こんにちは。
タイが好きすぎて家族でタイ移住したなぽり@naho.thailandです♪
子連れのバンコク旅行を検討するときに気になるのが治安ですよね。
結論から言うと、今まで私は世界中の国に30か国くらい行きましたが、他の国と比べてバンコクは比較的治安が良いと言えます。
3年間住んでいますが、基本的に身の危険を感じたことはありません。
お金を取ろうとしてくる人もそんなにいない気がします。
例えばチップを渡したら遠慮して受け取ってもらえなかったことが何度もありますし、正直な人も多いので受け取り忘れたお釣りの5バーツ(20円)やチップのつもりでテーブルに置いてきた100バーツ(400円)も「忘れているよ〜!」と追いかけて持ってきてくれたと言う話を聞きます。
とはいえ、日本と同じ気持ちでのんびりしていると格好のカモになりかねないと言うのも事実。
今回の記事では
- 子連れバンコクは危険か?
- 何に注意すれば良い?
- どんなトラブルが多い?
と言う不安を払拭するために、実際に耳にした危険エピソードを踏まえて
「気をつけるべきポイント」
をお伝えします。
基本的に危なくはない街なのでので、いくつかのポイントを押さえておけば怖い思いをすることはないと思います。
今回の記事をよく読んで、「あ、これは例のあの話だな?!」と反応できるように心構えをしておきましょう。
バンコクで耳にする危ないエピソード
バンコクに住んでいて耳にする「危ない」または「お金をちょろまかしてきた」エピソードをご紹介します。
- 嘘つきトゥクトゥク
- ぼったくりトゥクトゥク
- 大麻を吸ってるタクシー運転手
- スリ
- 謎のアラブ人「お金見せて」
- 1000バーツお釣り問題
- セクハラマッサージ
- 交通事故
1. 嘘つきトゥクトゥク
お寺やレストランの近くでトゥクトゥクの運転手に話しかけられたら要注意。
例えばワットポー前で、
「ワットポーは閉まってるから俺がツアーしてあげる」
と言ってきたら大体嘘つきトゥクトゥク!!
まんまと信じてしまうと
「このお寺なら今の時間も行けるよ!船で行くツアーが家族みんなで2500バーツ!」
などと他のボートツアーに参加させられます。
参加すると運転手にキックバックが入るんですよね。(多分ちょっと割高)
案内されたツアーの内容がちょい割高なだけで劣悪というわけではないのですが、そこに行きたくてそこに向かったのに他の場所に行くことになってしまう残念さの方が強く残ると思います。
基本的にワットポー近くに人がたくさんいて、車や観光バスが泊まっているならお寺が休みなことはありません。
※そもそも休みになる日、時間帯はほぼないです
なので誰に何と声をかけられようが自分の目で確かめるのが大事。
嘘つき運転手はお寺の前のトゥクトゥク以外にも、有名なレストラン前やアユタヤ行きの駅前などのタクシーにもおり、話の流れに乗せられると
- 興味もない宝石屋巡りをさせられたり
- 他のレストランに連れて行かれたり
- 電車は満員で乗れないと言われてその運転手のタクシーでツアーをすることになったり
予定とは違う1日になってしまいます。
声をかけられてもまずは自分で確かめる。
もし本当に閉まっていたなら、またその人のところに戻ってお願いするのも全然ありです。
「一度断ったのにまた同じ人にお願いするの気まずい…」
みたいな日本人的な気遣いは全く不要。
向こうも商売ですから利用してくれたら嬉しいに決まってるし、その気遣い自体、日本以外では理解されないかもです。
ちなみに、嘘つきトゥクトゥクに騙されて着いて行ったとしても命の危険はないですし、他のツアーに案内されたとしても1万円くらいのツアー料金を取られるくらいかなと思います。
なので途中で騙されたと気づいても開き直って楽しむのがいいかな😅
私も、そのお店しまってるよと言われたことがあるのですが案の定ちゃんとお店はやってたので、食事の後にトゥクトゥクの人のところに戻り、
「お店開いてたよ〜!嘘はダメよ!」
と言いに行ったらニヤニヤして
「ソーリー」
と言ってました。
悪人と言うより、あわよくば…というスタイルの商売ですね😂
2. ぼったくりトゥクトゥク
嘘つきトゥクトゥクは他のツアーへの案内でしたが、ぼったくりトゥクトゥクは運賃をぼったくってくるパターンです。
例えば、300バーツくらいの距離なのに知らずに言われるがまま2,000バーツ払ったという知人がいます。
あらかじめだいたいの値段の相場を知っていれば、吹っかけられたら交渉し、それでも通用しないなら乗らないという選択ができるので、とにもかくにも相場を知っておきましょう。
距離によるので一概には言えませんがバンコクの中心地の移動なら500バーツを超えることはなかなかないと思います。
一番確実に相場を知るには、グラブアプリで行き先までの運賃をチェックするのが◎。
トゥクトゥクはタクシーよりは割高なので、グラブアプリで出ている運賃の+100〜200バーツくらいが目安かなと。
距離があったり混雑してる時間帯や雨が降って渋滞していると割高でも仕方ないこともあるのであんまり値切りすぎても良くないです。
どこからがぼったくりかは線引がないので、グラブアプリで検索してだいたいの相場を知ってから交渉し、自分が納得した値段で乗りましょう。
ちなみにトゥクトゥクは一台あたりの値段ですからそこもはっきりさせましょうね!
あとは口頭で金額を言うだけではごまかされるかもしれないからスマホのメモ帳に数字を打って目で確認させるのも有効。
3. 大麻を吸って運転するタクシー&バイタク
タイでは大麻がほぼ合法みたいになっているのでその辺で吸えてしまいます。(厳密には医療用以外は違法なはず)
他人が大麻を吸っていてもこちらには危険がないので基本はどっちでも良いのですが、タクシー運転手だけは別!!
飲酒運転の人の車に乗りたくないのと同じで、大麻を吸った人のタクシーは乗らない方が良い!!
大麻吸った人の車に乗るのは危なすぎます。
私も実際に街でタクシーを停めるとあきらかに大麻の匂いがしたので断ったことがあります。
- なんか変な匂いがする
- 返事の反応が悪い
- 英語をわかっているはずなのに会話が成り立たない
と思ったらその車には乗らず、別のタクシーを呼ぶ方が良いです。
弟は客引きで話しかけてきたタクシーにアユタヤまでの半日ツアーをお願いしたら運転手が途中で大麻を吸い始めたそうです。
無事に事故なく帰れたのでよかったのですが…
他の方のお話で、スワンナプームまでと伝えて予約していたハイヤーの運転手が大麻を吸っていて気づいたら全く違う方面に進んでいて話しかけても会話が成り立たないほどで急遽降ろしてもらったが飛行機に間に合わなかったと言う話もあります。
途中で気づいたら穏便に上手く車から降ろしてもらうのが良いと思います。
4. スリ
スリもそれほど多くはありませんが、満員電車でリュックを後ろに持っていたら財布をやられたと言う話や、すれ違いざまにスマホをひったくられたと言う話をたまに聞きます。
アソーク駅でスマホを見ながら歩いていたら手からiPhoneを引ったくられたという話も聞きました。
スリやひったくりをしてくる人もいるというのを忘れずに荷物の管理はしっかりと。
5. 謎のアラブ人「お金見せて」
ナナやアソークエリアで頻発している、謎のアラブ人に「あなたの国のお金を見せて」と言われる詐欺。
気づかないうちに上手に現金やカードを取られるそうです。
英語がわからないフリをして逃げましょう。
↓こちらは外務省からの注意勧告のメールです。
6. 1000バーツお釣りちょろまかし
パンガン島のフルムーンパーティで目にしたのが、お釣りをちょろまかしてくる事案。
1000バーツを渡したはずなのに「もらったのは500バーツだ」と言われ、お釣りが少なく返ってくるというやつです。
夜の街でワイワイと酔っ払っている人にはお釣りをちょろまかしてくるかもしれないので、1000バーツ渡すときは「ワンサウザンドね〜!」と自分で声を出しながら渡しましょう。
正直な人がほとんどですから、疑う気持ちではなく普通に嫌味なく言ってくださいね。
7. セクハラマッサージ師
あからさまに変なところを触ってくるマッサージ師の話がたまにあります。
去年はカオサンロードとビクトリーモニュメントのマッサージ屋で起こったそうで日本人の女性が警察沙汰にしていました。
しかしタイの警察はまだ賄賂が通用するのもあり(地元人びいきも海外あるあるです)立件は難しそうとのことで泣き寝入りするしかありません。
男性のマッサージ師が出てきたらチェンジしてもらうのがいいでしょう。
話が通じずチェンジしてくれない場合はゴネずに「じゃ、やっぱりやめとくね〜!」という明るいノリでお店から出ましょう。
マッサージ屋さんはいくらでもあります。
8. 交通事故
ちょろまかしやスリもちょこちょことありますが、結論、バンコクで一番命に関わる危険は交通事故!
数千円のお金をぼったくられることよりも、命を守るために事故に気をつけてください。
レンタカーで運転する方は、地元の人と事故ると警察はタイ人を贔屓するので外国人は不利です。
修理代は高くないので日本人にとっては大した額ではないですが、外国人が修理代や修理中に働けなくなる分の収入の補填を払わされることが多いそうです。
バンコクの道を歩くときは四方八方を気をつけてください。
私が気をつけている対策と心構え
私がバンコクでの生活の中で、または海外旅行に行ったときに気をつけてやっている対策はこちら。
- 流しのタクシーに乗ったらナンバープレートの写真をこっそり撮る
- 料金のことを口で交渉する場合その場でスマホに数字を書いて見せて確認してメモも残しておく
- つたない英語でもなるべくタクシーの人と話して質問して、ガンガン意見を言うめんどくさそうな人と認識させる
- 子どもだけでトイレに行かせたりひとりにさせない
- 夫は抑止力のために筋トレしてる
などです。
基本的に悪人も、めんどくさい人を騙すのはやめようと思う傾向にあると思います。
気が強くて質問多くてはっきり意見言ううるさそうな私と筋肉隆々の夫の組み合わせだからか、治安悪い国も行ってるけど基本ヤバいことは今のところなしです。
危ない経験はないとは言え、タイに住んで2年半経つ今も、グラブで呼んだタクシー(身元が割れてるから比較的安心に乗れるとされてる)ですら絶対に寝てしまうことがない程度には無意識で気を張って生きてます。
それが海外の基本です。
タイだけじゃなく日本から出たらボケーと過ごさないで
この記事で解説した危険エピソードは全て、タイ以外の国でもあり得ることばかりだと思います。
特にお金に関しては、日本を一歩出るとみんなテキト〜なこと言って悪気もなくちょろまかしてくると思った方がいいと心に刻んでおきましょう。
英語が話せない上に気持ちも優しい(意見や文句を言わない)我々日本人は格好の餌食だというのが世界共通認識です。泣
疑ってかかるわけじゃ全くないんだけど信用も全くしてない、ってのが海外にいる時の基本かもしれません☺️
あと基本的な認識として
- タイで嘘つき詐欺やボッタクリと言ってもせいぜい2千〜1万円くらいなので、何かあったらお金を払ってもめないようにする(それをしちゃうから味をしめてボッタクリがなくならないのですが…そんな正論よりまずは身を守る)
- この国は銃社会だというのを忘れない(タイ人と喧嘩しない。特にタクシー運転手)
- もめる(主張をする)つもりなら前もって色々と証拠の写真を撮っておく
このあたりをで考えておくと必要以上に危険な状況にはならないです。
証拠がない限り「言った・言わない」の話で揉めても意味がないので私なら諦めます。
料金などはOKする前にスマホのメモ機能に数字を書いて認識しあったり、料金表示の看板の写真を撮ったりして証拠になるものを残しておけば、こちらが主張することもできます。
バンコクの治安は?タイって安全?何に注意すれば良い?実際の危ないエピソードまとめ
海外旅行に慣れているほとんどの方は、嘘をつかれたりぼったくられてても
「キャー!詐欺だ!この国怖い!」
とすら思わず
「やれやれ🤷🏻♀️はいはい🤷♂️」
と思う感じなんじゃないかと思います。
悪人じゃなくてもちょろまかしてくる、バレると「えへへ」と誤魔化す。
タイに限らず、どの国もそんなもんです。
タイは世界的に見ると比較的治安いい国です。
でも、気は抜かず。
人の提案に流されないように、口車に乗せられないように。
しっかりと自分の意思を伝える姿勢があるだけでも、ぼったくりや詐欺は減ります。
日本人はふわふわしていて、強い意志がないから舐められがちなのかも。。
今回の記事を頭に入れてもらって安全に楽しい思い出を作ってもらいたいなと思います♪
バンコク旅行の方は渡航前にこちらの完全ガイドブックもご覧ください♡↓
子連れ向けに書いていますがそうでない方にも知ってもらいたいバンコク旅行をさらに楽しむための情報をまとめています。