バンコクでまだ車を持っていない我が家は、スーパーの買い物やどこに行くのも一苦労。
お出かけには基本タクシーを使いますが、行き先が伝わっているか?ボッタクリじゃないか?を気にしたり、到着してからの支払いやベビーカーの乗り降りが煩わしい。
そう思っていた時、とっても良いサービスを教えてもらったのでシェアします。
アプリでトゥクトゥクを配車するサービス、MuvMi(ムーブミー)です。
一般的なトゥクトゥクはタクシーに比べると料金が高いのですが、muvmi(ムーブミー)はタクシーよりもお手頃価格なのでちょっとしたお出かけにぴったり。
今回の記事では、バンコク在住の私が、子どもとお出かけする際に愛用しているmuvmi(ムーブミー)について詳しく解説します。
(※子どもは100cm以上は大人料金が必要です)
MuvMi(ムーブミー)とは
MuvMi(ムーブミー)とはアプリで呼べるトゥクトゥクのサービスです。
大きな特徴は
- 停留所が決まっている
- 停留所同士の距離によって決められた金額を、アプリのQR読み取りで簡単に支払える
の2点です。
MuvMi(ムーブミー)のアプリ内にはたくさんの停留所が表示された地図があり、自分が選択した停留所から停留所までを運んでくれます。
アプリ上の地図を拡大するともっとたくさんの停留所があります
例えばアソークのターミナル21からプロンポンのエムクオーティエまでの移動なら、1人37B、2人で63バーツ、3人で73バーツ、4人82バーツ、5人で98Bバーツ、6人は111バーツと人数が増えるほど割安になります。
そして、最初から値段がわかっているのがとても安心です。
アプリで入力した通りに、ターミナル21の指定の場所↓に迎えに来てくれてエムクオの指定の場所で降ろしてくれるシンプルなシステムです。
指定の場所は写真でも表示されます
MuvMi(ムーブミー)のメリット
子連れの移動でMuvMi(ムーブミー)を使うのに最適な理由がいくつかあるのでご紹介します。
1. 行き先を告げなくてよい
アプリの地図上に表示された停留所から停留所までを運んでくれるサービスなので、運転手さんは全ての停留所の場所を把握しており場所のやりとりは一切不要です。
タクシーの場合、英語が通じる運転手さんだとまだ良いのですが、タイ語オンリーの方だと意思の疎通だけで大変ですし、うまく伝わらず違う道を行ってしまうと金額が加算されプチストレスになることも多々。
タクシー配車アプリのBoltやGrabも、大まかな行先はアプリ上の地図に表示されますが、運転手さんがすべての道を把握されているわけではないのでけっこう道を間違えてしまうことがあります。
その点、運転手がすべての停留所を把握しているMuvMi(ムーブミー)は、ただただボケーっと乗っていられるから楽ちんすぎます。
2. 値段が安い
タクシーやその他の手段よりも値段設定がお安め。
子どもは100cm以下は無料なので小さなお子さんとのお出かけだとさらに安く済みます。
初乗り一人12バーツ(約50円)〜というのが謳い文句でそのようなエリア・区間もありますが、肌感では中央値は一人40バーツかエリアによっては70バーツ台かなと思います。
タクシーの初乗りが35Bなので大人数で乗るときにはタクシーが良い場合もありますが、大人ひとり+子どもでさくっと近距離を乗るにはとってもお得です。
MuvMi(ムーブミー)は6人まで乗ることができ、人数が多いほど利用料が割安になります。
100cm以上の子どもは大人と同じ料金がかかります。
3. 現金不要
乗車する前にアプリ内のMyWalletにお金をチャージすれば、お支払いが簡単中の簡単!
子連れにとってはスキャンだけで先払いできるのはかなり助かるポイントです。
チャージの手順はこちらで解説しています。
4. 乗り降りしやすい
MuvMi(ムーブミー)のトゥクトゥクは車高が低めなので2歳の子でも一人で乗り降りできます。
これも子連れには超絶助かりポイント!
タイのタクシーはドアを開けてもすぐに閉まってくるので、降車時に支払いをしている間に子どもが自分で出ようとドアを開けたがドアが戻ってきて危う足を挟まれそうになるヒヤリハットが多発。
しかもタクシーはドアが歩道に当たらないように少しスペースを開けて停車するから、バイクのすり抜けが来ないかヒヤヒヤ。
その点、ムーブミーなら歩道ギリギリに寄せてくれるし、次女もひとりでぴょんと降りてくれるから安全だなと思います。
5. ベビーカーも畳まずに乗せられる
6人乗りのMuvMi(ムーブーミー)はこのように足元が広々しているので家族4人で乗るくらいであればベビーカーやスクーターも畳まずにそのまま乗せられちゃいます。
本来ムーブミーは相乗りのシステムなので、確実にたくさんの荷物を載せたいときには配車の際に『I want a whole car』を選択して貸し切りで押さえておくのがよいでしょう。
(※とはいえ相乗りになることは稀ですが)
「ペットも荷物もOKだけどその場合は貸切にチェックしてね」と書いているっぽいです。
6. トゥクトゥクがタイっぽくていい
タイ観光と言えば、やっぱりトゥクトゥク!
本物のトゥクトゥクとはデザインや座面の高さが違うけど、風を浴びながら滑走する気持ちよさは健在です。
日本から友達や家族が来たら、タクシーよりもMuvMi(ムーブミー)で移動すると喜んでくれそうだなと思っています。
MuvMi(ムーブーミー)のトゥクトゥクは電気自動車なので排気ガスゼロなのも良い!
7. タクシーよりは早い(気がする)
世界一の渋滞で有名なバンコクでは、移動手段のチョイスはスケジュールを左右する重要事項。
道路上で最速のバイタクには及びませんが、MuvMi(ムーブミー)はトゥクトゥク独特の追い越しや横入りを頻発してどんどん車を追い越してくれるのでタクシーよりは少し早い気がします。
え〜!まじ〜!!と思う運転も、トゥクトゥクらしさかなと。
8. タイのSIMがあれば観光客も使える
MuvMi(ムーブーミー)は携帯電話番号の登録が必要です。
日本の電話番号は使えないので在住者向けかと思いきや、旅行用タイのSIMでも登録ができます♪
トップアップ(入金)は日本のクレジットカードでOKです。
タイに到着しAISやTrueのSIMをゲットされた方は是非登録して使ってみてください。
※入金したお金は返金ができないのでご注意ください
9. エリアがどんどん拡大されている
勢いに乗っているMuvMi(ムーブーミー)はどんどんエリアが拡大・台数が増加しています。
1年前には5エリアだったのが、2022年9月現在ムーブミーが利用できるエリアは以下の11エリア。
- スクンビット(ナナ駅からエカマイ通りの北側一帯・奇数側)
- オンヌット(オンヌット駅・ハビトモール・サンシリバックヤードなど拡大中)
- チュラ・チットロム(ルンピニ公園・日本大使館・シーロム・ラチャテーウィー駅・サイアムパラゴン・サムヤーン・ナショナルスタジアム駅近辺・サラディーン駅・チュラロンコン大学)
- ラッタナコシン(中華街一帯・王宮近辺・タラートノイ・旧市街・インド街・ドゥシットピンクラオ橋を超えたエリアまで)
- シーロム・サトーン(サラディーン駅・センルイ駅・マハナコン・シーロム通り・スラウォン通り)
- ヴィクトリーモニュメント(戦勝記念塔・パヤタイ駅近辺)
- アリ・プラディワット(サナンパオ駅・アリ駅一帯・オートーコー市場・陸運局)
- ラチャダー・ラマ9(ラマ9駅・ジョッドフェア・タイ文化センター・ストリートラチャダー・タイジャパニーズスタジアム)
- バンスー(バンスー駅・オートーコー市場・サパンクワイ駅)
- パーホル・カセット(チャトチャ・ワチラべベンチャタート公園の自転車レンタル屋・セントラルラプラオ・カセサート大学・バンコク現代美術間の反対側も)
- ベーリン・ラサール(バンナーエリア)
ほとんどの観光地が網羅されている+各エリア内の停留所も拡大し続けているからすごいです。
個人的な願望としては今後、
- ジャルンクルン通り
- アイコンサイアム近辺
- ルンピニ駅〜クロントゥーイ方面
- ドゥシットエリア
への拡大を期待&予想しています。
そうなるともはやバンコク内でMuvMi(ムーブーミー)で行けない場所がなくなる!
ちなみに1回あたりの移動はエリア内のみで、エリアを超えての移動はできませんからご注意ください。
アプリのダウンロードはこちら
(但し、Chula、Ariエリアでの利用の場合は30バーツをゲットです)
MuvMi(ムーブーミー)のデメリット
続いてデメリットです
1. サービス対象エリアが限られている
MuvMi(ムーブーミー)は現在11つのサービス対象エリアがありますが、
- エリア外での利用はできない
- エリアを超えた乗車はできない
という決まりがあります。
例えば、セントラルチットロムはLumpiniエリアですがサイアム駅はChulaエリアなので、歩けるほどの距離なのにその間はMuvMi(ムーブーミー)では移動できません。
選択中のエリア以外の停留所は表示されません
距離的には近ても上手く移動できる場所とそうでない場所があるので注意です。
2. 停留所から/までは歩かないといけない
MuvMi(ムーブーミー)は停留所が決まっているので、そこに行くまで/降りてからは歩く必要があります。
サービス対象エリアであればだいたいどこも数十メートルごとに停留所があるのでそんなに困ることはないですが、雨の日の移動はちょっと大変かも。
3. 利用する前にお金をチャージする必要がある
MuvMi(ムーブーミー)の運賃はアプリ内の残額から引かれるシステムなので、乗車前に残額を確かめる必要があります。
残額がない状態では配車リクエストができません。
チャージ方法はこちらで説明しています。
4. チャージしたお金は払い戻しができない
チャージしたお金は払い戻しができません。
5. 渋滞での排気ガスが気になる
MuvMi(ムーブーミー)のトゥクトゥク自体はEV(電気で走る)ので排気ガスが出ないのですが、窓がないので渋滞中は周りの車の排気ガスが気になります。
渋滞しそうな道ではしっかりマスク着用が良いですね。
雨の日は雨除けの透明ビニールをおろしてくれるので横殴りの雨でもない限り大丈夫かと。
大雨の日はビニールで閉め切るので濡れることに関してはほぼ大丈夫ですが、蒸し蒸しして辛いです。
ちょっとわかりづらいけど右側にビニールをしてくれています
6. 事故リスクがある
どのトゥクトゥクにも言えることですが、シートベルトがあると言えど生身で乗っているわけなので、横から車に突っ込まれたりカーブで勢い余って車体ごとコケたりしたら…というリスクは付き物です。
確率は低いとは思いますが、事故が起こった場合、車よりはケガのリスクが高いということは頭に入れて利用しています。
MuvMi(ムーブミー)の利用方法
それではここからMuvmMi(ムーブミー)の利用方法を写真を交えて説明します。
1. アプリに登録する
MuvMi(ムーブミー)はアプリで利用するのでまずはアプリをダウンロードして登録しましょう。
アプリをダウンロード
以下のリンクからMuvMi(ムーブーミー)のアプリをダウンロードしてください。
紹介コードを入れてもらうとお互いに50バーツがもらえるボーナスがあるので是非使ってください♪(※Copyをタップでコピーできます)
4E1D2F
日本のapp store
https://apps.apple.com/jp/app/muvmi/id1410088538
タイのapp store
https://apps.apple.com/th/app/muvmi/id1410088538
アカウント作成
アカウント作成には電話番号が必要です。
アプリ内の表示通りに進めましょう。
紹介コード入力の注意点
50Bのボーナスがもらえる紹介コードの入力方法は以下です。
「Top up Amount」ページに紹介コードを入力しても反映されませんのでご注意ください。
2. アプリ内のMyWalletにチャージする
アプリへお金をチャージする方法です。
①トップページ左上にあるキャラクターのアイコンをタップするとメニューが表示され、
②『My wallet』の+マークをタップすると『Top-up to My Wallet』というページに移ります。
③トップアップとは日本語で言う残高チャージのことなので以下の4つからチャージする方法を選びます。
おそらくほとんどの方の入金方法はQR CodeかCredit/Debit Cardなのでここではその2つの入金方法を説明します。
QR Codeの場合
タイの銀行口座を持っている方はこれが簡単です。
この↓画面でチャージする金額を入力するか選択して『Next』をタップ
②するとQRコードが表示されるので、銀行アプリにあるQRコード支払い画面でこのQRコードを読み取る。
③この画面で完了です。
LINEのQRスキャン機能を使って保存した画像からQRを読み込むか、パソコンなどの別の端末にこのQRコードを送ってから自分の銀行アプリを開いてQRコードを読み取るのかなと思いますが、私はめんどくさいので夫の銀行アプリで読み取って払ってもらっています。
(夫のMuvMiにチャージするときは私の銀行アプリで)
もっとスムーズな方法があるのかもしれませんが、とにかくこのQRコードを銀行アプリで読み取りすれば一瞬でチャージできます。
Credit Cardの場合
①この画面がでますので、チャージしたい金額を直接入力するか選択して『Next』をタップ。
②この画面にクレジットカード情報を入力し『Next』をタップします
(※日本のクレジットカード可)
③確認画面が出てくるので良ければ『Confirm』を押します。
④『Top-up success』の画面になればチャージ完了です♪
2. MuvMi(ムーブーミー)を呼ぶ(配車方法)
アプリ内にお金をチャージし乗車の準備ができたら次はムーブミーを呼んでみましょう。
①アプリを立ち上げるとGPS情報利用の許可を聞かれるので好きなものを選ぶ
※地図上に現在地を示してほしいので私は『このアプリを起動中は許可』
②利用するエリアを選ぶ、もしくは地図を拡大する
▼青い丸がそれぞれのエリアです。ナナ〜エカマイのスクンビットエリアならAsoke-Nanaエリアです。
③乗車したい停留所マークをタップすると以下のような画面になるので『Set as Pick-up(乗車)』『Set as Drop-off(降車)』のどちらかを指定。
▼乗車と降車の2つの停留所をそれぞれ選びます
もしくは、画面の下に出る『From』『To』に直接入力して検索することもできます。
④人数を選び『Choose Payment』をクリック
※100cm以上の子どもは大人扱いです。
⑤距離と人数によって設定された値段が表示されるので『Request a car』をタップ
6人まで乗れて、人数が多いほど割安になります。
⑥配車リクエスト完了!
以下の画面が出れば配車を確定です。
到着までの所要時間が表示されますので待ちましょう。
もし待ち時間に不服だったりピックアップ場所を変更したい際はキャンセルできます。
上記の画面を上にスライドすると「Cancel booking」のボタンが出るので押し、次の画面でキャンセル理由を適当に選んで確定すれば、残高を引かれることなくキャンセルができます。
3. QRコードをスキャンして支払う
ほとんどの場合、表示時間通りにMuvMi(ムーブーミー)が到着します。
※追記:渋滞がひどい時間帯のスクンビットエリアでは大幅に遅れることが増えました。
乗り口や屋根の内側などあちこちにQRコードが貼られているので、アプリ上の『Scan』ボタンを押してカメラをに向けると自動的に支払いが完了します。
これでこちらがやるべきことは全て終わり、あとは目的地までのんびりと座っておくだけ♪
観光気分で車内から街をのんびり眺めましょう♪
補足1:QRコードを読み込んでも支払えない場合
何十回とMuvMi(ムーブーミー)を利用している中で2度だけ支払いがうまくいかないことがありました。
『Wrong car number』だったかそのような表示がされて、あなたの乗る車はこれじゃないですという様なことが知らされました。
その場合は、最初に登録した自分の電話番号の下4桁を伝えると運転手さん側で処理してくれるのでご安心を。
よくあることらしく、運転手さんも慣れた様子でした。
補足2:呼んだMuvMi(ムーブーミー)をキャンセルする場合
もし待ち時間に不服だったり、ピックアップ場所を間違えた際はキャンセルすることができます。
「See your pick up」を押して、以下画面を上にスライドすると「Cancel trip」のボタンが出るのでクリック
次の画面でキャンセル理由を適当に選びSubmitで確定。
残高を引かれることなくキャンセルができます。
補足3:運営に直接連絡する方法
Facebookのメッセンジャーを使って運営に直接連絡を取ることができます。
英語OKで割と早く返事が来るので、何か質問があればFacebookからメッセージを送りましょう。
MuvMi(ムーブーミー)のFacebookページはこちら
MuvMi(ムーブミー)について徹底解説しますまとめ
私が愛用するバンコクでの交通手段ムーブミーについて詳しく解説しました。
利用開始する際には50バーツのボーナスがもらえるこちらのコードを入れてお得に利用してくださいね♪
DFFC0C
アプリのダウンロードは以下のリンクから↓
日本のapp store
https://apps.apple.com/jp/app/muvmi/id1410088538
タイのapp store
https://apps.apple.com/th/app/muvmi/id1410088538
バンコクでの移動をスムーズにするためのお勧め交通手段でした。