
こんにちは。
家族でバンコクに移住したなぽり(@naho.thailand)です♪
バンコクに来たら一度は乗ってみて欲しいのが、チャオプラヤー川を走る公共ボート「チャオプラヤーエクスプレス」!
アクティビティとしても楽しい、タイならではの移動手段です。
チャオプラヤ川にはいくつかの種類のボートが運行されているのですが、
その中でも「オレンジフラッグ(Orange Flag)」は、
- 最もお手頃(70円)
- 地元の方々も使う
- 停まる港(ピアといいます)の数が多い
- バンコクを超えて隣県まで運行している
などなどが特徴。
数ある種類のボートの中では、最もローカルを感じられるボートだといえます。

この記事では、チャプラヤエクスプレスのオレンジフラッグの特徴や乗り方、アクセスできる観光地とその停留所の地図などを詳しく紹介します!

4種類あるボートは、チャオプラヤエクスプレスという会社の①オレンジフラッグ②ブルーフラッグ③イエローフラッグ、別会社の④EVボートです。
それぞれリンク先の記事で解説しているので読んでみてください。
チャオプラヤエクスプレスのオレンジフラッグとは
チャオプラヤー川運行するボートで1番メジャーなのがチャオプラヤエクスプレス。
チャオプラヤーエクスプレスの中にも3種類のボートがあり、それぞれ停まる港(ピア)や運行頻度、ボートの大きさなどが違います。
観光客が使うのは主に、
- オレンジフラッグ
- ブルーフラッグ(別名:ツーリストボート)
のどちらか。
そして今回解説するオレンジフラッグは、運賃が最も安く、停まるピアが多いのが特徴のローカルボートです。

停留所(船着場)のことを英語でPier(ピア)と呼びます。
王宮やチャイナタウンへの観光に使うのももちろん良いですし、
バンコクに飽きてきた在住者の方は、このボートに乗ってお隣のノンタブリー県までお出かけしてみると未知の冒険っぽくて楽しいと思います。
旅行の方への注意点としては、オレンジボートは「ワットアルン」には停まらないということ。
ワットアルンに直接行きたい方は別記事で解説している「ツーリストボート(ブルーフラッグ)」を利用しましょう。
料金・チケットを買う場所
料金、チケットについてです。
料金
オレンジフラッグの料金は距離にかかわらず一律16バーツ。(70円くらい)
子ども料金は身長や見た目で判断されるのですが、お膝に乗れそうなくらいの年齢(5歳くらいまで)は徴収されないことが多いです。
係員の匙加減で決まるので😅尋ねてみてください。
それ以上の子どもは大人と同じ料金です。
チケット買い方
チャオプラやエクスプレスのチケットは船着場によって買い方が違います。
2パターンあるのでそれぞれ解説します。
パターン①先にチケットを買う必要のある乗り場
多くの方が乗り降りする、
- サトーンピア
- アイコンサイアムピア
などでは、船着場にチケット売り場があり、船に乗る前にチケットを買う必要があります。
こちらはサトーン船着場のチケット売り場。
チャオプラヤ川を運行するボート会社は複数あるので、ここにはいくつかの会社のブースが並びます。
赤いのが「チャオプラヤエクスプレス社」のブースです。
緑のブース→は違う会社です
ここでチケットを買うのですが、チャオプラヤエクスプレス社が運行するもう一つの船「ブルーフラッグ」に乗りたい方は、この時点でブルーフラッグのチケットを買う必要があります。
以前、オレンジフラッグのチケットを買って待っていたのですがなかなか来ず、先にブルーフラッグが来たので「追加料金が払うからブルーフラッグに乗せて」とお願いしてみたのですが「チケット売り場でチケットを買い直して」と言われてしまいました。

なのでそれ以降は、先に来るボートのチケットを聞いてから買うことにしています。
パターン②ボートに乗ってから船員にお金を払う
あまり人の乗り降りがない船着場にはチケット売り場がないので、その場合は先に船に乗り込み船員にお金を払います。
全てを把握してないのですが、先ほど紹介したピア以外はほとんどこちらのパターンかと思います。
利用するピアによって適宜判断してください。
オレンジフラッグの停まる船着場

こちらがオレンジフラッグと、その他の色のボートが停まる船着場一覧です。
チケットを買う際に行きたい観光地を伝えるとスタッフがどの船に乗るべきかを教えてくれるので安心してください。
オレンジフラッグの時刻表
こちらに一応の時刻表がありますが、ざっくり「20−30分に1本」の間隔で運行されています。

オレンジフラッグorブルーフラッグどっちがオススメ??
経験上、観光用に作られたツーリストボート(別名:ブルーフラッグ)の方が本数が多いので観光するにはブルーフラッグがスムーズかと思います。
ただタイミング次第ではオレンジフラッグの方が先に来ることももちろんあるので、あらかじめチケットを買わないといけないピアの場合は、

〇〇まで行きたいんだけど、1番早い船のチケットをください。
という買い方がいいと思います。
ちなみに、ブルーフラッグは40バーツ(200円)です。
どうしても安くてローカル感あるオレンジフラッグに乗りたい方や、オレンジフラッグしか止まらない
- タラートノイ
- 花市場
- カオサンよりも北側
などに向かう方は「オレンジフラッグをください」と指定してチケットを購入してください。
乗り方の流れ(サトーンピアの場合)
サトーンピアからのオレンジフラッグの乗り方を流れに沿って解説します。
1. BTSサパーンタクシンからの乗り換え
チャオプラヤエクスプレスの一番メインの船着場である「サトーンピア」。
こちらはBTS(電車)のサパーンタクシン駅に隣接しています。
駅のExit 2を出ると屋根付き通路がありすぐにサートーン船着き場に到着します

2. カウンターを探してチケットを買う
サトーンピアには各船のチケット売り場があります。
他のカウンターに行かず、このマークのチケットカウンターに向かいます。

自分の番になるとスタッフに「どこまで行くの?」と聞かれるので、行き先を伝えましょう。
船着場の名前がわからなくても、「タラートノイ」「チャイナタウン」「フラワーマーケット」「カオサン」など行きたい観光地の名前を伝えるだけでも理解してもらえます。
この時、オレンジフラックに乗りたいと指定して伝えない限り、次に来る船を案内されるかと思います。
もしどうしてもオレンジフラッグが良い方は「オレンジフラッグ」としっかり伝えましょう。
これがチケット(今は16バーツ)
ワットアルンはオレンジフラッグが止まらない
ワットアルンはツーリストボート(ブルーフラッグ)のみ停車で、オレンジフラッグは停まらないので注意です!

4. ボート乗り場へ
チケットを買ってすぐ隣が、船を待つ場所です。

この右手側が乗り場→
サトーンピアはベンチがあったり次のボートが何分後に来るかの案内板もあるので、割とわかりやすいかと思います。

5. 船に乗る
船が近づくと係員の方が「オレンジフラーッグ!!」と叫んで知らせてれくれます。
10人以上の人が一気に乗ると思うので整列して待ちましょう。
念の為、ボートにある旗の色を確認し、オレンジフラッグの船に乗ります。

船内は椅子がたくさんあるので好きな場所に座ればOK。
もし降りる場所が不安な方は、船の後方にいる係員に自分の降りたい停留所を伝えて知らせてもらえるように言うと安心です。

でも必ず知らせてもらえるとは限らないので自分でしっかり停留所の名前を聞いておいてください😅
目的地に到着したら、船から降りるだけです。
主な停留所と行ける場所
オレンジフラッグは観光名所にアクセスしやすいのが最大のメリット。
主要なスポットは以下の通りです。
| 停留所番号 | 停留所名 | 主な目印・近隣スポット | 備考・補足 |
| S3 | Wat Rajsingkorn(ワット・ラージンコン) | 南端側の終点近辺 | オレンジラインの南端の桟橋として扱われることが多い |
| S1 | Wat Sawetachat(ワット・サウェートチャート) | 通常ピーク時間のみ停車 | オフピーク時には通過する可能性あり |
| CEN | Sathorn Pier(サートーン桟橋) | BTSサパーンタクシン駅直結/中心拠点 | “Central Pier / Sathorn Pier” という呼称も使われる |
| N1 | Oriental Pier | (オリエンタルホテル付近) | |
| I★ / ICONSIAM | ICONSIAM Pier | ICONSIAM ショッピングモール | 新しいピア名として扱われている |
| N3 | Si Phraya Pier | リバーシティバンコク、 | 王宮側ではないほうのリバーサイド施設が近い |
| N4 | Marine Department Pier | 海洋局オフィス近辺 | オフィシャルな行政施設が目印 |
| N5 | Ratchawongse (Ratchawong) Pier | チャイナタウン、ヤワラート通り近辺 | 中国街へのアクセス良好 |
| N6 | Memorial Bridge Pier | 橋と付近施設 | 橋のたもとあたりの停留所 |
| N7 | Rajinee Pier | ワット・ポー近辺、旧ポルトガル区 | 寺院・街並み散策にも便利な地点 |
| N8 | Tha Tien Pier | ワット・ポー最寄り/渡し船でワット・アルンへ | ワット・ポーへ徒歩・ワット・アルンへは対岸渡し船利用が一般的 |
| N9 | Tha Chang Pier | 王宮(グランドパレス)・ワット・プラケオ最寄り | 王宮観光の基本桟橋 |
| N10 | Prannok Pier(ワンラン市場/サイリラジ方面) | ワンラン市場、シリラジ病院近辺 | 通称 “Wang Lang Pier” としても知られる地点 |
| N11 | Thonburi Railway Station Pier | タノンブリ駅近辺 | 鉄道駅との接続を意識したピア名 |
| N12 | Phra Pinklao Bridge Pier | 国立王室船博物館近辺 | 国立ロイヤルバージ博物館接近 |
| N13 | Phra Arthit Pier | カオサン通り近辺 | バックパッカー街・カオサンロードへのアクセスに便利 |
| N15 | Thewet Pier | やや北側の河岸地域 | 小さいピア、主にローカル利用 |
| N16 | Krung Thon Bridge Pier | ブリッジ付近 | 橋名を目印にした位置 |
| N18 | Payap Pier | ローカル河岸地域 | 通常観光ルートではやや外側 |
| N19 | Irrigation Department Pier | (灌漑局付近) | ピーク時間のみ停車との情報あり |
| N20 | Kheaw Khai Ka Pier | ローカル地域 | ピーク時間のみ利用される可能性あり |
| N21 | Kiak Kai Pier | ローカル河岸地域 | 地元住民向け停留所 |
| N22 | Bang Po Pier | MRT Bang Pho 近辺 | 都市交通との接続可能性あり |
| N23 | Wat Soi Thong Pier | 名称から寺院近辺 | ローカル寄りのピア |
| N24 | Rama 7 Bridge Pier | ラマ7号橋付近 | 川の中流部に位置 |
| N26 | Wat Khema Pier | 寺院付近 | ローカル寺院アクセス停留所 |
| N27 | Wat Tuek Pier | 寺院近辺 | 小規模停留所 |
| N28 | Wat Khien Pier | 寺院名ピア | 更に北側地域 |
| N29/1 | Rama 5 Bridge Pier | ラマ5号橋付近 | 番号表記が “/1” と付く例 |
| N30 | Nonthaburi (Pibul 3) Pier | ノンタブリ県域終点 | オレンジフラッグ北端に近い桟橋 |
サートーン船着き場(Saphan Taksin)
BTSから直結の拠点。
観光客のスタート地点。
アイコンサイアム

アイコンサイアムの乗り場も先にチケットを買わないといけません。
写真の右手奥にあるのがチケット売り場です。
この看板が目印
ラチャウォン(チャイナタウン・ヤワラート)

ヤワラートがあるラチャウォン船着場はローカル感満載。
ここでナマズの餌やりもできるのでたまにやります(餌10バーツ)
Tha Chang(王宮・ワットプラケオ最寄り)
王宮やエメラルド寺院にアクセスできる桟橋。
王宮まで徒歩圏内です。
Phra Arthit(カオサン通り最寄り)

バックパッカーエリア・カオサンロードに徒歩圏内。
どんな人に向いているか
オレンジフラッグは特に次のような人に最適です。
- コスパ重視の旅行者:16バーツで主要スポットへ移動できる!
- 渋滞を避けたい人:タクシーやGrabに比べて、時間が読める
- 景色を楽しみたい人:川面から眺める王宮や寺院は格別
- バンコク初心者:停留所が多く、観光地に直結するため迷いにくい
注意点
- ピーク時間帯は混雑しやすく、子連れや大きな荷物持ちには少し大変。
- 水しぶきがかかることがあるため、スマホやカメラは防水対策を。
- 桟橋ごとの案内が分かりにくい場合があるので、必ずオレンジの旗を確認してから乗船。
まとめ

オレンジフラッグは「安い・便利・観光地直結」の三拍子が揃ったボート。
サパーンタクシンから簡単に乗れて、王宮やワット・ポー、ワット・アルン、カオサン通りなどバンコク観光の定番スポットへ気軽にアクセスできます。
渋滞を避けて、川風を浴びながら移動するだけでも旅気分を盛り上げてくれるでしょう。



