
今回は、日本人の方でも気軽に参加できるタイの秋の風物詩、
「ロイクラトン祭り」
についてご紹介します。
ロイクラトンとは
ロイクラトンは、陰暦12月の満月の夜(11月頃)にタイ全土で行われる伝統行事。
川の女神に感謝を捧げ、日々の罪や穢れを水に流すためにクラトン(灯篭)を川や池に流す習慣があります。

水面に浮かぶクラトンに祈る人達の姿は、タイの方々の信仰心を感じます。
また、ロイクラトンと同時期にはチェンマイ地方で行われる
「イーペン祭り(通称:コムローイ)」
でもクラトン(灯籠)流しの両方を体験できるということで人気があります。

ラプンツェルの世界に浸れるお祭りのアレです!
由来は別だそうですが同じ満月の日に行われるお祭りで、ロイクラトンは川に、コムローイは空に祈ります。
コムローイの体験記はこちら
クラトンの種類・買える場所
水に流す灯籠のことを「クラトン」と言い、ロイクラトンの日に公園や川沿いの施設、スーパーで買うことができます。

セブンイレブンでも売っていることも多いので、簡単に手に入りますよ
昔ながらのクラトンはホッチキスや紙を使わずバナナの葉や草だけで作られていますが、今は違う素材で作られたものもあります。
翌日にはゴミだらけになってエコじゃないということでクラトン流しをやらない方が良いんじゃないかというニュースも例年見かけるので数人で一つだけでも良いと思います。
こちらはスーパーで見かけた葉っぱで作られたオーソドックスなもの。

魚が食べられるコーン菓子で作られたもの。
少し前は魚が食べるからこのタイプが良いと言われてました。
が、ところがどっこい、流す量が多すぎて水が一面コーン菓子で埋め尽くされたことで魚が全滅した池があったとかでコーン菓子もよくない説が出ています。
2024年はムーデンが大ブーム
同じく魚が食べるパンで作られたもの。


こちらはクラトンみたいな形のロウソク。
マンションやお店が主催の小さなイベントではロウソクを使っているところが多い印象です。


こんな変わりダネも!
宝くじで作られていました!

クラトンには自分でライターで火を灯すのでライター持参、そして子どもが触れないように注意です。
チャオプラヤ川沿いでは盛大な花火が!
チャオプラヤ川沿いのホテルからは盛大な打ち上げ花火が上がります。
年末のカウントダウンに劣らない数の豪華な花火が上がるので、この日はリバーサイドのホテルに泊まるのも良い記念になるかも♪
こちらは去年の花火のスケジュール↓
今年のものではないので注意!
例年、このように5分おきに各ホテルの前から次々と花火が上がるのでサパンタクシン(タクシン橋)やアイコンサイアムの対岸などのローカルエリアに行く現地の方も多いです。
2024年のものです

2025年の花火スケジュールをゲットしたら更新しますね!
バンコクで人気のロイクラトン開催場所
バンコクでは街のあちこちでロイクラトンが楽しめますが、有名なものや行きやすい場所をご紹介します。
チャオプラヤー川沿い施設
チャオプラヤ川沿いの施設ではイベントやディナーパーティーが開催。
ホテルやレストランはロイクラトンの日のお値段は張ると思いますが優雅に花火やクラトン流しを楽しめます。
アイコンサイアム
この投稿をInstagramで見る
アジアティーク
この投稿をInstagramで見る
川沿いのホテル
この投稿をInstagramで見る
この投稿をInstagramで見る
川沿いレストラン
公園
市内中心部にある大きな公園でもロイクラトンイベントが!
バンコク内の大きな公園が開放されます。
例えば、
- ベンジャシリ公園
- ルンピニ公園
- ベンジャキティ公園
などに行ってみると近くの道沿いにクラトンの屋台が出ていて人の流れがあると思うのでフラッと行ってみるだけでも参加できると思います。
地元の人たちも多く訪れるため、ローカルな雰囲気を感じたい人におすすめ。
大学キャンパス
- チュラロンコン大学
- シーナカリンウイロート大学(火タラが開催される所)
- カセサート大学
などでもイベントが開催。
学生主催の伝統的なタイ舞踊やコンサートなどの出し物もあったりするんだとか。
マンションやホテル
バンコクの多くのコンドミニアムやホテルでロイクラトンのイベントが開催されます。
ささやかなものが多いかと思いますが、それでも雰囲気を感じられるかと思います。
小さなお子様がいるおうちは、ゆっくりと自宅で楽しむのも良いと思います。
子連れで参加してみた!

我が家もタイで暮らし始めてから毎年参加しているイベントです。
前もって準備せずにも、水辺に行けばクラトンを買って灯籠流しに参加できるのが気軽で◎
この↑写真はルンピニ公園でのもの。
MRTシーロム駅の出口を出たらクラトンのお店が出ていたのでその場で購入しました。(サイズによるけど100バーツ前後)
2年目からは住んでいるマンションが主催するロイクラトンパーティーに参加しています。
火の取り扱いだけ気をつければ難しいことはないので、タイ旅行のタイミングが合えばぜひ参加してみてください🥰
タイの人々の信仰や自然への感謝に触れられる特別な夜になるはずです。


