バンコクで一番人気のお寺「ワット・ポー」を徹底解説!子連れでも楽しむ方法と知っておきたい注意点も

タイ旅行【観光地・街歩き】

 

なぽり
なぽり

こんにちは。

家族でバンコクに移住したなぽりです。

 

バンコクの三大寺院の一つとして知られるワット・ポー(Wat Pho)。

全長46mの巨大な仏像が横たわった涅槃仏(ねはんぶつ)があることで有名ですが、それだけでなく「タイ伝統医学やタイマッサージの発祥地」 としての一面も持つ歴史的な寺院です。

今回は、そんなワット・ポーの歴史、見どころ、アクセス情報に加えて、子連れでも楽しめるポイントについて解説します!

 

なぽり
なぽり

子連れの友達が行きたがるお寺No.1です!

 

ワット・ポーとは

ワット・ポーは、バンコク最古の寺院の一つ 。

巨大な涅槃像が有名で、タイのお寺といえばこの仏像をイメージする方も多いと思います。

元々、ラーマ1世(タイ王朝の初代国王) によって僧侶が法を学ぶために1788年に建てられました。

その後ラーマ3世の時代には、タイ伝統医学の中心地として医学やマッサージの知識を広めるために寺院内の壁画や石碑に学術情報が刻まれ、多くの人がここでタイ伝統医療を学んだとのこと。

1957年には「タイ伝統医学校」が開校し、現在でも多くの人々がタイ古式マッサージを学ぶために訪れます。

 

なぽり
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普通にマッサージを受けることも可能で、私もワットポーのマッサージを受けたことがあります→お店はこちら

 

また、タイのお寺といえば暑くて参拝がしんどかったりどこも似たり寄ったりなのですが、ワットポーは

  • 入り口から仏像まですぐ(歩く距離が短い)
  • 近隣にカフェが多いのですぐに暑さを凌げる
  • インパクト大なので子どもの記憶に残りやすい

など、子連れで行くお寺としては最もオススメできます。

 

なぽり
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一方で、同じく三大寺院の「王宮」は長い距離を歩くので小さな子どもやお年寄りには大変です。

 

観光に最適なお寺の一つですが、由緒正しきお寺なので修行中のお坊さんやローカルの方々に失礼のないように参拝しましょう。

ワット・ポーの見どころ

ワットポーは広い敷地にいくつかの見どころがある立派な寺院。

いくつかの見どころをご紹介します。

1. 巨大な涅槃仏(リクライニング・ブッダ)

ワット・ポーの最大の見どころは、全長46m・高さ15mの巨大な涅槃仏(涅槃仏)。

英語ではリクライニング・ブッダと呼ばれます。

金箔で覆われたこの仏像は「釈迦が入滅する(悟りの境地に達して亡くなる)瞬間」を表現しているんだそう。

お寺に興味を持ちづらい子どもでも、巨大涅槃像を見ると大きさにびっくりして記憶に残るはず!

ぐるっと足元まで歩くと見えてくる仏足(足の裏)には108の仏教のシンボルが彫刻されているのでそちらもぜひチェック。

何気ない壁の絵も素敵。

2. 煩悩を捨てるタンブン体験

涅槃仏の裏側(背中側)では、108個の鉢にコインを入れる「タンブン体験」ができます。

これは、並んだ108個の鉢にコインを一つずつ入れると功徳を積めるとされている仏教的な行い。

 

なぽり
なぽり

108は煩悩の数。

煩悩を捨てるためのタンブンだそう。

 

子どもと一緒に「どんな願い事をしようか?」と話しながらコインを鉢に入れてタンブンすることで、タイ仏教の一つを知ることができます。

タンブン用のコインはその場で20バーツで購入できます。

おつりがないと言われたことがあるので小さなお札を用意しておきましょう。

3. 自分の曜日の仏像にお参り

タイでは、自分の生まれた曜日を大切にしており、曜日ごとの仏像にお参りする習慣があります。

涅槃仏がある建物の隣には曜日ごとの仏像が並ぶ建物があり、そちらでお参りができます。

まず、自分の誕生日が何曜日かを確認しましょう。

そして、「花、線香、ロウソク、金箔」がセットになったお供え物を購入。

仏像の前でお供物を手に合掌しお祈りし、最後に線香やろうそく、お花をそれぞれの場所にお供えします。

お供物のセットは20バーツ。(お花が別になっていますがお花も取ってOK)

自分の生まれた曜日をとっても大切にするタイらしいお参り方法を体験してみてください。

こちらの記事でさらに詳しいお参り方法や、曜日ごとの色や仏像をご紹介しています。

 

 

4. 四大仏塔(チェディ)

ワット・ポーにそびえ立つ、四つの巨大な仏塔(チェディ) もタイのお寺らしいものの一つ。

4つの仏塔にはそれぞれ、ラーマ1世〜4世の遺骨が納められているんだそう。

中に入ることはできませんが、歴代の王様が納骨された仏塔は見ておきたいもの。

5. 本殿

涅槃像にばかり注目が行くワットポーですが、本殿もあります。

あまりここに足を運ぶ方は少ないですが、興味がある方はぜひ立ち寄ってみてください。

6. 回廊

本殿や仏塔をぐるっと囲うように、仏像が並んだ回廊があります。

なんとなく不思議な雰囲気で独特の雰囲気なので、サクッと見てみるとより記憶に残るかも。

7. タイ古式マッサージの発祥地でのマッサージ体験

ワット・ポーは、タイ古式マッサージの総本山としても有名。

境内にはマッサージスクールが併設されており、観光客も気軽に本場のワット・ポーマッサージ を体験できます。

料金の目安は

  • フットマッサージ(30分)260バーツ
  • 全身マッサージ(60分)520バーツ

子連れの場合は親のどちらかずつ順番にマッサージを受けるか、混んでいなければ一緒に待たせてくれる場合もあるかもしれません。

時間を潰すとしたら、ワットポーの近くには

  • マンゴーのデザートが美味しいカフェ
  • いくつかの映えるカフェ
  • サイアム博物館

があるので1〜2時間ほどなら時間を潰しておけると思います。

8. ルーシーダットンに参加

ルーシーダットンをする銅像

ワット・ポーでは、毎朝8時から約30分間、ルーシーダットンと呼ばれるタイ伝統の自己整体法が無料で開催されています。

 

なぽり
なぽり

タイ式ヨガとも呼ばれるものです

 

ルーシーダットンは、修行僧や仙人(ルーシー)が長時間の座禅や修行による身体の疲れを癒すために行っていたとされる体操で、呼吸を整えながらゆっくりとした動作で全身を伸ばし、心身のバランスを整える効果があるんだそう。

予約は不要。

開始時間までに直接会場に行けば参加できます。

ワットポーの観光と合わせて、タイ伝統の健康法を体験してみるとさらに楽しめそう!

参加方法

  • 時間: 毎朝8時から約30分間
  • 場所: ワット・ポー境内のマッサージ施設前
  • 料金: 無料(ワット・ポーの入場料300バーツが必要)
  • 服装: 動きやすい服装、靴を脱いで行います

9. タイマッサージ博物館

4つの回廊の近くにタイマッサージ博物館というものがあります。

歩き回るがてら無料で気軽に入れる展示物があるので、タイマッサージの成り立ちや世界観に触れたい方は立ち寄ってみては。

うちの娘はよくわからないなりに見ていました。

ワットポーの行き方、アクセス

ワットポーの 最寄り駅はMRTサナームチャイ(Sanam Chai)駅から徒歩3分

営業時間:8:00 – 18:30
入場料:300バーツ

チケットの買い方・購入方法

チケット購入方法です

以下の写真は200バーツと表記されていますが、2024年から300バーツに値上げされたのでご注意ください。

「Foreigner(外国人はこちら)」の看板に従って、チケットカウンターへ向かいます。

こちらで購入。

子どもは120cm以上は料金がかかりますが、タイの方は子どもに甘いのでうちの娘たちは少し過ぎていましたが「大丈夫!」と無料で入れてくれました。

こちらがチケット。

ピッとかざして入ります。

以上です。

上記の出入り口の他にもチケット売り場がありますが、同様の手順でOKです。

ワットポーへ行く際の注意点 

ワットポーへ行く際の注意点です。

1. 「今日は休みだよ」という呼び込みは嘘

ワットポーの近くで

「今日ワットポーは休みだよ。違うお寺に連れて行ってあげる」

とトゥクトゥクのお兄さんなどに声をかけられても、それは嘘!

トゥクトゥクやボートで他のお寺に連れて行かれて割高なツアー料金を請求されます。

と言っても1万円くらいのツアー料金を請求されるだけなので超危険なわけではありませんが、せっかくワットポーに行きたくて行ったのに騙されて違うお寺に行くことになったら嫌ですよね。

話しかけられても無視するか、まずはチケット売り場まで行って自分の目で確かめてください。

嘘をついてきた人に「休みじゃないじゃん〜!」と言いに言っても「てへぺろ😜」みたいな感じです。笑

タイ旅行で気をつけたい詐欺、ぼったくり、治安についての記事はこちら。

 

 

2. 女性は肩と膝を隠す服装で

タイのお寺に入る際には女性は肩と膝を隠す必要があります。

ノースリーブの方は羽織りかスカーフを持っていきましょう。

半袖は大丈夫です。

3. 暑さ対策をしっかり!

ワット・ポーの境内は日陰は少しありますがクーラーが効いたエリアはほぼありません。

水分補給や帽子・日焼け対策はしっかりと準備しておきましょう。

冷えた水を買える自動販売機もあるので、熱中症になる前に買いましょう!

 

 

なぽり
なぽり

境内のすぐ外にはスイカやココナッツジュースの屋台が並びます。

 

冷えたフルーツで体を冷やすのも手!

 

 4. 脱ぎ履きしやすい靴がベター

ワットポーは建物の中に入る際に靴を脱ぐルールがあるため、脱ぎ履きしやすい靴がベター。

サンダルでも問題ありません。

脱いだ靴は用意されている袋に入れて出口まで持ち運びます

5. 近隣のカフェと合わせて行くとより楽しめる

ワットポーはとても暑いので(ここに限らずタイのお寺全般に言えることですが)、お寺の後は近隣のカフェで一休みするのが個人的にはオススメ。

ワットポーの近くには

  • ワットアルンが見えるレストランやカフェ
  • マンゴーのデザートが人気のカフェ、メイクミーマンゴー
  • 映えるカフェがいくつも

あるので、一休みしたいカフェを探しておくのも◎

後は、もし旅程の中にワットアルンビューのレストランに行く予定がある方は、ワットポーと合わせていくと旅行全体のスケジュールがスムーズになります。

まとめ:ワット・ポーは家族みんなで楽しめる寺院!

バンコクに来たらぜひ訪れてほしいワット・ポーを詳しく解説しました。

バンコク三大寺院の中で最も子連れ家族も楽しみやすいお寺かと思います。

飽きてしまいがちなお寺ですが、楽しめる工夫をしながらタイの歴史と文化に触れてみてください。