こんにちは。タイのバンコクに移住し9歳と5の娘を育てるなぽりです♪
今回の記事では、
- タイ旅行を決める前にベストシーズンを知りたい方
- 予約したはいいけど雨季だと後から知って不安な方
- タイ移住生活の年間の気候を知りたい方
に向けて、バンコクの年間の気候とタイの3つのシーズンごとの楽しみ方ついてを解説します!
今回はバンコクをメインにお伝えします。
ざっくりとした季節の移り変わりはプーケットやチェンマイも同じです。
子連れバンコク旅行をさらに楽しくする情報をまとめました↓
結論から言うと…!
まず結論から言うと、タイの雨季(5月〜10月)にあたる日本のGW〜夏休みの時期も
子連れバンコク旅行は超楽しめます!
理由は、
- 一日中雨が降るわけじゃなく1時間ほどで止むから
- 子連れバンコクはプールがメインになりがちなので雨でも関係ないから
- 暑くてプールに最適な時期だから
- スコールの後の青空は空が綺麗でテンション上がるから
などなど。
子連れの場合、プールで遊ぶことが多いので雨でも関係ないと言うのが大きいです。
雨季真っ只中の7月の午前
後ほど詳しくお伝えしますが、雨(スコール)は1時間ほどで止むし、スコールが降る前には空が暗くなってわかるので、怪しいなと思ったら1時間ほど室内で雨宿りすればやり過ごせます。
ただ、スコールの後はいつもに増して酷い渋滞と冠水が起こるので、夕方からディナータイムにかけてのレストランやお出かけ先選びは注意が必要です。
※だいたい夕方にスコールが来ることが多いです。
バンコクには3つの気候+魔の1ヶ月がある!
ではまず、タイの気候とそれぞれの気候にあったバンコク旅行の過ごし方を説明します。
タイの気候は大きく3つに分かれると、ガイドブックに載っていると思います。
- 乾季(ベストシーズン)
- 暑季
- 雨季
なのですが、ここ補足しておきたいのは、私が「魔の1ヶ月」と呼んでいる時期のこと。
それが、
日本でも黄砂や花粉がひどくなる時期と同時期に、タイでは
- 雨が降らずPM2.5が空気中に舞い続ける
- ラオスやミャンマーからの焼畑の煙
が原因の、公害レベルの酷い大気汚染があります。
年によって酷さが違いますが、2023年はインドのデリーに次いで世界で2番目に空気が汚かったようです。
息をするのも戸惑うくらいに目に見えて空がガスっていて化学の匂いがするので、在住者はほとんど窓を閉め切って家から出ないように気をつけてます。
大気汚染の数値をチェックするアプリもあります
この期間も観光客は普通に来ますが、個人的には呼吸器系がすごく弱い方は2−4月の大気汚染の時期を外す方が良いかも…?!
では、ここからはタイ(バンコク)の3つの季節+大気汚染の1ヶ月をそれぞれ詳しく解説します。
①乾季【11月~2月】:おとなにとってはベストシーズン
【注意点】カラッと涼しく屋外の観光にぴったり。しかしプールは寒くて入れない日が多い
【服装】日本の夏の服装+薄手の羽織は必須・タイ人はセーターを着て冬服を楽しむ季節
【目的】街歩き、屋外の観光、キャンプやトレッキングなどアウトドアが気持ち良い
湿度も気温も低く快適に過ごせる最高の季節なので、屋外の観光や街散策、アウトドアはこの時期がぴったりです。
ただ子連れ旅行の場合、プールに適さない時期だと言う点を注意しましょう。
12月〜1月の朝晩は日本の10月上旬を思い出すくらい肌寒い日もありますから、この時期は基本的にプールに入りません。
太陽が出ていれば子どもたちがちょこっと入る時はありますが、温水プールでもない限り15分が限界。
ずっとプールで遊び続けるのは厳しい気温です。
私の経験上、一般的にベストシーズンと言われる10-2月の乾季よりも、雨季と言われる夏の時期に来た子連れ家族の方がプールを満喫して全体的に楽しい思い出になっている感じがあります。
大人だけの旅行や、お寺やアユタヤをゆっくり歩いて見学したい方、街歩きを楽しみたい方にはこの時期が最適。
歩きやすい靴で街を歩いてぜひローカルの景色も楽しんでもらいたいです。
②暑季【3月下旬~5月中旬】:気温も日差しも暑いタイの夏
【注意点】大気汚染に注意・40℃近くなる日もあるので街歩きは熱中症に注意
【服装】夏の格好+太陽が強すぎるので日傘や帽子やUVパーカーがあると楽
【目的】プールや海が目的ならバッチリな季節
子どもが公園で遊ぶのを嫌がるほどの、一年で一番暑い時期。
蒸し暑さもありますが、それよりも日差しの強さが過酷です。
ほとんど雨が降らないというと聞こえが良い気がしますが、むしろ
雨、降ってほしい!曇って欲しい!空気中の有害物質を雨で洗い流して欲しい!
と願うほどの厳しい太陽光線と大気汚染です。
クーラーが苦手な私もこの2ヶ月間だけはクーラーなしでは寝られない熱帯夜の毎日。
↑日傘・帽子・長袖で日除けしている人がほとんど(5月)
王宮などの日陰が少ない屋外の観光は、小まめにお店に入ってクーラーに当たらないと命の危機を感じるほど。
特に高齢な方にとっては外を歩き続けるは大変なので、
- 車をチャーターして移動を快適にしたり
- クルーズディナーやレストランバスツアーを利用して外に出ずに観光できる工夫をしたり
- ナイトマーケットなど夜に活動してみたり
- 日中、外を歩く際には小まめにお店に入って涼んだり
などで暑気を快適に観光する工夫をしてみてください。
過酷なほどに暑いので、プールやマリンアクティビティには適しており、子ども連れの旅行には良いです。
GWくらいまではギリギリ乾季なので、バンコクからプーケットに足を伸ばして海を楽しむのも◎
【2月〜4月】大気汚染がひどい魔の1ヶ月
↑晴れているのにガスで曇りの様な空(4月20日)
前項でもお伝えした様に、暑季の前半(2-4月)は
- 雨が降らないのでPM2.5が空気中に舞い続ける
- ラオスやミャンマーからの焼畑の煙の影響
で大気汚染が酷い1−2ヶ月間です。
チェンマイなどタイ北部はラオスに近いのでさらに空気が汚く、チェンマイからバンコクに避難するタイ人もいるほどです。
学校では屋外での体育の授業を中止するほど空気に不安がある時期なので、気管支が弱い方やアレルギーのはこの期間を避ける方が良いかも。
我が家の次女も3週間ほど空咳が止まらず、病院に行くと大気汚染が原因だろうと言われました。
この時期はタイの中でも大気汚染が少ないプーケットなどタイの南部に行くのが良いです。
晴れていてもモヤッとしていて遠くまで見渡せない
雨は降らないために空はずっとガスで曇ったままなので、青空にお目にかかれない日も多いです。
雨季のスコールの後の方が青い空を見ることができます
③雨季【6月~10月】:昼は晴れ間も見えるが毎日豪雨も来る
【注意点】豪雨と冠水に注意・9月10月は洪水注意
【服装】日本の夏の様な格好・お店の中は寒いので羽織を持ち歩く人も・子どもの着替えがあると急な雨に濡れても安心
【目的】プール◎、予めスコールを念頭において余裕を持ったスケジュールを
5月からはだんだんとスコールが降る日が増え、6月くらいからは毎日スコールがあります。
6月に入ると気温が落ち着き、窓を開けて夜風で寝るのが気持ち良い季節になります。
タイの雨季は日本の雨と違い、1日に2回ほど、深夜と夕方にそれぞれ1時間程度の大雨(ゲリラ豪雨)が降ります。
大体決まって、
- 深夜〜早朝にスコールが来て
- 朝起きると地面が濡れている&空は曇り
- 午前には青空が見えて昼過ぎまではピーカン照りの快晴になり
- 夕方(早いと3時前〜遅いと7時頃)に風が強くなり雲が覆い空が暗くなり豪雨がやってきて
- それが過ぎれば夜のお出かけ時は雨の心配なし
こんな感じで1日の中でコロコロ天気が変わるので、一日中雨が降り止まないという事はありません。
慣れてくると風の強さや空の色で「そろそろだな〜」と感じることができるので、
- 雨が降る前に帰るか
- 雨をやり過ごしてから帰るか(スコールが来たらカフェやショッピングモールで休憩するつもりで覚悟しておくと良い)
こういう感じで最初から覚悟しておくと、意外に雨季も不便ではないです。
ただ問題なのがスコールの後の冠水。
特に雨季の後半、9月〜10月頭の雨季の終わりには大雨が続き毎日のように冠水し、それに伴い大渋滞が起きますから、ホテルの立地は重要。
なるべく駅近や駅直結を選び、電車で確実に帰れる立地に宿を取ると快適に過ごせます。
雨具は無意味なほどの豪雨(日本のゲリラ豪雨並み)なので、雨具を持っていくどうこうよりも、スコールが始まったらお茶をしながら雨が止むのを待つくらいの気長な気持ちでいることがタイの雨季を快適に過ごすコツです。
個人的な経験上、プールで遊びまくりたい子連れ旅行には雨季も悪くないです。
夏休みにバンコクに遊びに来た家族はプールを満喫して楽しめていますよ。
【写真で解説】雨季のバンコク、実際の空模様
では次に、雨季のバンコクの実際の空の1日の流れの実際の写真を見てもらいましょう。
これは雨季真っ只中の7月のある日のお昼12時。
暑すぎるほどの快晴です。
そして同じ日の18:30、家の外で遊んでいるとスコールが来て、びしょ濡れになって遊ぶ娘。
タイの子どもはスコールでも外で遊ぶので、娘も一緒に遊びます。
このように雨季といっても日本の梅雨のように一日中ずっと雨なのではなく、日中は大体快晴で夕方のスコールが来た時だけ大雨が降り、そのあとはまた晴れます。
これも7月のある日、12時頃は快晴。
この後、公園で遊んでいたら16:30頃に空が暗くなったので近くのカフェに避難。
下の写真は、カフェで大雨をやり過ごしている時の写真です。
空が暗くなったらじきに雨が降るので、サクッとカフェやショッピングモールに入ってしまいましょう。
これは8月の昼間。
この後、とあるお店に行ったのですが、夕方4時頃に大雨が降ってお店のブレーカーが落ち、
「今日は電力の復旧が無理だからまた改めて来週来て」
と言わるレベルのスコールでした。笑
でも30分ほどお店で休ませてもらったら雨は止み、歩いて帰ることができました。
こんな感じでほとんど毎日がこのリズムです。
スコールの時間帯は基本的に夕方16時〜18時頃です。
なので午後(夕方)は予定を詰め込みすぎず、スコールが来たら雨宿りするつもりで臨機応変に対応する覚悟をしていれば大丈夫。
もちろん例外もあって、お昼にスコールが来る日もあるし、雨が数時間降り続けて
「今日は日本の梅雨みたいだったね」
みたいな話題になる日も年に何度かはあります。
雨季の注意点
雨季のタイ旅行を快適に過ごすための注意点を解説します。
なるべく電車移動できるホテルを選ぶ
スコールの後は車の渋滞がひどいのでタクシーでの移動は考えない方が良いです。
また道が川のようになる日も多々あります。
なので、雨季のバンコク旅行で選ぶホテルは駅直結がベスト!
時間に余裕を持って予約を入れる
ディナーの予約時刻に注意です。
毎日3−6時頃にスコールが来ることが多いので、
- ディナーに向かっている途中にスコールが来て雨宿りする羽目になったり
- 冠水して超渋滞になったり
もするので、夕方のスケージュールは余裕を持たせた方が無難。
予約をした場合は早めにレストランの近くに行っておくか、なるべく駅から近いレストランが安心です。
タイの中でもサムイ島は季節が反対
どうしても雨が嫌!でも夏休みにタイに行きたい!という方は、サムイ島がオススメ。
サムイ島はバンコクやプーケットとは季節がずれている(反対)なので、バンコクやプーケットが雨季の時期はサムイ島は乾季です。
サムイ島の雨季は10月〜1月で、特に10月〜11月に豪雨になる日が多いそう。
なのでバンコクの雨季(5〜10月)にタイ旅行をする場合、プーケットではなくサムイを選んでみると良いかもしれません。
サムイ島の季節
- 乾季【2〜9月】:特に3〜5月がベストシーズン
- 雨季【10月〜1月】
【結論】タイ(バンコク)の雨季の旅行は楽しめるのか?
私のところにもよくもらう質問が、
雨季でもタイ旅行は楽しめますか?
という質問。
結論、ポイントを押さえれば雨季のバンコクも十分に楽しめます。
一日中雨が降り続ける事は滅多にないので、基本的には日中は観光ができます。
「スコールが来たらカフェやショッピングモールで雨宿り」
というのを心がけておいて、
- スコールの間に気になるカフェに寄る
- ショッピングモールでお土産を買う時間に充てる
- レストランバスツアーなど雨に影響されない観光方法を選ぶ
- 早めにホテルに帰ってゆっくり過ごす
- あえて雨の中をプールで遊ぶ(うちの娘たちはこれ)
- 予約時間が決まっているなら確実に到着できるように電車での移動を心がける
- 冠水と渋滞を見越して駅直結のホテルを選ぶ
- ディナーは駅直結の場所にするor余裕を持ってレストランに移動しておく
など、余裕のスケージュールと工夫でスコールの時間もゆっくり有意義に過ごしましょう。
スコールは30分〜1時間ほどで止むので大丈夫!
とはいえ、確かにスコールが来ることで1時間半ほど移動や観光がストップするので(雨が降ると渋滞でタクシーもつかまりづらい)、1日中フルで予定を入れまくってガツガツと移動して観光したい方にとっては、雨季を避ける方が良いかもしれません。
【タイ旅行】ベストシーズンはいつ?タイの雨季ってどんな?気候についてまとめますまとめ
バンコクの年間の季節感と、雨季でも楽しめるポイントをまとめました。
- 雨季でも毎日晴れ間が見えるので日中は観光もできること
- スコールが来たら移動は諦めて1時間ほど雨宿りをすると良いこと
- 午後の雨を想定しておけば雨季もそこまで苦じゃないこと
- 雨や日差しに左右されないレストランバスツアーなどを利用するのもアリなこと
- スコールよりも降り終わった後の浸水と交通渋滞が厄介なこと
- バンコクの雨季はサムイ島は乾季なので候補に入れてみると良いこと
- 暑季は雨の心配はないが熱中症レベルで暑いのでお寺巡りは命がけなこと
- 2-4月の大気汚染にも注意なこと
- 乾季は過ごしやすいがプールに入るには寒すぎるからむしろ子連れ旅行には雨季の方が良いこと
などを知って、参考にしてもらえたらと思います。
ではでは、楽しいバンコク旅行を♡
子連れ旅行の方はこちらも併せて読んでみてください♪