こんにちは。
今回は、ドバイに来たらぜひ足を運んで欲しい「旧市街地区」への散策をご紹介します。
ドバイというと、近未来的な高層ビルや巨大ショッピングモールを思い浮かべる人が多いですが、その一方で、街の原点ともいえる旧市街にはまったく異なる表情があります。
ドバイに石油が出る前の昔ながらのドバイの街の様子や、人々の生活を知ることができるのがこのエリア。
旧市街に行くと全く違う雰囲気に包まれるのでぜひ訪れてみてください。
ドバイの旧市街とは
ドバイの歴史を知りたいなら、近代的な摩天楼が立ち並ぶ中心地から少し離れ、旧市街のバスタキア地区を歩くのが一番です。
正式名称はアル・ファヒディ歴史地区。
19世紀末にイラン南部のバスタクから移住してきた商人たちが築いたこのエリアは、今も当時の暮らしや文化を伝える貴重な場所になっています。
ここでは、日干しレンガの家並みや細い路地が続くこのエリアは、現在は修復された建物が美術館やギャラリー、カフェに生まれ変わり、ゆったりと散策しながら中東らしい雰囲気を味わえます。
エアコンのなかった時代に室内を涼しく保つために屋根に設けられた「風の塔(ウィンドタワー)」が目を引きます。
ドバイ旧市街の見どころ4選
①バスタキア地区
その代表がバスタキア(正式名称アル・ファヒディ歴史地区)です。
19世紀末、イラン南部の港町バスタクからやってきた商人たちが築いたこの地区には、当時のドバイの姿が今も残されています。
細い路地や日干しレンガの家々は、かつてドバイが真珠貿易で栄えていた時代を物語っています。
特徴的なのが「風の塔(ウィンドタワー)」と呼ばれる建築様式で、砂漠の熱風を効率的に取り入れて室内を涼しく保つ、昔の人々の知恵が感じられる造りです。
現在のバスタキアは、歴史的建物を修復して美術館やアートギャラリー、カフェとして活用しており、散策すれば中東の昔ながらの暮らしと文化を間近に体験できます。
②アル・ファヒディ砦(ドバイ博物館)
は必見で、砂漠の小さな漁村がどのようにして世界都市へと発展していったかを学ぶことができます。
バスタキアの隣には、アル・ファヒディ砦を利用した「ドバイ博物館」があります。ここでは砂漠の小さな漁村だった頃から、真珠産業を経て世界都市へと成長していくドバイの歴史が展示され、立体模型やジオラマを通して、当時の生活風景をリアルに学ぶことができます。
③3つのスーク(市場)
さらに足を延ばせば、ドバイ・クリーク沿いのスーク(市場)にも出会えます。
金のアクセサリーが並ぶゴールドスーク、香辛料の香り漂うスパイススーク、カラフルな布地が並ぶテキスタイルスークなど、かつての交易都市ドバイの面影をそのまま体験できるエリアです。
④アブラ船
街歩きルート
3つのスーク(市場)と「バスタキア」という歴史保護地区が、徒歩とボートで回れます。
私たちは、
- タクシーでゴールドスーク
- スパイススーク
- アブラ(船)で川を渡る
- オールドスーク
- ドバイ博物館
- バスタキア地区
- タクシーで帰る
という流れで散策しましたが、逆方向に回るのも良いと思います。
①ゴールドスーク
みなさん、観光客相手という感じではなく呼び込みは少ないです。
こちらはゴールドスークの目玉の一つ?!
世界最大の金の指輪としてギネスに認定された、60kgの純金と5kgの宝石(ダイヤではない)でできている一応指輪なんだそう♪

この頃に純金の何かを買っておけば今頃どんだけ価値が上がっていただろう…😇
②スパイススーク
お隣にあるスパイススークにも立ち寄ってみました。
あんまり買うものもないですが、袋に詰められて並べられているスパイスは日本人にとっては珍しい光景。
ドバイ在住のインド、イラン、パキスタンの方々は日常的にここで買い物するんだとか。
③オールドスーク
先ほどの2つのスークとは、アブラ船で反対に渡った側にある「オールドスーク」。
最も観光客向けの市場で客引が多く、良く言えば活気づいていますが煩わしさもあり、それも含めて楽しむ場所です。
- ラクダ柄のパンツ
- アラブっぽいお洋服
- 布製品
- ランプやお着物
- アラビック文字のアクセサリー
などなど、安いかぼったられるのかはあなた次第ですが、お土産になるものがたくさん売っています。
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ここで働いている方たちは、インド、パキスタン、サウジアラビアなどで稼ぎに来ている人がほとんどみたいです。
子供にも優しい人が多くて、暑い中でしたが娘も楽しそうにお散歩していました。
私はイケメン発見♪

スリやぼったくりには気をつけてくださいね。
④ドバイ博物館(休館中?)
オールドスークから徒歩でドバイ博物館へ。
43度の炎天下で徒歩はまじで無謀なのでオススメできません!
個人的にとても楽しめたのが「ドバイ博物館」。
アル・ファヒディ砦(Al Fahidi Fort)という、1787年建の市内最古の建造物が今は博物館になっています。
もともとは外敵から街を守るための要塞として築かれ、その後は支配者の居城や警察署として使われていた建物だそう。
館内は、石油発見以前のドバイの姿が等身大のジオラマで再現されています。
ドバイに石油が発見される前のドバイ人の暮らしを想像したこともなかったですが、ここに来ると漁業や農業、遊牧で生活していた当時のドバイの生活をリアルに知ることができました。
漁村での暮らし、真珠採り、モスクやスーク(市場)、ナツメヤシ農園、ヤギなどを育てながらの放牧で生活する姿が生き生きと再現されており、まるでタイムスリップしたような感覚を味わえます。

ちょっと怖いくらいにリアル
広さもサッと回れば30分ほどで終わるくらいでそこまで大きくないため、子どもが疲れにくいのもポイントです。
入場料もお手頃なので、観光客はもちろん、在住者でも訪れる価値のある場所です。
赤ちゃんにとっては涼しい建物で過ごせることもありがたいポイントでした。
漁業で生活していたというのを解説した展示↓
今のドバイからは想像できない、砂漠の暮らしをリアルに体験できてとてもおもしろかったです。
⑤バスタキア地区を散策
⑥バスタキアの人気カフェ「アラビアンティーハウス」
ドバイ在住の友人に教えてもらった、この地区で人気の「アラビアンティーハウス」というカフェでお昼ご飯。
夏場はビニールをしてクーラーをかけてくれていました。
娘が食べられそうなパスタやジュースもありました。
ドバイで必ず飲んでほしい、レモンミントジュース。
⑦コーヒー博物館
最後に立ち寄ったのが、「コーヒー博物館」です。
Googleマップはこちら
伝統的なアラビア建築の家屋を利用したカフェ兼コレクション展示という感じの小さな施設です。
わざわざ来るというほどではないけど、フラッとアラビア建築の中に入ってみるだけでも楽しかったです。
外から見ると窓が少ない壁の家も、一歩中に入ると想像以上に空間がひらけていて素敵でした。
まとめ
ドバイの違った一面が見られるこの旧市街一帯は、この国の歴史と人々の暮らしをより深く理解するためにもぜひ訪れてほしいエリアです。
朝からお昼過ぎくらいまでの5時間ほどでも満喫でした。
私たちは夏場も冬場にも訪れたことがありますが、ずっと屋外なのでやはり冬場がベターに間違いありません。
夏場に歩く場合は、日傘やお水をしっかり準備して、覚悟