【タイ移住の生活費】子連れでバンコクに移住して半年が経ったので生活費を公開します

タイ移住のこと

 

こんにちは、家族4人でタイ移住したなぽり@naho.thailandです。

最近やっとコロナ規制が無くなりバンコクを楽しみ始めました♪

 

この記事は半年目に書いたバンコク移住の生活費についてです。

さらに半年たった後の、移住1年目の丸1年間の生活費についてはこちら↓をご覧ください。

 

 

2021年4月24日にタイに入国し、当時10日間だった隔離を乗り越え外界に出たのが5月5日。

その日からタイ・バンコクでの生活が始まり、今月で半年が経ちました

この記事では、初のタイ移住生活の半年間の生活費を公開します。

半年間の生活費を今すぐ見たい方はこちらにジャンプ

2021年のことなので円換算は1バーツ3.5円で計算しています。
2024年現在は1バーツ4.2円です。

コロナ禍・ロックダウンでイレギュラーな半年間

やっと公園がオープンした!

2021年はコロナ真っ只中でしたから、この半年間の率直な感想は

 

半年が一瞬すぎたし、ロックダウンが続いたので思ったほどやりたいことができてない!

 

と焦る気持ちですが、このご時勢の割にはできる範囲でタイを楽しめたかなと思います。

入国から丸半年、学校に登校できず、日本での春休みを含めると8ヶ月を子どもたちと家で24時間一緒にいる生活でした。

コンドミニアムのプールが9月にオープンした時は大喜び

私目線でのこの半年間の日々は、

・家族全員がずっと狭い家に居る
・夫と娘の仕事/授業を邪魔をしないように音に気を遣う
・英語がわからない長女のオンライン授業を8時〜15時までフルサポート(先生の発言を全て同時通訳)
・私が長女のサポートばかりなことに嫉妬し泣き叫びソファや壁に落書きし床にあらゆるものをぶちまける2歳児の相手
・その合間に毎日3食作る

…笑。今思えばちょっとした修行でした。

お皿洗いと洗濯は夫がしてくれるので、家族全員で乗り越えた!という一致団結感は良かったなと思います。

こんなに子どもと一緒にいられるのはきっとこれで最後だからと自分に言い聞かせながらもやっぱり余裕がなく、怒りすぎてごめんねと今でも反省します。

半年ずっとオンライン授業

頑張ってくれた甲斐があり、英語ゼロだった長女はインターに通い始めて4ヶ月後の9月の新学期には私がいなくても一人で授業が受けられるようになっていたから感動!!

半年たった今では英語で寝言を言うようになり、私に英語で話しかけてきています。笑

…と、タイ移住してからの半年間の思い出に話が逸れてしまいました。

では生活費の発表の前にまずは我が家のタイ・バンコク移住生活の前提条件からお伝えします。

タイ・バンコク移住、我が家の前提条件

タイと言えばお寺。毎週末色んなところに出かけています

具体的な数字をお伝えする前にタイ・バンコク移住生活における我が家の前提をまずお伝えします。

と言うのもタイの生活はものすごく幅があるので、どんな場所に住みどこで買い物するかによって生活環境も生活費も大きく変わってきます

ネットでタイ移住情報を探すときは、

「この人はどんな生活環境・月々の予算を設定しているのだろう?」

という目線を忘れずに情報収集するのが良いと思います。

 

日本で例えると、六本木ヒルズか、世田谷の一軒家か、多摩川を渡ったかというエリアでの違いや、駅近かどうかなのかなどで生活環境でコストが全然違うように、バンコク内でも超ピンキリです。

 

我が家の設定はこんな感じ↓

家族構成:夫、妻、6歳娘、3歳娘
夫の職業:自宅で仕事。タイ移住や生活の全ての費用は自分持ち
娘の学校:2人ともインターナショナルスクール
お手伝いさん:なし
車、運転手:なし

 

我が家は主人が個人でやっている仕事が収入源ですが、数年前に数千万円の年収が0円になり貯金も底をついて無一文になるというビッグハプニングがありまして…

現在は復活したものの、もしまた何かあったら大変だと学習し今はあまり贅沢しない方向性になりました。

とはいえ、

「なるべく質の良い食材や調味料で健康的な食事をしたい!休日はお出かけしてお友達や家族で楽しく過ごしたい!」

というのを大事にしているので、健康・経験・成長に影響することに関しては節約していません。

なので、今回シェアする我が家の移住1年目の生活条件は

【日本人として衛生的で健康的なもの。予算的にはローカル以上、駐在以下の暮らしぶり】

というイメージで、日本で暮らす日本人の平均的な感覚です、たぶん。

家賃や食事や学校はどんだけでも高級なものがありますし、外国人やタイの富裕層はメイドやナニーやドライバーを雇うことが常識ですが、我が家は雇っていません。

逆に、家の場所や食べ物をタイのローカルに合わせればまだまだコストを削ることもできますが、ある程度の便利さと安全も気にしています。

どこにポイントを置いて何をチョイスするかで全然違った環境・予算になりますから、タイ・バンコク移住を考える場合はどんな生活をしたいのかを明確にすることが大事だと思います。

 

YouTubeやネット上にはタイ移住生活の安さをアピールしたものもありますが、家賃を見るとたぶんバンコクの超中心部には住んでいないんじゃないかと。

 

東京でも港区と北区では家賃や生活費に雲泥の差があるのと同じです。

 

というわけで、贅沢じゃないけどローカルすぎないタイ・バンコク移住という前提で、参考になれば嬉しいです。

発表の前に、350人に聞いた生活費の予想は?

タイ・バンコク移住の生活費を発表する前に、インスタで350人の方に生活費の予想をしてもらったので、ぜひこの記事を読んでいただいているあなたも予想してみてください♪笑

家族4人でのタイでの生活費、どう予想されますか?

皆さんの予想はこんな感じ↓

30万円→15万円→50万円→100万円の順になりました。

さて、結果はいかに?

タイ・バンコク移住、毎月の生活費は!?

では、家族4人のタイ移住生活の月々の生活費の金額を公開します。

ロックダウンのイレギュラーな生活だったのでお出かけが少なく生活費も少なめで済んでる感がありますが、タイ・バンコク移住のイメージになればと思います。

※追記:ロックダウウンが解除されてからの半年はお出かけや外食が増えたのでやはり生活費が上がりました。

我が家がタイに引っ越してからの6ヶ月間の生活費の平均がこちら

43万円(学費込:54万円)

多いでしょうか?少ないでしょうか?

では細かくみていきますね。

固定費

まずは固定費、こんな感じです。

用途 値段(円) (バーツ)
家賃(2BR・83平米・駅1分) 152,300円 43,500
水道費(若干の変動あり) 1,200円 350
光熱費(若干の変動あり) 9,800円 2,800
浄水器 3,150円 900
家のインターネット 2,200円 641
携帯代(大人2人) 2,600円 373×2
ディズニーチャンネル・アマプラ・iCloudなどサブスク 2,000円  
合計 174,000円  

恐らくほとんどの人が必要な固定費で、日本人らしい普通の生活です。

感覚的に理解してもらえそうな情報をいくつか補足です。

1. 家賃

我が家が移住してすぐに住んだ家がこちら。

 

 

バンコク内でも2Bedroomで10万円を切るような家もあるにはありますが、

  • 徒歩でアソークやプロンポンに行ける範囲
  • 築10年前後
  • 80平米以上

この条件を日系のエージェントで借りるとなると15万円/月くらいが最安値でした。

  • 築年数や住むエリアを変える
  • タイ現地の不動産エージェントで借りる(Hip  Flatなどタイの賃貸サイトを利用)
  • 直接大家と交渉する

などするともっと下げられます。

ちなみに駐在さんは会社が月100,000バーツ(35万円)前後の家賃を出してくれるそうで、我が家よりもだいぶ高級な家にお住まいです。

一方、独身の移住者の方は7,000バーツ(3万円しない)くらいの人もいるそうで、個々の条件によって幅が広いです。

2. 光熱費

多くのコンドミニアムはガスはないので、キッチンもお風呂もすべて電気代に含まれています。

クーラーは2台をほぼ丸一日つけっぱなしです。

アフターコロナで電気代が何倍にも上がっているという噂。

3. サブスク

加入しているのは、日本のAmazon prime(解約予定)、タイのディズニーチャンネル、iCloudのストレージくらいです。

アマプラは日本で年単位で更新してきてしまったのですがこっちでは見られないので次回更新で解約します。

アマプラやNetflixなど配信系サブスクは、日本での契約は日本国内のみ視聴可能なので日本での内容をそのまま見たければVPNを契約する必要があります。

タイにもタイのNetflix(プランによるが99〜419バーツ)がありますが、作品のラインナップが違います。

毎月変動する費用

では次に月々変動する費用について、半年間の大体の平均をまとめました。

用途 値段(円) (バーツ)
食費+日用品+外食 100,000円  
タクシー・交通費 7,000円 2,000
嗜好品(筋トレのサプリ・書籍・服・美容) 40,000円  
こども(おもちゃ・服・遊び施設) 15,000円 3,000
170,000円  

こちらも項目ごとに説明します。

1. 食料品・日用品

ロックダウンでほとんど外食に行けないので全て一緒に食費に計上しています。

日系レストランに行くような外食をすると、月々10万円の食費・交際費では厳しいと思います。

バンコクのスーパーマーケットについてのレポはこちら

 

 

2. 外食の予算相場

家族4人での外食の相場です※この記事を書いたときからバンコク全体の物価が上がっているので今はもっと高くなっています

  • カフェランチ:4,000円
  • ファストフード:2,500円
  • 中堅レストランでの夕食:8,000円
  • 焼肉:15,000円〜

これが屋台やフードコートになると、ひとり50-100バーツくらいなので、4人で1,000円や1,500円以下で済んでしまいます!笑

 

カオマンガイ 50バーツ(175円)

カオソーイ 50バーツ(175円)

デパートに入っているタイ料理のお店:一品200B(750円)ほど。デザートとドリンクも含めて1,200B(4,200円)

チーズバーガー350バーツ(1300円)

中華街でおやつ。全部で100バーツ(350円)

焼肉4人で:4,500バーツ(15,000円)

OMAKASEお寿司は2500B(12,000円)〜6000B以上(23,000円)のコースも!

百円台で食べられるものから日本より割高なものまで、ピンからキリまでありとあらゆるお店があるので外食には困りません。

高級なレストランもたくさんあるのでグルメな方が住んでも割と食を楽しめると思います。

ただ、屋台や食堂は全体的に味が濃く、砂糖も化学調味料も油も多い!

健康のためにおうちで無添加ご飯を食べさせたいという気持ちと、外食で楽したいという気持ちでいつも揺れています。笑

3. 交通費

車も運転手も持たない我が家は、ムーブミーかタクシーです。

距離がある移動は流しのタクシーではなくBOLTという配車アプリを使って安心して乗っています。

 

 

例えば高速を使って22km、30-40分くらいの距離にあるメガバンナーというショッピングモールまでだと運賃150B+高速代40Bで合わせて190B(680円)。

※タクシー代も観光客が入ってきた今は相場が少し上がった&時間帯によって値段が変わります

東京だったら7,000円ほどかかる距離なのでタイはタクシーがずいぶん安いです。

Grabという配車アプリも有名ですが値段的にはBoltが安い。

スーパーや家の周りの移動はアプリで呼べるトゥクトゥクを使うと便利です。

 

 

4. 嗜好品

嗜好品・お小遣いの予算は個人で調整できますから参考まで。

この半年間はロックダウンだったので自分の服や美容代がほぼゼロ…笑

バンコクはタイ人向けの美容クリニックは安いところもありますが、日本人が経営する美容室や美容クリニックは日本よりも高い場合もあります。

タイ移住で年に一度かかる費用

毎月かかる費用の他に、年に一度必要なものがいくつかありますのでお伝えします。

 用途  値段(円)
医療保険(家族4人分)※コロナが終わってからは任意です 610,000円/年
学費 80万円〜400万円
ビザサポート費(4人分・サポートサービスを受けず自分でイミグレに行くこともできます) 140,000円/年
保護者ビザ用の預金証明(3ヶ月以上出し入れせずに預金しておく必要あり) 175万円/一人
引越しをする場合はデポジット 家賃×3ヶ月分

こちらも状況によりけりなので、補足します。

1. 医療保険(病院代はこれでカバー)

我々が移住したタイミングでは入国に際し10万ドル以上の補償がある医療保険に加入する義務があったので比較的高額な保険に加入しました。

※コロナが終わってからは保険加入の義務はないので任意です

この1年間の通院回数などを元に検討し、来年はもっと安い保険でも十分だと思っています。

タイでの医療費・保険についてはこちら

 

 

 

2. 学費

だいたいのバンコクのインターナショナルスクール幼稚園・小学校の学費は年間80万〜400万円。

ここにスクールバスやその他活動費が加算される場合もあります。

バンコクインターについてはこちら

 

 

3. ビザサポート費

学生ビザと保護者ビザでタイに移住する場合、子どもが通う学校が書類の準備やビザの手続きのサポートをしてくれます。

うちの子が通う学校のビザサポート費はひとり1万バーツ(35,000円)です。

学校には書類だけをお願いし、イミグレーションに自分だけで行って手続きをすればサポート費用は不要です。

4. 保護者ビザ用の預金証明

これは支払うお金ではなく、保護者ビザの延長/更新のために必要な残高証明用の金額です。

保護者ビザを延長/更新するには

50万バーツ(175万円)をタイの銀行口座に3ヶ月間継続して預金していた証明

が必要です。※今は円安で50万バーツ=200万円です

1日でも足りないとビザが発行されないので気をつけてください。

単発で必要なプラスアルファの料金

上記以外に単発で支払ったものです。

 用途  値段(円)  値段(バーツ)
レンタカー 約10,000円/泊 2,500
旅行代 100,000円/回  
鍵の業者代 2,100円/回 600

こちらも少し補足を。

1. レンタカー・旅行代

交通費や食事代含めても、飛行機に乗らなければ2-3泊の国内旅行で10万円の予算あれば楽しい旅行ができます。

車を持っていなくても、レンタカー・運転手付きレンタカー・送迎サービスなど車で旅行する手段も多々あります。

行き先やホテルのランクによって変動しますが、日本と変わらない感覚で予算を組めるかと思います。

 

一泊5000円〜20万円以上までホテルもピンキリ。

タイは何もかもがピンからキリまであります。

 

2. 鍵の業者代

娘が部屋の鍵の締め出しをした際のピッキング費用です。

基本的な家の故障はオーナーさんが支払ってくれるので基本的には修繕代はかかりませんが、鍵の締め出しに関してはこちらの落ち度だったので自費でした。

その他、お風呂の給湯器の修理は550Bでした。(オーナー負担)

引越し当初の初期費用

パソコンデスク・チェア
炊飯器 28,000円 7,999B
プリンター 10,500円 3,000B
キッチン用品 35,000円 10,000B

タイでの生活が始まり早急に必要だったものがこの辺りです。

デスクや電化製品の購入についての記事は↓

 

 

今後増えるかもしれない生活費

タイ移住の1年目は

「移住してからも何があるかわからない!」

という気持ちで挑んだので、家賃などは最低限の予算で組みました。

が、半年住んでみて今のところ大きな問題もなく生活できているので、2年目は生活の質を上げるための引っ越しや外注も考えています。

日本人の生活に必要になりそうなサービスの相場を載せておきます。

2ベッド→3ベッドに引っ越す。3brの相場は8万B〜
子どもの習い事 だいたい1回500B〜。月4回で2000Bほどが相場(7,000円)
メイドさん 週2回・3時間で月14,000円/フルタイム月35,000円〜
中古の安いもので車体価格200万円ほど〜
語学学校 タイ語を学びたい。1レッスン45分500バーツのところから、週5毎日3時間のレッスンが1ヶ月3万円〜12万円など色々

1. 習い事

上記の金額はタイ人講師の教室も含めた大体の相場です。

日本人の先生が教えてくれる体操教室や音楽の教室は月1万円を超える習い事も多数あり、小学生の習い事は日本より高い気がします。

2. メイド、ナニー

週に1-2回、掃除をお願いしようかと検討中です。

3. 車

タイの車は日本よりも高いですが、売却時も比較的高く売れるそうです。

駐車場はほとんどのコンドで1台分無料でついていることが多いです。

保険に関しては簡単に調べただけですが、自賠責保険は650バーツ(2,300円)、任意保険などは年間4,000バーツ〜20,000バーツなど、保証内容によって違うそうです。

【タイ移住の生活費】子連れタイ移住して半年が経ったので生活費を公開します

今回の記事では、タイに移住した子育て世代の4人家族の半年間のリアルな生活費を公開してみました。

実際の数字なので公開するのはお恥ずかしいですが、これからタイに住むことを考えている方には必要な情報かなと思うので参考になると嬉しいです。

タイは安く暮らせそうというイメージがあるかもしれませんが、バンコク都心部の生活は意外と東京での慎ましい生活と変わらないかと思います。

タイの物価がここ数年で急激に上がっているので今はもう激安というわけではないことを前提に、住む場所や年間の予算を組むことをお勧めします。

 

まだ日本より安いのは人件費とタクシー代と家賃くらい。

 

保険料やビザ代なども含めて考えると外国に住むのって結構お金が必要ですね。

あと、なんと言っても日本の社会保障は素晴らしいです。

子どもの医療費が無料なのはとんでもなく安心なことだったんだと、タイに引っ越して実感しました。

別記事でタイへの教育移住についての思うことをまとめようと思っていますが、タイに移住するのに適した人というのは限られていると感じます。

・タイが好きでタイにに住みたい
・ビザが取りやすい国がいい
・常夏がいい
・外国に住むなら親日で比較的安全な国がいい
・街やお店の衛生レベルが気にならない
・英語もその他の言語も喋らないで暮らせる外国に住みたい
・文化や生活で日本とのギャップを感じたい
・日本と変わらない生活ができる外国に住みたい(スクンビットエリア)
・クオリティが下がっても良いから生活費を下げてのんびり過ごしたい(郊外やパタヤ)

こんな感じでしょうか。

タイでの生活は楽しいですが、

 

生活費を劇的に下げたい人や、英語を学ぶ環境を第一に考えている人にとってはバンコクはちょっと違うかな?

 

というのが私の感想です。

そして何もかもがピンキリなので、我が家のたった一例だというのを忘れずに「しっかりとご自身の理想を想定しながら」リサーチしてみてください。

ではでは、お読みいただきありがとうございました。

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