
こんにちは。
家族でバンコクに移住したなぽり(@naho.thailand)です♪
チャオプラヤー川を走る公共ボート「チャオプラヤーエクスプレス」は、バンコク観光を楽しむうえで外せない移動手段!⛴️
いくつかの種類のボートがあるのですがその中でも、最もお手頃で地元の方々も使うのが「オレンジフラッグ(Orange Flag)」です。
運賃が安く停まる船着場が多いため、観光にも日常利用にもぴったり。
この記事では、オレンジフラッグの特徴や乗り方、アクセスできる観光地とその停留所までを詳しく紹介します!

4種類あるボートは、チャオプラヤエクスプレスという会社の①オレンジフラッグ②ブルーフラッグ③イエローフラッグ、別会社の④EVボートです。
チャオプラヤエクスプレスのオレンジフラッグとは
チャオプラヤーエクスプレスには3種類のボートがあり、それぞれ停留所(ピア)や運行頻度、ボートの大きさなど違った特徴があります。
オレンジフラッグは、運賃が最も安く、停まるピアが多いのが特徴。

停留所(船着場)のことを英語でPier(ピア)と呼びます。
観光客にも地元の通勤客にも利用されている「万能タイプ」です。
運行の距離(エリア)も広く、バンコクを超えた北の県まで行くので、バンコク在住の方がオレンジボートでノンタブリーの方までお出かけするのも楽しいと思います。
旅行者の注意点としては、オレンジボートは「ワットアルン」には停まらないということ。
ワットアルンに直接行きたい方は別記事でも解説している「ツーリストボート(ブルーフラッグ)」を利用しましょう。
料金・チケットを買う場所
料金
オレンジフラッグの料金は一律16バーツ。
子ども料金は身長や見た目で判断されるのですが、お膝に乗れそうなくらいの年齢(5歳くらいまで)は徴収されないことが多いです。(それ以上は大人と同じ料金)
チケット買い方
チケットは船着場によって買い方が違います。
多くの方が乗る「サトーンピア」ではチケット売り場があるので船に乗る前にチケットを買う必要があります。
その他のピアでは係員がいなければ先に船に乗り込み、船員にお金を払うこともあるので、適宜判断してください。
乗り方の流れ(サトーンピアの場合)
オレンジフラッグへのサトーンピアからの乗り方をざっくり解説します。
サトーンピアには各船のチケット売り場があります。
「チャオプラヤエクスプレス」のブースを見つけ、スタッフに「Orange Flag」と伝えましょう。
こちらにざっくりの時刻表がありますが、ざっくり「20−30分に1本」の間隔で運行されています。
その待ち時間を含めて旅程を立てましょう。
ワットアルンに行きたい方はツーリストボート(ブルーフラッグ)のみ停車なのでオレンジフラッグでは行くことができないので注意!

私は、オレンジフラッグ(16バーツ)でもブルーフラッグ(40バーツ)でもどちらでも良いので先に来るボートに乗ることにしています。
売り場で「What is next boat」と聞いて早く来る方のチケットを買うのもありです
乗り場へ
チケットを買ってすぐ隣が、船を待つ場所です。
この右手側→
次のボートが何分後に来るかの案内板もありました。
船に乗る
船が近づくと係員の方が「オレンジフラーッグ!!」と叫んで知らせてれくれます。
10人以上の人が一気に乗ると思うので整列して待ちましょう。
念の為、ボートにある旗の色を確認し、オレンジフラッグの船に乗ります。
船内は椅子がたくさんあるので好きな場所に座れば良いのですが、降りる場所が不安な方は、乗り場にいる係員に自分の降りたい停留所を伝えて知らせてもらえるように言うと安心です。

でも必ず知らせてもらえるとは限らないので自分でしっかり停留所の名前を聞いておいてください。
サパーンタクシンからの乗り換え方法
観光客の多くが利用するのは、BTSサパーンタクシン駅(Saphan Taksin Station)。
駅のExit 2を出ると屋根付き通路があり、数分でサートーン船着き場に到着します。
ここからオレンジフラッグに乗船可能です。
バンコク中心部(サイアムやアソーク)からBTSで直結しているため、渋滞に巻き込まれずスムーズに観光地へ向かえるのが魅力です。
主な停留所と行ける場所
オレンジフラッグは観光名所にアクセスしやすいのが最大のメリット。主要なスポットは以下の通りです。
完全な全停留所リストを確認できる資料をこちらでは見つけられませんでしたが、信頼できる情報に基づく「オレンジフラッグ(Orange Line/Orange Flag)チャオプラヤー・エクスプレスの主要停留所番号付きリスト」を以下に整理します。記載外の停留所については「番号不明/要確認」としておきますので、後で補足・確認が可能です。
オレンジフラッグ 停留所一覧(南から北へ:SからN方向)
以下は、オレンジフラッグが停まる代表的な桟橋・停留所で、番号付きで知られているものです。全部で約 30 停留所前後があるとの情報もあります。
停まらないことも多いので要確認
停留所番号 | 停留所名 | 主な目印・近隣スポット | 備考・補足 |
S3 | Wat Rajsingkorn(ワット・ラージンコン) | 南端側の終点近辺 | オレンジラインの南端の桟橋として扱われることが多い |
S1 | Wat Sawetachat(ワット・サウェートチャート) | 通常ピーク時間のみ停車 | オフピーク時には通過する可能性あり |
CEN | Sathorn Pier(サートーン桟橋) | BTSサパーンタクシン駅直結/中心拠点 | “Central Pier / Sathorn Pier” という呼称も使われる |
N1 | Oriental Pier | (オリエンタルホテル付近) | |
I★ / ICONSIAM | ICONSIAM Pier | ICONSIAM ショッピングモール | 新しいピア名として扱われている |
N3 | Si Phraya Pier | リバーシティバンコク、 | 王宮側ではないほうのリバーサイド施設が近い |
N4 | Marine Department Pier | 海洋局オフィス近辺 | オフィシャルな行政施設が目印 |
N5 | Ratchawongse (Ratchawong) Pier | チャイナタウン、ヤワラート通り近辺 | 中国街へのアクセス良好 |
N6 | Memorial Bridge Pier | 橋と付近施設 | 橋のたもとあたりの停留所 |
N7 | Rajinee Pier | ワット・ポー近辺、旧ポルトガル区 | 寺院・街並み散策にも便利な地点 |
N8 | Tha Tien Pier | ワット・ポー最寄り/渡し船でワット・アルンへ | ワット・ポーへ徒歩・ワット・アルンへは対岸渡し船利用が一般的 |
N9 | Tha Chang Pier | 王宮(グランドパレス)・ワット・プラケオ最寄り | 王宮観光の基本桟橋 |
N10 | Prannok Pier(ワンラン市場/サイリラジ方面) | ワンラン市場、シリラジ病院近辺 | 通称 “Wang Lang Pier” としても知られる地点 |
N11 | Thonburi Railway Station Pier | タノンブリ駅近辺 | 鉄道駅との接続を意識したピア名 |
N12 | Phra Pinklao Bridge Pier | 国立王室船博物館近辺 | 国立ロイヤルバージ博物館接近 |
N13 | Phra Arthit Pier | カオサン通り近辺 | バックパッカー街・カオサンロードへのアクセスに便利 |
N15 | Thewet Pier | やや北側の河岸地域 | 小さいピア、主にローカル利用 |
N16 | Krung Thon Bridge Pier | ブリッジ付近 | 橋名を目印にした位置 |
N18 | Payap Pier | ローカル河岸地域 | 通常観光ルートではやや外側 |
N19 | Irrigation Department Pier | (灌漑局付近) | ピーク時間のみ停車との情報あり |
N20 | Kheaw Khai Ka Pier | ローカル地域 | ピーク時間のみ利用される可能性あり |
N21 | Kiak Kai Pier | ローカル河岸地域 | 地元住民向け停留所 |
N22 | Bang Po Pier | MRT Bang Pho 近辺 | 都市交通との接続可能性あり |
N23 | Wat Soi Thong Pier | 名称から寺院近辺 | ローカル寄りのピア |
N24 | Rama 7 Bridge Pier | ラマ7号橋付近 | 川の中流部に位置 |
N26 | Wat Khema Pier | 寺院付近 | ローカル寺院アクセス停留所 |
N27 | Wat Tuek Pier | 寺院近辺 | 小規模停留所 |
N28 | Wat Khien Pier | 寺院名ピア | 更に北側地域 |
N29/1 | Rama 5 Bridge Pier | ラマ5号橋付近 | 番号表記が “/1” と付く例 |
N30 | Nonthaburi (Pibul 3) Pier | ノンタブリ県域終点 | オレンジフラッグ北端に近い桟橋 |
よく使う停留所をチェック
サートーン船着き場(Saphan Taksin)
BTSから直結の拠点。観光客のスタート地点。
Tha Tien(ワット・ポー最寄り)
対岸にはワット・アルンがあり、渡し船ですぐ。ワット・ポー観光にも便利。
Tha Chang(王宮・ワットプラケオ最寄り)
王宮やエメラルド寺院にアクセスできる桟橋。
Phra Arthit(カオサン通り最寄り)
バックパッカーエリア・カオサンロードに徒歩圏内。
どんな人に向いているか
オレンジフラッグは特に次のような人に最適です。
- コスパ重視の旅行者:16バーツで主要スポットへ移動できる!
- 渋滞を避けたい人:タクシーやGrabに比べて、時間が読める。
- 景色を楽しみたい人:川面から眺める王宮や寺院は格別。
- バンコク初心者:停留所が多く、観光地に直結するため迷いにくい。
注意点
- ピーク時間帯は混雑しやすく、子連れや大きな荷物持ちには少し大変。
- 水しぶきがかかることがあるため、スマホやカメラは防水対策を。
- 桟橋ごとの案内が分かりにくい場合があるので、必ずオレンジの旗を確認してから乗船。
まとめ
オレンジフラッグは「安い・便利・観光地直結」の三拍子が揃ったボート。サパーンタクシンから簡単に乗れて、王宮やワット・ポー、ワット・アルン、カオサン通りなどバンコク観光の定番スポットへ気軽にアクセスできます。渋滞を避けて、川風を浴びながら移動するだけでも旅気分を盛り上げてくれるでしょう。
ご希望でしたら、実際に「サパーンタクシンからオレンジフラッグに乗って王宮〜ワット・ポー〜ワット・アルン〜カオサンを巡る」1日モデルルートも組み立ててみましょうか?
私はいつも次に来るボートを聞いて早い方のチケットを買いますが、乗りたいボートのタイプが決まっているなら、
- 安い方で行きたければオレンジボート
- 2階建てで景色が見えやすいボートが良いならツーリストボート
のチケットをくださいとしっかり伝えてね。