも楽しさを感じるものだと個人的には感じました♪
帰りのボートは混みますか?
帰りのボートはツアー会社ごとに列を作って並び、先着順で乗ることができます。
ボートに乗れる人数が決まっているので、順番的に乗れなかった場合は30分〜1時間後の次の船を待つ必要が。
早めに港に行って列に並ぶに越したことはありません。
パンガン島フルムーンパーティへの行き方と実体験レポまとめ
パンガン島のフルムーンパーティの実際の様子とサムイ島ホテルからの行き方を解説しました!
事前に「スピードボート送迎」に申し込みさえすれば、サムイ島のホテルから簡単に行くことができました。
思っていたよりも気軽に安全に行けて、そしてハッピーな雰囲気だったので想像以上の良い体験となりました♪
ぜひ安全に楽しんで来てください。