こんにちは。
2021年4月に家族でタイ移住しバンコクで子育てしているなぽり@naho.thailandです。
早いもので私のタイ移住生活も1年が経ちました。
【タイ移住の生活費】子連れでバンコクに移住して半年が経ったので生活費を公開しますにも詳しく書きましたが、タイ移住1年目は
「なるべく固定費を落とし、もしもの時に備えよう!」
という気概でやってきましたが、有難いことに特に大きなハプニングがないままにタイ生活に慣れてきたので、2年目は少し大きな部屋に引っ越すことにしました。
タイで初めて住んだ賃貸物件は日系のすずき不動産に仲介してもらいとても良かったののですが、次に引っ越す家は日本人居住区から少し離れているのですずき不動産での取り扱いがなく、Hip Flatで問い合わせたリトアニア人の業者さんにお願いすることになりました。
というわけで今回の記事は、
タイのHip Flatというサイトを使って賃貸を契約した経緯
を記録したいと思います。
※この記事での「エージェント」は賃貸物件の仲介業者のことを指します。
タイの賃貸を探し始めるタイミング
タイの賃貸を探し始めるタイミングは早くても入居の3ヶ月前からが良いそう。
今回我が家は10月入居希望なのに4月に問い合わせて早すぎると言われ、
- 予定よりも早く引っ越すか
- 一度白紙に戻し数ヶ月後に再度問い合わせて空いていればラッキーか
という選択肢でした。
しかし内見した部屋をすごく気に入って10月までキープしてもらいたかったのでオーナーさんと交渉をしてもらい、
- 3年契約するから10月まで待ってほしい
という要望を出しました。すると、
- 9月までなら待てる
というお返事をもらったので我が家も妥協しこの条件で落ち着きました。
一般的には問い合わせから入居までの期間は待ってくれても3ヶ月だそうです。
今回はこちらが提示した契約期間(3年)が長いので5ヶ月待ってくれたようです。
このような条件や要望も全てエージェントが交渉してくれます。
バンコクでの賃貸物件探し・引越しスケジュール
- 問い合わせ→見学
- 他の部屋と並行して2-3回内見
- 契約する物件を決定する
- オーナーとのやりとり開始
- 契約書草案を出してもらう
- 契約書にサイン
- デポジットを振り込み
- 契約内容に基づいて物件の準備が始まる
- 鍵の受け渡し・室内チェック
1. 問い合わせ→見学(4月末)
Hip Flatで見つけた物件に問い合わせをしたのが4月末です。
同時に違うエージェントに4物件ほど問い合わせしましたが、返事がなかった人いるので、最初から問い合わせの候補を多めにピックアップしておくとスムーズかもしれません。
問い合わせの文面を一つ作ったら、コピペで送ればOK
2. いくつかの部屋を並行して2-3回内見
最初から本命であった部屋(借りた部屋)と並行し、候補の部屋を内見しました。
エージェントごとに持っている物件が違うので、別のタイ人エージェントや日系エージェントとも内見をしました。
3. 夫婦で会議をして契約する物件を決定する(5月頭)
夫婦で会議をし、
- 家賃が増えた場合の生活費の試算
- スクールバスが来てくれるかを学校に問い合わせ
- 近くのスーパーや子どもたちが遊べる場所を視察
などを考慮し借りる物件を決定、エージェントに伝えました。
家賃が倍以上になるので会議を重ねましたよ。笑
日本の不動産と同じで「早く決めないと他の人に取られてしまいます」と煽ってくるエージェントもいます。笑
4. オーナーとのやりとり開始(5月頭)
エージェントを通してオーナーと契約のやり取りをし始めたのが5月頭です。
今回、私たちが家探しをするのが早すぎたため、入居までの期間を通常よりも待ってもらいたいという話の落としどころに時間がかかりました。
前回の家選びの際に日系不動産の方に学んだことですが、タイでは借主と貸主は対等か若干オーナー側が立場が強いそうです。
極端にいうと、借りる側が「借りてやる」というよりも、貸す側が「気に入らない人には貸してやらない」という言い分が強いそう。
なのでオーナーとの関係を良好なままで話をつけるためにあまりゴネずに、10月入居は諦めて9月入居で決着しました。
その他にもこちらの要望として
- マットレスやカーテンの年1回のクリーニング
- ベッドシーツの新調
- ダイニングチェアを新調するときにいくつか候補をもらってこちらに選ばせてもらいたい旨
などを伝えてまずは口頭で契約内容を詰めました。
5. 契約書草案を出してもらう(5月中旬)
口頭で話した内容を元に、エージェントが契約書草案(英文)を作成してくれます。
PDFで草案が送られてきますので、グーグル翻訳を使って確認しました。
話した条件が全て盛り込まれているかも確認が必要です。
6. 契約書にサイン(5月中旬)
草案がOKであればいよいよ契約書にサインをします。
一年目に住んだ物件ではオーナーさんと顔を付き合わせて契約を巻きましたが、今回は方法が違い、すでに大家さんのサインがされた契約書をエージェントが家まで持ってきてくれてその場で契約書にサインし、受け取る流れでした。
契約書にはオーナーの身分証明書のコピーなどが添付されているので、どんな人なのかがわかると少し安心しました。
これにて、あっけなく契約完了です!
7. デポジットを振り込み(契約から数日)
契約書に、
借主は迅速にデポジットを支払い、デポジットが支払われ次第、貸主は物件の修理・清掃・新しい家具家電の設置を行う
という旨が書かれていましたので、契約書にサインした数日後にはこちらからオーナーにデポジットの振り込みをしました。
入居まで数ヶ月あったので、ここから暫しの間やりとりもなく時間が過ぎました。
8. 契約内容に基づいて物件の準備が始まる(8月中旬)
入居の1ヶ月前の8月くらいから家具家電の設置などの連絡が始まり、契約書通り入居日までに全てが予定通りに進みました。(とこの時は思っていました)
今回の家の契約内容は
- 家電を新しく設置
- ダイニングチェアを新しく購入の際にこちらに選択肢をもらえる
というものでしたので、家電が設置されるたびに写真が送られてきたり、オーナーが出してくれた3つのチェア案の中から選ばせてもらったりとだんだんと引っ越しが現実的な段階となり楽しみでした♪
デポジットを持って飛ばれないか心配でしたが、詐欺師じゃなくてよかった♪笑
9. 鍵の受け渡し・室内チェック
契約開始日、コンドミニアム現地で鍵の受け渡しと部屋のチェックの立ち合いをしました。(この時点でもオーナーとは顔を合わせたことがありません)
しかしここで問題発生!
契約日までに家の状態を完璧にしてくれていると思っていましたが、不備だらけ!
部屋の掃除が行き届いてなかったり電球が切れていたりヒドいものだったので、クレーム(というか掃除やり直しのお願い)をしました。
引っ越して数日間生活してみると次から次へと不備が見つかり、引越し後1ヶ月ほどはクリーニングや修理の業者が行き来していました。(料金はオーナー負担)
これがコンドミニアムオーナーの当たり外れですね。笑
前の家も新しい家もタイ人オーナーでしたがとてもキッチリしていたので、人によって全然違うことがわかりました。
参考までに不備が見つかった点をメモしておきます。
- 冷蔵庫、ガスコンロ、キッチンの棚の掃除が行き届いていない(埃や油汚れがついたまま
- 一つの棚は某害虫のフンだらけ
- 床やサッシがホコリだらけ
- バスタブの水が出ない
- 電球が切れている箇所が5箇所
- ドアが開閉しづらい・しない箇所がある
- クーラーの故障
- リモコンの故障
- ベッドパッドの買い忘れ
物件自体には満足ですが掃除や手入れの行き届かなさにもやもや。
仕方ないのでその都度エージェントに不備を知らせまくって快適な家に仕上げました。
ラインで念を押したのにこの有様…
さすがにGの糞だらけの棚の写真を送ったら焦ったのか一気に問題点を解決する業者を送り込んでくれました。(先にやっといてよね・・・)
エージェントと一緒にチェックして不備を伝えます
10. 入居月の家賃を振り込み(入居日)
入居早々にその月の家賃を支払いしました。
コンドミニアムの場合、オーナーの銀行口座に直接振り込むことが多いです。
11. TM30提出のための書類をメールで送る(入居日)
タイの決まりとして、外国人に家を貸したオーナーはTM30というものを提出する義務があるそうです。
オーナーの義務ではありますが、こちらの情報が必要なので
- パスポート
- ビザスタンプ
- 最新の入国スタンプ
- 入国時にもらうTM6という半券の両面
の写真をメールでエージェントに送ります。
これは我々の義務である90日レポートに必要になる届け出なので必ず家族分を申請してもらいましょう。
こんな感じでバンコク内での家探しが無事に終了し、新生活が始まりました。
90日レポートに必要な書類なので必ず提出してもらいましょう。
日系不動産を使わずにバンコク内で賃貸物件を借りしました まとめ
日系以外のエージェントを使った家探し、賃貸物件選びについてをまとめました。
総合的にみると、結論、日系不動産業者を使うのがベターです!
とはいえ、無事に契約・入居に至りましたので、今回の我が家のように日系エージェントでは取り扱いがない部屋の場合はHip Flatを使うのはありだと思います。
家賃も下がる物件もあれば日系エージェントと変わらない物件もありますから、一概に日系が高いとも言いきれなさそうです。
何か参考になれば嬉しいです。