こんにちは。
2021年4月に家族4人でタイ移住したなぽりです。
今回は、
タイ移住から3ヶ月目(90日目)に必要なビザの延長申請と、その後1年ごとのビザ延長申請
についてを記録します。
2年目以降のビザ延長もほぼ同じ要領です。
※少し違うところもあるので注意してください。
ビザ更新が必要な理由
タイの教育・保護者ビザ(初めての取得)はタイ国外のタイ王国大使館で発給してもらいます。
日本人のほとんどは東京、大阪、福岡にあるタイ王国大使館で発給してもらいますが、日本に限らず他の国のタイ王国大使館でも発行が可能です。
タイに近いラオスやマレーシアで取得する人も多いです。
これらのタイ国外で発給された初回のビザはすべて期限が90日しかありませんので、タイに来てから3ヶ月目くらいのタイミングでビザの延長をする必要があります。
今回の記事はその「ビザ延長申請」についてを解説します。
今回の記事はNON-O(保護者)・NON-EDのビザ延長の話です。
他のタイプのビザや、90日レポートについてではありません。
私たちが持っているビザ
私たちが持っているビザはこの記事に詳しく書いていますが、
両親:NON-O(保護者ビザ)
です。
教育ビザや保護者ビザの発給・延長申請には学校が発行する書類が必要です。
学校が用意してくれる書類と、後ほど一覧でお伝えする必要書類を持ってバンコクイミグレーションに行って手続きをすると「1年間のビザ」が延長されます。
そしてその後は1年ごとにビザの更新を行います
ビザ延長申請の当日は、学校によっては別途料金で、
- 学校のビザスタッフが引率してくれたり
- 外注の引率者を手配してくれたり
しますが、学校によってサポート体制が違うので学校のビザ担当者に聞いてみてください。
私たちは1年目はイミグレへの引率を含むサポートをお願いし、2年目からは引率なしで自分達でイミグレーションに行って延長申請をしています。
オンラインで申請できる【私はやったことないので情報のみ】
ビザ延長申請は、通常バンコクイミグレーションまで出向いて申請をしますが、今はオンライン申請ができるようになったとの話を聞きました。
注意:私はまだオンラインで申請したことがないので確かではないです。
この方法で簡単に延長手続きを済ませられたという話を聞いたので掲載しておきます。
以下のページでオンライン申請ができるそうです。
次回の我が家の(2024年の7月)の更新の際はこの方法を試してレポしたいと思います。
オンラインで順番待ちの予約ができる
イミグレに出向いて延長手続きをする場合も、オンラインで予約をしていくと短い待ち時間で完了させることができます。
以下のページのOnline Appointmentというページから予約可能です。
記のサイトから、リエントリーパーミットや90日レポートの予約もできます。1ヶ月前から予約可能なので早めに予約しましょう。
こちらの記事でオンライン予約方法の手順を解説しています。
教育ビザ・保護者ビザの延長申請に必要なもの
教育ビザ・保護者ビザの延長申請に必要な書類です。
- 大使館発行の戸籍謄本英訳(※注意)
- 50万バーツが2ヶ月以上(2回目以降は3ヶ月以上)継続して入金されている銀行通帳
- TM30のコピー
- パスポート原本
- 証明写真2枚
- 申請書類(うち3枚には自分で記入します)
- パスポートの過去のビザページのコピー
- 銀行通帳の過去3ヶ月間のページのコピー
- 申請費用(現金)
- (出生証明書)
1. 大使館発行の戸籍謄本英訳
日本から戸籍謄本原本を持参し、在タイ日本国大使館で英訳をしてもらったものが必要です。
戸籍原本はタイに入国する際に必ず持ってきましょう。
移住すぐに在留届などを提出するために大使館に行くと思うのでその際に英訳の申請もしておきましょう。
追記:2年目以降のビザ更新でも初年度に使った戸籍謄本英訳が有効でした。
追記2:2024年度にビザを取得した方々の話では「大使館で英訳した戸籍謄本英訳にMBKで判をもらう必要がある」と学校のビザ担当者に言われた方がいます。私は今までそんなものが必要だったことがないのでわからないのですが、新たに情報があればまたこちらでお知らせします。
2. 50万バーツが2ヶ月以上(2回目以降は3ヶ月以上)継続して入金されている銀行通帳
保護者ビザの90日目の延長申請には、
本人名義のタイの銀行口座に50万バーツ以上を2ヶ月以上※入金し続けている口座残高証明書(バンクステートメント)
が必要です。
※2回目以降の延長(1年ごとの延長手続き)では3ヶ月以上の期間が必要です
1日でも50万バーツを切るとダメなので、ビザ更新の前数ヶ月は銀行残高に気をつけましょう。
申請当日までの残高証明が必要なので、当日、イミグレーションにある銀行に通帳を持参し残高証明書を発行します。
前日までに取得しても無効なので気をつけてください。
学生ビザにはこの書類は不要です。
我が家の場合、両親とも保護者ビザを発給しているので合わせて100万バーツ(400万円近く)のお金を2ヶ月間は銀行口座から出せないということです。
3. TM30のコピー
↑現在はフォーマットが変更されいます
タイで賃貸を借りた時に申請するTM30のコピーです。
TM30は家を借りるとオーナーが取得してくれるものです。
不動産仲介の方からデータで受け取るはずなので、TM30の画面をプリントアウトしましょう。
4. 証明写真 2枚
証明写真は
- エムクオーティエ
- セントラルラマ9
- サラディーンの路面店
などの写真館で撮影しました。
証明写真や必要なコピーができるお店はイミグレーションの地下にも
バンコクイミグレーションの地下には
- 証明写真
- パスポートのコピー
ができるお店があります。
当日早めに行ってここで証明写真を用意することもできます。
詳細を知りたい方は上記の写真に載っているラインに問い合わせてみてください。
5. 申請書類(学校が用意してくれるもの。うち3枚に記入)
必要書類は学校が用意してくれます。
そのうち3枚には自分の名前や住所、パスポート番号、ビザ延長の理由などを英語で記入します。
※学校側が記入してくれる場合もあるので臨機応変に。
何箇所かサインをする場所があるので、サインの隣にはタイの電話番号を書いておくと良いでしょう。
申請時に書いてと言われました。
Study at 〇〇International School / Take care of my children study at 〇〇International School
もし書き間違えた場合は「TM7 Visa Thai」「STM.2 Thai」などで調べるとPDFが落ちているので自宅でプリントできます。
6. パスポートの過去のビザが載っているページのコピー
パスポートに押されている、過去のビザが載っているページのコピーが必要です。
受付担当者によってはその方がコピーしてくれる場合もありますが、コピーしてくれない担当者の場合、イミグレの地下のコピー屋さんにわざわざ行く必要があるので予め用意しておくとスムーズです。
最低限予め用意しておくと良いのが、
- 日本(やその他の外国)にあるタイ大使館で一番最初に発給されたビザが貼っているページ
- そのビザで一番最初にタイに入国したスタンプが載っているページ
- 前回(去年)のビザ ページ
です。
※全てのコピーには自分のサインと電話番号を書いておきましょう。
7. 銀行通帳の過去3ヶ月間のページのコピー
口座残高証明を発行した銀行口座の通帳の過去2ヶ月分※のコピーも必要な場合があります。
※2回目以降の延長申請では3ヶ月分必要です
通帳の名義(1番最初のページ)もコピーしておくと良いと思います。
※全てのコピーには自分のサインと電話番号を書いておきましょう。
8. 申請費用
当局に支払うビザの申請費用は1900バーツです。
現金で用意しましょう。
学校に有料のビザサポート制度がある場合は、そちらにサポートfeeに申請費用が含まれる場合があるので確認しましょう。
9. 出生証明書英訳(日本人は不要)
学校から出生証明書の英訳の提出を言われましたが、日本は出生証明の正式な書類がないことを学校に伝えるとこの書類は不要でした。
大使館発行の戸籍謄本英訳があれば大丈夫です。
ビザ更新申請の場所・受付時間
場所はチェーンワッタナーにあるバンコクイミグレーションです。
車で30分ほどの郊外にあります。(ドンムンアン空港の近く)
バンコク 都心部からタクシーで300〜500バーツ+高速代くらいです。
8:30オープンですが、6:00頃から順番待ちの列ができるそうです。
私の直近の延長の際は、8:50に行くと170人待ちでした…
ビザ延長申請当日の流れ
学生/保護者ビザ延長申請は、
- 学校のビザスタッフが書類から車から全て段取りしてくれるパターン
- 現地集合でスタッフが来てくれるパターン
- 学校から書類をもらって自分だけで行くパターン
などスクールによってサポート体制が違いますが、だいたいの流れを説明します。
- 予約を取る(1ヶ月前)
- イミグレーションに到着
- 順番の札(キュー)を取る【先にとっておくと待ち時間が少なくなります】
- 待つ間に銀行で残高証明書類を発行(混んでいると45分ほどかかる※)
- 呼ばれたら手続きをする
- ビザが発給される(パスポートの返却)のを待ち終了
- 現地解散/送迎がある場合は送迎
最初は不安かもしれませんが、英語が話せなくても自分たちでどうにかできるくらいの難易度です♪
全ての手順をざっくりと解説します。
1. 予約を取る(1ヶ月前から)
バンコクイミグレーションでのビザ延長申請はあらかじめオンラインで予約ができます。
予約しているかしていないかでは、当日の待ち時間が全く違うものになるので予約を推奨します。
予約方法はこちらで解説しています。
パスポートの有効期限もあらかじめ確認し、1年未満の場合は更新しておきましょう。
2. イミグレーションに到着
GoogleMapで「バンコクイミグレーション」と検索すると出てくる場所に向かいます。
イミグレーションのメイン入り口でパスポート荷物チェックをして入り、建物に入って右手側がイミグレーションオフィスです。
この先は写真が撮れないので以降は写真少なめです
8:30オープン〜最終受付が15:30です。
毎朝オープン前の6:00頃から順番待ちの列ができるそうです。
私が直近に行った際は、8:50に行って170人待ちでした。
イミグレーションでは全てのカウンターが12:00になると一度閉まって職員全員がお昼休みを取るので、なるべく午前に滑り込めるとスムーズです。
しかし最近は混雑がひどいので午前に終わらせるなら7:00台の到着を目指さないと厳しいかもしれません。
中国人の団体が居たために、8:30までに行っても200人待ちだったとの話も聞くので、その日の運要素もあります…!
3. 順番の札(キュー)を取る
こちらの入り口から入って奥の部屋に行くと、順番札をもらえるカウンターがあります。
中央または左側の列に並び「Student(Education) Visa Extention」などと伝えると教育・保護者ビザの「A1」というカウンターの順番札をもらえます。
基本的に保護者ビザは子どもの教育ビザとセットなので、親子2人組で1枚のキューでOK。
家族4人ならば2枚のキューをもらいましょう。
順番のキューを発行してもらう際に「ビザ延長手続きの申請書を見せて」と言われることもあるので、記入した書類をサッと出せるように準備しておくとよいです。
4. 銀行で残高証明書類を発行(混んでいると45分ほどかかる※)
延長申請用のキュー(順番待ちの番号)を発行したら、まず銀行に向かい銀行残高証明(バンクステートメント)を発行しましょう。
銀行の場所は、イミグレーションの一つ下のフロアにほぼ全ての大手銀行があります。
銀行に行っている間に自分のビザ延長の順番が来てしまわないかと心配になるかもしれませんが、とんでもなく待ち時間が長いので大丈夫です。
※キューの番号が120番を超えていると午後になる可能性が高いです。
ビザ延長のオンライン予約をしている方は予約の時刻までに銀行残高証明を発行できるようにスケジュールを組むと良いかと思います。
銀行の窓口で
「保護者ビザのためのバンクステートメントを発行してください」
(I would like to get bank statements for the guardian visa extension.)
と伝えるとOKです。↑英語は間違っていると思いますがこういうノリです
銀行の手数料は現金での支払いですので現金を300バーツほど用意しておきましょう。
混雑している時は45分かかったことが一度だけありましたが、だいたい15分ほどで発行されます。
銀行残高証明の書類が手元にきたら後は順番を待つのみです。
順番札についているQRコードを読み取ると待ち人数がわかるので、一度イミグレを離れて順番が近づくまで他の場所で過ごすことも可能です
5. 順番を待ち、呼ばれたら手続きをする
銀行での残高証明を受け取ったらあとは順番が呼ばれるまで待つだけです。
私が直近行った時の170人待ちの日は、9時前にキューを取ったのですが順番が回ってきたのが14:30頃でした。
番号が呼ばれたらカウンターに行き、丁寧に挨拶をし、書類を渡し、その後は職員の言う通りにすればOK。
確認されるのは
- 必要書類に不備がないか
- コピーした紙に全てサインがあるか
- 言われるがまま写真を撮られたり足りないサインを書いたりする
だけです。
過去に取得したビザのパスポートコピーが必要なのですが、もしそういった不足の書類がある場合はコピーしてきてくださいと言われます。
イミグレーションの1つ下の階にあるコピー屋さんでコピーします。
(コピー屋さんはエスカレーターを降りてぐるっと反対側、セブンイレブンやベタグロ、フードコートの更に先にあります)
前項で紹介した必要書類が直近のビザ更新で必要だった全ての書類なので、なるべく全てコピーしておくと楽です。
全ての書類がOKになると申請は終了。
待合いコーナーに戻り、ビザの発行を待ちます。
6. ビザが発給されるのを待つ
ビザはパスポートにスタンプが押される形です。
数十分待つと名前が呼ばれパスポートが返却されます。
返却されたビザの期限を確認し、1年分のビザをゲットできていればOK。
これでビザ申請の手続きは完了です。
注意したいのは、パスポートの期限が1年未満の場合、パスポートの期限までしかビザが発給されませんので必ず先にパスポートの更新をしましょう。
私がパスポートの更新を忘れていてミスした経験はこちらの記事で書いています…泣
6. 当日イミグレーションでやっておくと良いその他の手続き
1年以内に海外旅行や日本への一時帰国の予定がある方は、イミグレーションに来たついでに「リエントリーパーミット(再入国許可証)」をもらって帰るとスムーズです。
ビザを持つ外国人がタイ国から旅行などに出国する場合、ビザを継続させるためにリエントリーパーミットというものが必要です。
リエントリーパーミットを発給せずに国外に出た場合、発給・延長されたビザはタイ国外に出た瞬間に無効になります。
空港でも発行できますが、最近のスワンナプーム空港の混雑具合を考えると、空港で手続きするには時間が足りない場合があります(私たちもギリギリで超焦りました)
イミグレーションは平日しか空いていないので、改めてイミグレーションに来ようと思うと子どものリエントリーパーミットを取るタイミングが難しいですから、海外に行く予定がある方はビザ延長のタイミングでとっておくと良いと思います。
理エントリーパーミットには
- シングル(1回のみ使える)
- マルチプル(1年間有効の回数無制限)
の2つの種類があります。
値段が違うので今後一年の海外旅行・一時帰国の予定に合わせてどちらを取得するか検討しましょう。
リエントリーパーミットの発行には本人が同席する必要があるので、平日に学校を休ませて取りに来るのは微妙…と思って空港で取得しました。
が、最近のスワンナプーム空港の混雑が酷く3時間前に到着しても出国に2時間以上かかり…。
リエントリーパーミットを取るための時間が10分ほどしかなく超ギリギリになって危うく飛行機に乗れないところでした。
タイのビザ更新申請は服装に注意
ビザ申請会場には、
- ノースリーブNG
- 短パンNG
- サンダルNG
という注意書きが貼られていましたが、私は知らずにノースリーブで行ってしまいました。
注意はされませんでしたが、我々外国人がタイに住まわせてもらうための手続きなので国やスタッフに敬意を払う意味でもきちんと見える服装出行くと良いと思います。
タイ入国から3ヶ月でビザの延長申請をしましたまとめ
入国から90日目と、その後1年ごとに必要なビザの延長についてをまとめました。
ビザ更新当日の引率スタッフは学校によって居たり居なかったり両方のパターンがありますが、間違いなくどの学校も必ずビザ専門のスタッフがいます。
教育ビザや保護者ビザでタイ移住・親子留学を考えている方は、学校のビザサポートに問い合わせてビザの発給が可能か、どのようなサポートがあるか、を問い合わせてみましょう。
タイの教育ビザや保護者ビザの延長申請には必ず学校からの書類が必要なので、わからないことは専門のビザスタッフに質問をして書類の抜けなどに注意しましょう。
また、保護者ビザの場合、
本人名義のタイの銀行口座に50万バーツ以上を2ヶ月以上(2回目以降は3ヶ月以上)入金し続けていた証明
が必要なので口座の預金が50万バーツを切らないよう注意する必要があります。
両親ともビザを取得する場合はそれぞれの名義の口座に50万バーツずつが必要です。
あとは15:30までに受付のキュー(番号札)を取得すること。
これらに注意しておけば、あとは難しくないと思います。
残高証明に必要なタイでの銀行口座開設記事は現在作成中です。
スムーズにビザ更新ができることをお祈りしています。