タイ入国のための保険に日本にいながら加入しました。手順を解説

 

こんにちは。

 

2021年4月に家族でタイに移住し、バンコクで3歳と6歳の娘を育てているなぽりたんです。

 

現在タイ入国の条件としてコロナ治療をカバーした医療保険への加入というものがあります。

今回の記事では、我が家が加入した

【コロナ禍のタイ入国に必要な医療保険】

について、我が家が日本にいながらどのような手順で加入したかを記録します。

 

タイ生活での病院代・治療費についてはこちらの記事で記録しています。

 

コロナ禍のタイ入国に必要な保険の条件

在日本タイ王国大使館のHPによると、2022年3月現在、タイ入国に必要な書類の一つである保険の書類に関しては以下のような記述があります。

新型コロナウイルス感染症及び関連疾患の治療費を含む医療費を2万米ドル以上補償することを保証する英文医療保険証

現在はほとんどの保険会社がタイ政府の規定に合わせて保険を売り出していますので保険の担当者にタイ政府の規定に合っているかを確認すれば大丈夫だと思います。

すでに海外旅行保険などに加入している場合もタイ政府の規定に合わせた英訳の医療保険証を発行してくれると思うのでに担当者に聞いてください。

私たちは、タイ生活での普段の病院代を補償してくれる保険の加入も検討していたので、ネットで在タイ日本人の保険代理店を探し問い合わせしました。

タイ入国の条件を満たしたコロナ保険は4タイプ

タイ政府の条件を満たす保険を大きく分けるとタイプは4種類。

①コロナ治療のみをカバーした保険
②タイの民間会社の医療保険(コロナ以外の通院・入院を含む)
③日本の民間保険の海外旅行保険(コロナ以外の通院・入院を含む)
④クレジットカード付帯の海外旅行保険

①コロナ治療のみをカバーした保険

タイ入国のコロナ保険の政府オフィシャル的なものがこちら。

https://covid19.tgia.org/

タイ損保協会とタイ生命保険協会がタイ政府の要件に合う保険を作っているとのこと。

私が調べた限りここが最安なので、タイで働く日本人の方々(ワークパミットを持っていてタイの社会保険に加入している人)や日常的な医療費を補償する保険に入るつもりがない人、旅行者はこちらを使っていることが多いようです。

コロナ関係の医療費はカバーされるがその他のケガや病気の通院費は補償適応外です。

②タイの民間会社の医療保険(コロナ以外の通院・入院を含む)

コロナ関連の治療だけをカバーした保険ではなく、風邪やケガなどコロナ以外の通院・入院の治療費もカバーされた保険に加入するのも一つの方法です。

我々移住者は、民間の保険に入らないことには病院代が全て自己負担です。

初めての海外移住生活、しかも常夏の東南アジアとなると、どんな頻度で病院に通うかもわからなかったので初年度はコロナ以外の通院や入院でも補償される保険に入りました。

 

▼タイの民間の保険屋さんについてはこちらでも少し触れています

 

③日本の民間保険の海外旅行保険(コロナ以外の通院・入院を含む)

日本の大手保険会社の海外旅行保険を、月単位・年単位で買うこともできます。

どの保険も保険料は年齢や既往歴によって変わりますが、日本の海外旅行保険が4つのパターンの中で一番高額になる場合が多いようです。

④クレジットカード付帯の海外旅行保険

条件さえ合えば、クレジットカード付帯の海外旅行保険でもタイ入国の条件を満たすようです。

注意事項としては

・2万米ドル以上
・コロナの治療に適応されているか
・日本出国から90日しか保険が効かないので滞在期間をカバーできるか
・「コロナ関連疾病治療費を付保する」ことを明記した英文の証明書を発行してくれるか

などです。

タイランドエリートなど90日以上のビザで入国の場合などはクレカの保険は使えないようですので、

・お持ちのビザの期間と保険適応期間
・補償額合算の可否
・ドル円のレート

などをよくよく確認しましょう。

 

カード会社(保険会社)、在日タイ大使館、航空会社に確認することをお勧めします。

 

タイの民間の医療保険に入る方法

我が家は、普段の通院費も賄える

②タイ民間の医療保険(コロナ以外の通院・入院を含む)

に加入しました。

タイの保険への加入の流れについてを詳しく説明します。

①在タイ日本人の保険代理店の担当さんに連絡する
②必要書類をデータ化して送る
③担当さんから来るレコードや申込書に記入しデータ化して送る
④審査を待つ
⑤保健証書が届くのを待つ

①在タイ日本人の保険代理店の担当さんに連絡する

こちらの記事にも書きましたが、タイの大手保険会社がいくつかありますので、日本語で対応してくれる代理店を探し何件か連絡しました。

各社の補償内容を比較検討した上で保険会社を決め、その後選んだ保険会社の担当者さんとLINE電話で1時間ほど詳しく話してプランを決めました。

申し込みのための書類を待ちます。

・ビザ
・タイの住所
・タイの保証人
などが保険の加入に必要かもしれないので問い合わせてみてください。私はタイの保証人は学校の入学担当者の名前を書かせてもらいました。

②必要書類をデータ化して送る

パスポートなど基本的な書類をスキャン/撮影し、データで送ります。

③担当さんから来るレコードや申込書に記入しデータ化して送る

申し込みの書類がメールが届きます。

たくさんの質問事項があるので大変ですが頑張りましょう!

 

ペンタブがある方は、PDFアプリを使えばプリントアウトせずにデータ上に記入できると思いますが、我が家はプリントアウト→記入→スキャンしたので大変でした。

 

※5歳以下の子どもは母子手帳の翻訳も必要です。

母子手帳翻訳の提出についてはこちらの項目で説明しています。

④審査を待つ

両親と6歳娘は書類提出から数日で審査結果が来ましたが、2歳の娘は3週間ほどかかりました。

 

移住準備は早め早めでいきましょう。特に保険では5歳以下の子は時間がかかります。

 

⑤保健証書が届くのを待つ

タイ入国許可書の申請に必要な保険証書がデータで送られてくるのを待ちます。

待っている間に、隔離ホテルへの問い合わせなどの他の準備を進めました。

全ての移住準備の中で2歳娘の保険が下りるのが一番時間がかかりましたので、コロナ禍のタイ移住に取り掛かる際は保険の問い合わせから始めることをお勧めします。

注意:5歳以下の子どもがいる場合

5歳以下の子どもはこのような条件があります。

・母子手帳英訳が必要
・審査が3週間ほどかかる
・3.5割は実費負担

母子手帳英訳が必要

私が加入した保険では5歳以下の子どもは母子手帳の英訳が必要でした。

翻訳業者や、地域の施設や市役所で翻訳サービスがあるところもあるようです。

▼これは一例ですが、ネットで調べてみると色々出てきます

料金は1万円前後のようなので日程に余裕があれば業者さんに頼んでしまうのも良いですね。

私は超急ぎだったので業者には頼まず、一晩で全ての翻訳をやり終えました!涙

スマホで全てのページの写真を撮る

パソコンに取り込む

Canvaアプリを使って英訳を書き込む(赤文字にしてみました)

何ページかづつPDFファイルにまとめる

担当さんに送る

こんな感じで赤文字が翻訳したものです↓20ページ以上。大変だった!

自力の翻訳でも審査が通ったので、多少間違っていても大丈夫だと思います。

審査が3週間ほどかかる

私が加入した保険会社の担当さん曰く、

出国の2ヶ月くらい前から保険の準備を始めましょう

とのことです。

私たちは1ヶ月前くらいに問い合わせをしてしまったので間に合わない場合に備えて出発日を1週間遅らせることになりました。

5歳以下のお子さんは審査に時間がかかるので早めの問い合わせをオススメします。

 

早めに契約しても保険適応は出発日からです

 

我が家が頼んだ在タイ日本人の保険屋さん

さて、最後に我が家が加入した保険と代理店を紹介しておきます。

加入した保険会社はこちら。

PACIFIC CROSS(パシフィック・クロス)

※私が入国した時点での条件は10万ドル以上のコロナ治療をカバーだったので、現状は条件が変わっていますのでご注意ください

保険料はこちら。↓

我が家は家族4人で1年間の保険料が60万円ほどでした。(歯科は適応外)

左が入院のみ、右が年間上限40,000バーツの通院補償が込みの保険料です。

我が家は初年度は通院も込みの保険に加入しました。

代理店はこの方です。

Insurance110 Thailand 伊奈さん
WFC (BKK) Co.,Ltd.
15, MTower 15/1,  Soi Sukhumvit Soi35, Sukhumvit Rd.,
Klongton-nua, Wattana, Bangkok 10110
-TEL(Thai)- +66 (0)2-662-0800
-Mobile(Thai)-+66(0)88-623-6978
-Email represent@insurance110thai.com

レスポンスの速さがピカイチで、LINE電話で説明頂いた際に遠慮せずにガンガン質問しましたが丁寧に答えて頂きました。

加入するかどうかは後で決めれば良いので、まずは比較材料として各会社の代理店に保険の内容を問い合わせてみると良いかと思います。

 

ちなみにこの方を信用し、後日、別の死亡保険にも加入しました。

 

保険のプランを選ぶ際に、タイ生活での病院代が気になるかと思うので、タイの病院での通院代をこちらの記事に記録しています。

 

コロナ禍での入国に必要な医療保険まとめ

今回は日本にいながらタイの医療保険に加入する方法を説明しました。

コロナ禍のタイ入国の条件は日々変化していますので、常に新しい情報を取り入れる、もしくはこちらから保険業者や大使館問い合わせることが大事だと思います。

大変面倒くさいですが、直接問い合わせるのが一番正確で早いと思うので、ネットやSNS上の噂をあてにせずガンガン電話しちゃいましょう。